FUJIFILMレンズ FUJIFILM関連の情報 カメラ レンズ 機材の噂情報・速報 機材レビュー 管理人レビュー

XF23mmF2.8 R WR レンズレビューVol.3 遠景解像編

「XF23mmF2.8 R WR」のレビュー第三弾 遠景解像編を公開。F2.8からフレーム全域でシャープな結果が得られるレンズでした。

簡易的なまとめ

近距離解像チャートのテスト結果と同じく、F2.8の絞り開放から全体的にシャープな結果が得られるレンズです。ピントの合う範囲であればF2.8から絞る必要がありません。絞ったとしても伸びしろがほとんどありません。

解像性能に関して言えば、欠点は特にありません。

Similar to the results from the close-up resolution chart test, this lens delivers sharp results overall starting from its maximum aperture of F2.8. There's no need to stop down from F2.8 within the in-focus range. Even when stopped down, there's little room for improvement.

Regarding resolution performance, there are no particular shortcomings.

XF23mmF2.8 R WRのレビュー一覧

遠景解像力

テスト環境

  • 撮影日:2025.08.29 晴れ 微風
  • カメラ:FUJIFILM X-E5
  • 三脚:SIRUI AM324
  • 雲台:アルカスイスZ1+
  • 露出:ISO 125 絞り優先AE
  • RAW:Adobe Lightroom Classic
    ・シャープネスオフ
    ・ノイズリダクションオフ
    ・レンズ補正オフ

中央

絞り開放からシャープであり、絞っても大きな変化はありません。

周辺

中央と同じくF2.8から非常に良好。絞りによる画質の変化はほとんどありません。

四隅

周辺減光が目立つ、という以外はF2.8から良好。絞っても特に大きな変化はありません。周辺減光を後処理で補正する前提ならば、問題は特にありません。

像面湾曲

像面湾曲とは?

ピント面が分かりやすいように加工しています。

中央から四隅かけて、ピントが合う撮影距離が異なることを指しています。例えば、1mの撮影距離において、中央にピントが合っていたとしてもフレームの端では1mの前後に移動している場合に像面湾曲の可能性あり。

最近のレンズで目立つ像面湾曲を残したレンズは少ないものの、近距離では収差が増大して目立つ場合があります。と言っても、近距離でフラット平面の被写体を撮影する機会は少ないと思われ、像面湾曲が残っていたとしても心配する必要はありません。

ただし、無限遠でも影響がある場合は注意が必要。風景など、パンフォーカスを狙いたい場合に、意図せずピンボケが発生してしまう可能性あり。この収差は改善する方法が無いため、F値を大きくして被写界深度を広げるしか問題の回避手段がありません。

参考:ニコン 収差とは

実写で確認

ピント位置に関わらず、優れた結果が得られているように見えます、

まとめ

良かったところ

ポイント

  • 中央はF2.8から良好
  • 周辺はF2.8から良好
  • 隅はF2.8から良好
  • 像面湾曲の影響なし

近距離解像チャートのテスト結果と同じく、F2.8の絞り開放から全体的にシャープな結果が得られるレンズです。隅まで画質の乱れがほとんどなく、ピントの合う範囲であればF2.8から絞る必要性を感じない写り。

悪かったところ

ポイント

  • 特になし

解像性能に関して言えば、欠点は特にありません。

購入早見表

このような記事を書くのは時間がかかるし、お金もかかります。もしこの記事が役に立ち、レンズの購入を決めたのであれば、アフィリエイトリンクの使用をご検討ください。これは今後のコンテンツ制作の助けになります。

XF23mmF2.8 R WR
楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo

作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

関連レンズ

関連記事

-FUJIFILMレンズ, FUJIFILM関連の情報, カメラ, レンズ, 機材の噂情報・速報, 機材レビュー, 管理人レビュー
-, ,