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VILTROX AF 40mm F2.5 レンズレビューVol.6 周辺減光・逆光編

「VILTROX AF 40mm F2.5」のレビュー第六弾 周辺減光・逆光編を公開。Z 40mm F2と同じく無限遠側の周辺減光が目立つものの、逆光耐性は良好で、絞った際の光条は綺麗でした。

簡易的なまとめ

Z 40mm F2と同じく、無限遠側の周辺減光が弱点。カメラ側の補正を活用したり、アスペクト比で四隅をトリミングしたりすることで問題を回避することは可能。絞ることで光学的に回避することもできるため、過度に心配する必要はありません。

Like the Z 40mm F2, the weakness is the vignetting at infinity. It is possible to avoid the problem by using the camera's correction function or by cropping the four corners using the aspect ratio. There is no need to worry excessively, as it is also possible to avoid it optically by stopping down the aperture.

VILTROX AF 40mm F2.5のレビュー一覧

周辺減光

周辺減光とは?

フレーム周辺部で発生する不自然な光量落ち。
中央領域と比べて光量が少なく、フレーム四隅で露出不足となります。主に大口径レンズや広角レンズで強めの減光が発生。

ソフトウェアで簡単に補正できる現象ですが、露出不足を後処理の補正(増感)でカバーするため、ノイズ発生の原因となる点には注意が必要。特に夜景や星空の撮影などで高感度を使う場合はノイズが強く現れる可能性あり。

最短撮影距離

F2.5の絞り開放で周辺部に僅かな影響あり。F4まで絞るとほぼ解消しますが、周辺部に穏やかな減光効果が残ります。

無限遠

最短撮影距離とは打って変わって強めの減光効果が発生。状況によっては非常に目立つため、カメラ側ヴィネッティング補正が必須。F4まで絞っても光学的に減光が残っています。解消するにはF5.6まで絞る必要があります。

逆光耐性・光条

中央

シンプルな光学系のためかゴーストは少なめ。フレアの影響も良く抑えられており、強い光源を正面から受けてもフレア・ゴーストの影響は僅か。絞っても良く抑えられています。

光源を隅に移動した場合、絞り開放付近で影響はほとんどありません。絞ると筋状に伸びるゴーストが発生しますが、フレームを少しずらすと回避可能。

光条

F8付近までは分散するタイプの描写ですが、F11以降は先細りするシャープな光条。低価格のレンズとしては良好に見えます。

まとめ

Z 40mm F2と同じく、無限遠側の周辺減光が弱点。カメラ側の補正を活用したり、アスペクト比で四隅をトリミングしたりすることで問題を回避することは可能。絞ることで光学的に回避することもできるため、過度に心配する必要はありません。逆光時のフレアやゴーストは良く抑えられています。コーティングが欠点と感じる中国レンズメーカーが多い中で、きちんとしたパフォーマンス。付属のレンズフードが浅底で頼りないですが、実写で大きな問題に遭遇することはありませんでした。

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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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