このページでは一眼カメラ用交換レンズ「VILTROX PFU RBMH 20mm F1.8 ASPH」の情報を収集しています。
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更新履歴
- 2019-07-23:NikoneyeがニコンZマウント用のスペックを掲載しています。どうやらZマウント版のリリースが近づいているようですね。
- 2019-06-21:Viltroxの国内取り扱いが始まったので「VILTROX PFU RBMH 20mm F1.8 ASPH」専用ページを作成しました。ソニーEマウントのMFレンズが存在します。
レンズデータ
参考サイト
- 公式
- Lenstip
(抄訳記事) - Optical Limits
(抄訳記事)
購入早見表
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VILTROX PFU RBMH 20mm F1.8 ASPH Nikon Z | |||
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レンズデータ
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VILTROX PFU RBMH 20mm F1.8 ASPH関連記事
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- VILTROX PFU RBMH 20mm F1.8 ASPHは陣笠状歪曲が厄介だが高解像のレンズ【海外の評価】
- VILTROX PFU RBMH 20mm F1.8 ASPHは全体的に良好だが四隅の解像性能に注意【海外の評価】
- VILTROX PFU RBMH 20mm F1.8 ASPH 交換レンズデータベース
海外の評価
Optical Limits
Viltrox PFU RBMH 20mm f/1.8 ASPH (Sony FE) - Test Report / Review
- 残念ながら電子接点の無いフルマニュアルレンズだ。しかしながら、20mmのレンズでは大きな問題とならないだろう。
- 絞りリングは無段階操作である。
- 外装は硬い金属の塊から削り出したような質感だ。重量は775gである。
- フォーカスリングと絞りリングはとても滑らかに動作する。インナーフォーカスのためレンズの全長は一定だ。
- 出目金レンズのため、そのままでは円形フィルターを取り付けることが出来ない。しかし、82mmフィルターアダプターを装着することで対応可能である。プラスチック製の花形レンズフードも同梱している。どちらもレンズ本体と比べると作りが安っぽい。
- 歪曲収差は僅かな陣笠状歪曲だ。超広角レンズと考えると見事な補正状態であり、カメラ側の自動補正を必要としていない。
- 周辺減光はF1.8で-2.4EVと並の減光効果が発生する。この現象を補正するためには後処理の必要がある。絞ると改善するが、-1.6EVと高い数値の減光が残る。
- 解像特性は良好だが欠点が無いわけでは無い。
・絞り開放から中央は優れており、中央周辺も非常に良好だ。しかし、フレーム端はソフトである。
・F2.8まで絞るとクオリティは大幅に改善する。四隅まで良好なパフォーマンスだ。
・F4~F5.6でベストな結果を得ることができ、四隅でも非常に良好だ。 - 像面湾曲は小さく、テストした個体の偏心性能は良好だ。
- 倍率色収差は四隅で目に付く。
- 非球面レンズを使っているにもかからず、玉ボケはとても滑らかだ。14枚もの絞り羽根を持つのでF2.8まで絞っても完璧な円形を維持している。
- 実写でもボケはとても優れている。
- 20mmの競合レンズは多いが、今のところソニー純正レンズは存在しない。トキナーは少し良好だが、とても高価なレンズである。タムロンはより安価だが、F2.8と非常に暗いレンズだ。明るさが必要無い場合は良い選択肢となるかもしれない。
絞り開放から中央解像は良好だが、フレーム端はとてもソフトである。浅い被写界深度を目的とする場合は問題とならないが、天体撮影では理想的なレンズと言えない。ただし、絞ると画質はとても改善し、本当に良好だ。
倍率色収差は低く、歪曲も心配ない。このクラスとしてはボケが非常に良好である。
金属鏡筒の外装に滑らかなフォーカスリングや絞りリングを備えている。それに82mmのフィルターアダプターは賢いアプローチだ。ビルドクオリティはとても優れているが、防塵防滴非対応・無段階絞りリング・電子接点無しと言った点には注意が必要である。
非常に手頃な価格で大口径の広角レンズと考えると激安レンズだ。
Optical Limits:Viltrox PFU RBMH 20mm f/1.8 ASPH (Sony FE) - Test Report / Review
Lenstip
四隅は低解像だが良好な性能
- 20?21mm F1.8~2.0のレンズとしてはシンプルな光学設計だが、レンズサイズはとても大きい。また、最も大きいフィルター径を持ち、最も多い絞り羽根の枚数を誇っている。
- 金属製レンズマウントの内側は艶消しされ上手く黒塗りされている。
- 鏡筒は完全な金属製だ。
- 絞りリングには「F1.8-F2.8-F4-F5.6-F8-F11-F16」が表示されている。さらに便利な被写界深度表示も存在する。
- 22mm幅のフォーカスリングは回転角が150度と適切な角度だ。しかし、フォーカスリングの抵抗感は近接側に向かうと強くなり、無限遠側に向かうと強く無くなる。
- レンズフードの他に82mmフィルターアダプターが付属する。
- 解像度:
・α7R IIのRAWを元にしている。
・良像の基準値は39?41lpmmだ。
・最高の単焦点レンズで70lpmmを超える。今のところ、トキナーFiRiN 20mm F2の72.6lpmmやアポランター65mm F2の78.5lpmmがレコードホルダーだ。
・中央は開放から40lpmmを超える肯定的な結果だ。絞ると急速に改善し、F4で68.3lpmmに達する。
・しかしながらAPS-C隅やフルサイズ隅の絞り開放は全く実用的な画質では無い。少なくともF2.8まで絞る必要があるだろう。フルサイズ四隅ならF3.5までは絞りたい。
・直接のライバルとなるFiRiN 20mm F2はAPS-C領域やフルサイズ四隅でより高解像となる。 - 軸上色収差は絞り開放でもほとんど目に付かない。
- 倍率色収差も絞り値全域でとても低い数値だ。より高価なFiRiNよりも少し優れた結果である。
- 球面収差の補正は完璧とは言えないが、問題は無いだろう。
- 歪曲収差はAPS-C領域で-1.40%と穏やかな樽型、フルサイズでは-1.06%だ。フルサイズで収差が小さくなっているのは陣笠状歪曲が起因している。FiRiN 20mmはより大きな歪曲収差だ。
- コマ収差の影響は大きく、さらに左右で点光源の変形度合いが異なる。
- 上記のような理由もあり、非点収差の平均値は28%と非常に高い。絞り開放付近の解像性能に影響を与えている理由と言えるだろう。この点でFiRiN 20mm F2の非点収差はわずか2.4%だ。
- 超広角としては非常に良好なボケ質だ。内部に非球面レンズがあったとしても、玉ねぎボケの問題は全くない。玉ボケはとても滑らかだ。
- 周辺減光はフルサイズ四隅で最大-2.38EVだ。これはFiRiNよりも良好な結果である。興味深いことに絞っても周辺減光はあまり改善しない。
- Viltroxの設計者は逆光耐性において自社のコーティングが弱点となることを把握していたのだろう。レンズ構成や鏡筒の形状、そして反射防止塗装を施して非の打ち所がないパフォーマンスだ。
長所:良好な金属鏡筒・とても良好な中央画質・軸上色収差の問題が無い・無視できる倍率色収差・穏やかな歪曲収差・僅かな周辺減光(APS-C)・とても素晴らしいボケ・良好なコストパフォーマンス
短所:絞り開放におけるフルサイズ四隅の画質・非常に目立つ周辺減光・目に付くコマ収差・顕著な非点収差
Viltroxはレンズ市場における新しいプレーヤーだ。レンズラインアップの隙間を埋め、市場競争をより激しくしてくれる。このレンズは手ごろな価格設定で良好な作りだ。今後のさらなる発展を祈る。
Sony Alpha Blog
四隅の解像性能に注意
- VILTROXはレンズアダプターを作っているメーカーだが、ここ最近はソニーEマウント用レンズをいくつかリリースしている。
- このレンズはとてもコンパクトだが、775gと少し重い。
- ボディへ装着するのが非常にきつい。そしてレンズフードも非常にきつい。
- フォーカスリングは良好な抵抗感で素晴らしい操作性だ。
- VILTROX 85mm F1.8と異なりこのレンズに電子接点は存在しない。絞りリング付きのフルマニュアルレンズだ。85mmより50%も高価であることを考えるとなぜ電子接点を用意しなかったのか理解できない。
- レンズフードの他に82mmフィルターアダプターが同梱する。レンズ前方に装着する素晴らしいアイディアだ。
- シャープネス:α7R III
・中央:F1.8でvery good、F2.8-F5.6でexcellent、F8でvery goodだ。
・四隅:F1.8-F2.8でbad、F4-F5.6でaverage、F8-F11でgoodだ。
・中央と四隅の結果は大きく乖離している。F4まで絞れば中央は本当に際立ったシャープネスだが、四隅を良好な状態にする場合は中央が低下し始めるF8まで絞らなければならない。 - 周辺減光は絞り開放で中程度だ。そしてF2.8まで絞ると非常に小さくなる。
- 歪曲収差はとても小さく、Loxia 21mmのレンズプロファイルを利用可能だ。
- 色収差補正は良好で発生個所を見つけるのが難しい。
- 逆光耐性はとても良好だ。
- 光条は絞ると非常に良好だ。
- デクリック機構の絞りリングを備えているので動画撮影で使いやすい。
Viltrox 20mm F1.8 PFU ASPH RMBHは全体的にとても優れたパフォーマンスを発揮する超広角レンズだ。ただし、フレーム端や四隅の解像性能は本当に悪く、F8まで絞る必要がある。
長所:非常に良好な中央シャープネス・美しい色・心地よいボケ・手ごろな価格設定・とても良好なビルドクオリティ・デクリック絞りリング・色収差が見当たらない・低歪曲・穏やかな周辺減光・逆光耐性・82mmフィルターアダプター
短所:F1.8-F2.8における本当に低解像な四隅・電子接点無し
Dustin Abbott
欠点もあるがハイクオリティな作りのレンズ
- 箱のデザインは綺麗でLaowaのように感銘を受けた。
- レンズ外装はツアイスのように密度の高い総金属製の作りである。中程度のサイズにも関わらず重量は775gと重い。小型軽量なα7シリーズでバランスを取るギリギリラインのデザインだ。
- 「PFU RBMH」とは漢字の英語表現を当てた文字である。
- コーティングは「RBW」と呼ばれる独自のマルチコーティングだ。
- 通常、被写界深度指標は2つか3つだが、このレンズには「F1.8.F4、F5.6、F8、F11、F16」と情報量が多い。
- フォーカリングは完璧な抵抗感で動作する。ピント距離全域の回転角は150度ある。
- 絞りリングも同様に見事な操作性だ。ただし、誤ってフォーカスリングと一緒に回してしまうことがあった。デクリック仕様のため絞り羽根は滑らかに動作するので動画撮影に最適だ。
- 絞り羽根は14枚と多く、絞っても円形を保っている。なぜ他社ここまで絞り羽根を増やさないのか理解できない。
- 脱着可能な花形レンズフードと82mmフィルターアダプターが同梱している。特にフィルターアダプターは価格を考慮すると素晴らしい追加アイテムである。
- レンズ前面には水滴や指紋を付きにくくする多層ナノコーティング「RBW」が施されているが防塵防滴仕様のレンズでは無い。
- 中央領域はF1.8から非常にシャープで高コントラストだ。優れたコントラストの裏にはほぼ完全に補正された軸上色収差の存在がある。ただし、四隅は中央と比べて遥かにソフトとなっている。F2での改善は僅かだが、F2.8まで絞ると四隅や端の性能が大幅に向上する。
- α7R IIIでも実写で良好な解像性能を発揮するこのレンズはLoxia 2.8/21と比べてそう見劣りしない。しかし細部を確認すると、マイクロコントラストはLoxianoほうが良好だ。
- 描写はやや暖色傾向である。
- 電子接点を持たないため、レンズ補正は手動で実施することとなる。問題は陣笠状の樽型歪曲で、これを綺麗に補正するのは難しい。
- 倍率色収差はフレーム四隅で目に付き、絞っても改善しない。幸いにもLightroomを使いボタン一発で補正できる。
- 逆光耐性はとても良好だ。絞った時の光条は最高とは言えないが、かなり魅力的である。
- ボケは大部分で柔らかく綺麗だが、フレーム隅では多少騒がしくなる。
- 周辺減光は非常に目立つとは言わないが、絞っても改善しない。
- 天体撮影では光透過率と高いシャープネスがメリットとなるが、フレーム端ではコマ収差が発生している。少し絞ると改善する。
VILTROX PFU RBMH 20mm F1.8 ASPHは完璧なレンズでは無い。期待していたよりも大きく重く、そしていくつかの光学的な欠点を抱えている。しかし同時にとても信頼できる明るい広角レンズだ。
最も近い競合レンズはFíRIN 20mm F2 FE MFだと思われるが、このレンズには電子接点が無い。この大きさと重さに加えて自動アシスト非対応を許容できるのであれば、一見の価値があるはずだ。
長所:ハイグレードなビルドクオリティ・見事に成熟した操作性・画期的なフィルターシステム・ピント距離全域で一貫した中央シャープネス・F2.8から全体的に優れたシャープネス・見事なコントラストと僅かな軸上色収差・逆光耐性がとても良好・良好な色再現・適正価格
短所:非常に大きく重い・電子接点無し・いくらかの樽型歪曲・粘り強い周辺減光・絞り開放で非常にソフトな四隅のシャープネス
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