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VILTROX AF 13mm F1.4 STM レンズレビューVol.6 周辺減光・逆光編

「VILTROX AF 13mm F1.4 STM」のレビュー第六弾 周辺減光・逆光編を公開。大口径の広角レンズとしては軽微な周辺減光で、逆光耐性もまずまず良好。

簡易的なまとめ

周辺減光が無いわけでは無いものの、「13mm F1.4」のパラメータを考慮すると良く抑えられています。もちろん、フラットな背景では光量低下が目立つため、状況によって補正の必要が発生します。補正時に若干のノイズ増が予想されるものの、一部の(周辺減光が強烈な)コンパクトな広角レンズと比べると影響は軽微。
逆光耐性はまずまず良好。「強い」とまで断言はできませんが、中国レンズメーカーとしては健闘しています。光条も綺麗で使い勝手が良い。

Although vignetting is not completely eliminated, it is well controlled when you consider the parameters of the “13mm F1.4”. Of course, vignetting is more noticeable with a flat background, so you may need to make corrections depending on the situation. Although some noise is expected when making corrections, the impact is minimal compared to some compact wide-angle lenses (with intense vignetting).
The lens is reasonably good at handling backlighting. It's not quite as good as the “strong” category, but it's a good effort for a Chinese lens manufacturer. The bokeh is also beautiful and easy to use.

VILTROX AF 13mm F1.4 STMのレビュー一覧

周辺減光

周辺減光とは?

フレーム周辺部で発生する不自然な光量落ち。
中央領域と比べて光量が少なく、フレーム四隅で露出不足となります。主に大口径レンズや広角レンズで強めの減光が発生。

ソフトウェアで簡単に補正できる現象ですが、露出不足を後処理の補正(増感)でカバーするため、ノイズ発生の原因となる点には注意が必要。特に夜景や星空の撮影などで高感度を使う場合はノイズが強く現れる可能性あり。

最短撮影距離

影響が無いわけでは無いものの、13mmのF1.4としては良く抑えられているようにも見えます。

無限遠

最短撮影距離と同程度。大きな問題はありません。

逆光耐性・光条

中央

中国レンズメーカーは逆光耐性が課題となることが多い。VILTROXも初期のAPS-Cレンズはフレアが発生しやすかった。しかし、このレンズは絞りによらず、フレアは良く抑えられています。ただし、レンズ間の反射と思われるゴーストが複数発生しています。

光源をフレーム隅に移動しても良好な結果。絞ると主張の強い光条が発生する場合があります。

光条

F5.6付近からシャープな描写。低価格のレンズとしてはとても綺麗。回折の影響とバランスを取ることが出来る範囲内で良好な結果を得ることができます。F11以降はバランスが崩れ、見栄えが悪くなっています。

まとめ

周辺減光が無いわけでは無いものの、「13mm F1.4」のパラメータを考慮すると良く抑えられています。もちろん、フラットな背景では光量低下が目立つため、状況によって補正の必要が発生します。補正時に若干のノイズ増が予想されるものの、一部の(周辺減光が強烈な)コンパクトな広角レンズと比べると影響は軽微。

逆光耐性はまずまず良好。「強い」とまで断言はできませんが、中国レンズメーカーとしては健闘しています。光条も綺麗で使い勝手が良い。

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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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