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PERGEAR 12mm F2 交換レンズデータベース

このページでは「PERGEAR 12mm F2」に関する情報を収集しています。

データベース

最新情報

  • 2020-11-13:国内でもAmazonにて取り扱い開始を確認。
  • 2020-11-12:「PERGEAR 12mm F2」が正式発表されたので専用の情報収集ページを作成しました。ソニーE・富士X・ニコンZ・MFTマウントに対応し、165.99ドルで公式ウェブサイトでの販売を確認。

参考サイト

購入早見表

レンズデータ

レンズ仕様

Type:12mm F2
Lens construction: 12 elements in 9 groups
Focal length: f=12mm
35mm format equivalent: (18mm(Sony)18(Fuji)19(M4/3) 18(Nikon Z Mount)
Angle of view: 97°
Max. aperture: F2
Min. aperture: F22
Number of of blades : 10(rounded diaphragm opening)
Focus range: Approx. 20cm/0.66ft - ∞
External dimensions: ø66mm x59.5mm
Weight (excluding caps and hoods): Approx. 300g

MTFチャート

レンズ構成図

関連レンズ

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海外の評価

Radojuva

Radojuva:Обзор PERGEAR 12mm 1:2 HD.FMC

レンズの紹介:

  • 複数のマウントに対応したAPS-C用広角レンズだ。今回はソニーEマウント用をレビューしているが、他にニコンZ、富士フイルムX、マイクロフォーサーズに対応している。なぜかキヤノンEF-Mマウントは存在しない。
  • このレンズは手ごろな価格の超広角レンズである。開放F値がF2と明るい点で興味深い。
  • 主な仕様:
    ・金属外装
    ・電子接点なし
    ・APS-C用
    ・フィルター径:62mm
    ・絞り羽根:10枚
    ・絞り:F2?F22
    ・最短撮影距離:0.18m
    ・最大撮影倍率:1:14
    ・重量:300g
    ・レンズ構成:9群12枚(2枚の非球面・2枚の高屈折レンズ)
    ・中国製

ビルドクオリティ:

  • 12mmとしては一般的なF2.8よりも明るい「F2」のレンズである。
  • 箱には前後のキャップに加えて金属製フードが付属する。
  • 説明書はレンズに含まれていない。
  • 全体的にレンズは良好な作りだ。総金属製である。
  • 興味深いデザインだが、少し不格好だ。フォーカスリングには3本のネジがあり、外観を損なっている。
  • 絞りリングはフォーカスリングと異なる奇妙なデザインだ。
  • 62mmのフィルター径は超広角レンズとしては小さめである。
  • レンズフードはねじ込み式だ。
  • フォーカシングで全長が2~3mm伸びる。
  • レンズの画角は12mmよりも狭く、13mmに近い。例えばサムヤン「12mm F2」は明らかに広い画角をカバーしている。

携帯性:

  • 300gの重量がある。
  • とてもコンパクトなレンズである。

操作性:

  • 絞りリングは誤操作を防ぐには十分タイトだ。
  • 絞りリングにクリックは無い。このため、動画撮影に適している。
  • 金属製フォーカスリングはあまり幅広くないがリブ付きだ。滑らかで指一本での操作が可能である。
  • フォーカスリングは120度の角度で最短撮影距離から無限遠まで移動する。
  • リングにはピント距離と被写界深度の表示がある。
  • 絞り値の表示にはF5.6・F11が無い。

オートフォーカス:

  • 記載なし。

マニュアルフォーカス:

  • 僅かなブリージングが発生する。最短撮影距離で画角が小さくなる。
  • 無限遠にはオーバーインフがある。

手ぶれ補正:

  • 記載なし。

解像性能:

  • F2から中央は良好なシャープネスである。
  • F2.8以降で優れた中央シャープネスとなる。
  • F2では周辺や四隅のシャープネスが大きく低下する。
  • F11?F22で周辺や四隅が改善するものの、回折の影響が見られる。
  • コントラストは良好だ。

像面湾曲:

  • 像面湾曲の影響が見られ、フラットな被写体をパンフォーカスで撮影するのが難しい。
  • F11まで絞ると問題なくなる。

ボケ:

  • 非球面レンズによる玉ねぎボケが見られる。

色収差:

  • 中央は良好に補正されている。
  • 隅では顕著な色収差が見られる。

球面収差:

  • フォーカスシフトは見られない。

歪曲収差:

  • わずかな樽型である。

周辺減光:

  • F2で目に付く光量落ちが発生する。
  • ピント距離で光量落ちは変化しない。
  • F5.6以降で光量落ちが大きく改善する。

コマ収差:

  • 影響は少ない。

逆光耐性:

  • F11?F22まで絞ると美しい光条が発生する。
  • 明るい光源では多種多様なフレアが発生する可能性がある。

総評

手ごろな価格のAPS-C広角単焦点だ。中央はF2から実用的なシャープネスを備え、円形フィルターが使える点でとても満足のいくレンズとなる。しかし、低価格の代償としていくつか大きな問題がある。より高性能な12mmが必要な場合は、高価だがサムヤン「12mm F2.0 NCS CS」を選ぶと良いだろう。

  • 長所
    ・低価格
    ・大口径
    ・金属外装
    ・小型
    ・滑らかなフォーカスリングと絞りリング
    ・ピント距離と被写界深度表示
    ・非球面レンズ2枚
    ・10枚絞り
    ・低歪曲
    ・F2から良好なシャープネス
  • 短所
    ・電子接点なし
    ・実際の焦点距離は13mmに近い
    ・ねじ込み式レンズフード
    ・非常に簡素化された箱や付属品
    ・歪曲や光量落ちの補正データが無い
    ・一般的な現像ソフトに対応プロファイルなし
    ・F2で周辺や隅の画質が低い
    ・大きな像面湾曲
    ・逆光耐性

Sony Alpha Blog

Sony Alpha Blog:Pergear 12mm F2

  • レンズの紹介
    ・重量:298g
    ・価格:166ドル
    ・全長:52mm
    ・フィルター:62mm
    ・絞り:10枚羽根
    ・最短撮影距離:18cm
    ・レンズフード脱着可能
    ・レンズポーチ付属
  • ビルドクオリティ
    ・絞りリングとフォーカスリングを操作するフルマニュアルレンズだ。
    ・カメラボディにレンズの情報は記録されない。
    ・レンズは金属製でビルドクオリティは良好だ。
  • 携帯性
  • 操作性
    ・フォーカスリングは滑らかに回転する。18cmから1mのピント距離は幅広く、F2でも良好なフォーカシングが可能だ。
    ・絞りリングは掴みやすい形状だが、F5.6とF11の絞り値が表示されていない。
  • オートフォーカス
    ・記載なし。
  • マニュアルフォーカス
    ・記載なし。
  • 手ぶれ補正
    ・記載なし。
  • 解像性能
    ・2400万画素のα6000でテストした。
    ・中央は絞り開放で既にとても良好だ。F4で優れた結果を得ることができる。
    ・四隅ははるかに悪く、ピークを得るにはF5.6付近まで絞る必要がある。
    ・大部分の場合、接写時はF2で背景をぼかし、F5.6まで絞って無限遠で撮影することになるだろう。
  • 像面湾曲
    ・強い像面湾曲の影響が見られる。
  • ボケ
    ・広角レンズとしてはとても良好な玉ボケだ。
    ・後ボケはとても柔らかく素敵な描写だ。
    ・発色はとても良好である。
  • 色収差
    ・少ない。
  • 球面収差
    ・記載なし。
  • 歪曲収差
    ・非常に小さい。
  • 周辺減光
    ・F2で目に付くが、F4で改善する。
  • コマ収差
    ・記載なし。
  • 逆光耐性
    ・良好だ。
    ・F16まで絞ると素敵な光条を得られる。
  • 動画
    ・とても優れたシャープネスと優れた色を備え、クリックレスの絞りリングが役に立つ。
  • 競合レンズと比べて
    ・中央は非常に良好だが、四隅はあまり良くない。Meikeや7Artisansと同等だ。
    ・サムヤンやツアイスの12mmは1グレード高い四隅のシャープネスを得られる。
    ・後ボケはツアイスと並んで最高だ。
    ・玉ボケは最高の描写だ。
    ・発色はツアイスやサムヤンと同等である。
    ・歪曲収差はサムヤンと同じく最高だ。ツアイスは自動補正を利用する。
    ・周辺減光はサムヤンに次いで2番目に優秀だ。
    ・色収差や逆光耐性はサムヤンとツアイスが優れている。
    ・AFに対応するのはツアイスだけだ。
    ・低価格レンズの中ではPERGEARが最高だ。Meikeや7Artisansと同じシャープネスだが、色やボケ、エルゴノミクスが優れている。
    ・2倍の価格でサムヤンを購入可能だ。このレンズは四隅のシャープネスがより良好である。
    ・価格が問題とならない場合はツアイスがベストな選択肢となる。
  • 作例集

総評

良好なマニュアルフォーカスレンズだ。非常に良好な中央シャープネスや後ボケ、そして発色を得られる。色収差や歪曲収差、フレアの影響が少なく、光学性能はとても良好である。主な欠点は四隅のシャープネスだが、大部分の撮影シーンでは問題とならない。

手ごろな価格の12mmレンズの中ではバランスの取れた一本だ。サムヤンはシャープネスが少し良好だが、ボケが悪化する。ツアイスは最高の選択肢だが、価格はこのレンズの6倍だ。

このレンズは価格を考慮すると非常に良好である。

長所:良好な中央シャープネス・とても良好な後ボケ・とても良好な色・とても良好な玉ボケ・クリックレスの絞りリング・手ごろな価格・フィルター装着可能・小型軽量・良好なビルドクオリティ・逆光耐性・低色収差・低歪曲収差

平凡:中程度の周辺減光

短所:F5.6より明るい場合の四隅シャープネス・強い像面湾曲

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