このページでは一眼カメラ用交換レンズ「LAOWA 12mm F2.8 Zero-D」の情報を収集しています。
更新履歴
- 2019-12-04:Venus OpticsがRF・Zマウント用を投入すると発表しました。
- 2019-01-10:Lenstipがレビューを掲載しています。
- 2018-11-30:PENTAX FORUMSがレビューを掲載しています。
- 2017.8.16:PhotoraphyBlogのレビューを参考サイトに追加しました。
- 2017.8.8:PhotographyBlogを作例に追加しました。そのうち作例が公開されそうですね。
- 2017.6.4:作例にKASYAPAを追加
- 2017.5.20:「海外の評価」を新設しePHOTOzineのレビューを抄訳
- 2017.5.20:ページを作成しました。
レビュー・作例・参考サイト
レビュー
- 価格.com
Canon
レビュー/口コミ
Nikon
レビュー/口コミ
SONY
レビュー/口コミ
PENTAX
レビュー/口コミ - Cinema5D
- Popular Photography
- Northlight-images
- Phillipreeve
- Dustin Abbott
- KenRockwell
- Petapixel
- PENTAX FORUMS
(抄訳記事) - The Photoblographer
- STEVE HUFF PHOTO
作例
- PHOTOHITO 作例
(Canon/Nikon/PENTAX/SONY) - IMAGING RESOURCE
- Flickr
- DPreview
- GANREF
- KASYAPA
- PhotographyBlog
購入早見表
12mm F2.8 Zero-D | ||||
Canon RF | 楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
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ビックカメラ | PREMOA | |||
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ビックカメラ | PREMOA | |||
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レンズデータ
レンズ仕様
- 焦点距離:12mm
- 最大口径比:F2.8
- 絞り範囲:F2.8〜F22
- 画角:122.96度
- レンズ構成:10群16枚(特殊低分散レンズ3枚、非球面レンズ2枚を含む)
- 絞り羽根枚数:7枚
- 最短合焦距離:18cm
- 最大撮影倍率:0.2倍
- フォーカス:マニュアルフォーカス(MF)
- サイズ:約74.8×約82.2mm(レンズマウントにより変動有り)
- 質量:約610〜650g(レンズマウントにより変動有り)
海外の評価
Focus Numerique:光学品質は良好だが電子接点は欲しかった
- このレンズは100%金属製で頑丈さと耐久性を持ち合わせている。見た目はかなり良好だ。
- フードは取り外し可能だ。
- 残念なことにフロントに円形フィルターを装着できない上、後部のゼラチンホルダーも設置されていない。ただし、専用の角形フィルターホルダーを提供している。
- 本レンズはシフト機能を有するEマウント用アダプターやGFXフォーマットに拡大して使用できるアダプタが存在する。
- フォーカスリングの滑らかさは完璧だ。
- 絞りリングは残念なことに1段毎にのみクリックが設けられている。個人的には1/2段か1/3段ごとが良かった。
- このレンズは全く電子制御されていない。完全なマニュアルレンズだ。絞ったまま使うとファインダーはかなり暗くなる。
- 解像力はとても良好だ。比較的一貫しており、均質的な傾向がある。
- フレーム中央のシャープネスは高く、F4~F22まで安定している。
- 絞り開放付近では中央とフレーム周辺、隅の画質には差があるものの、F11まで絞ると画質がピークとなる。F16まで絞ればフレーム全体で最も均質なイメージを得ることができるだろう。
- 周辺減光は非常に目立つ。F8までは目につくかもしれないため、時には露出補正の使用を検討するべきだ。
- 歪曲収差の存在は忘れても良いだろう。
長所 | 短所 |
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このレンズはその名の通り歪曲が無い。超広角レンズとしてこの特徴を持っていることは建築写真家が魅力に感じるはずだ。
F2.8と明るいレンズであるため、暗所での手持ち撮影にも便利だ。しかし、広角12mmでフルマニュアルレンズはピント合わせで苦労するかもしれない。
レンズの造り自体はとても成功したものだ。100%金属製の鏡筒は比較的コンパクトで軽量、フォーカスリングはとても滑らかだ。
光学品質の観点からみても良好な画質で非常に均質なイメージだ。
しかし、電子接点全く無いと言う点で我々はこのレンズをオススメすることは出来ない。ここ最近のレンズならば電子接点は設けるべきだ。
Lenstip
- 12mm F2.8ということを考えるとこのレンズのサイズは大きいとは言えない。
- 中国製である。
- レンズには電子接点が無いためEXIFファイルに情報は記録されない。
- 12mm幅の絞りリングは1段ごとに動作する。さらにF2.8,F5.6,F8,F11の被写界深度指標が印字されている。
- 28mm幅のフォーカスリングは滑らかに回転し、180度の回転角で適切な抵抗感を持っている。とても正確なフォーカシングが出来る回転角だ。
- 被せ式レンズキャップはとても緩い。私はこれまで50万枚の実写レンズテストを行ってきたが、その過程でレンズキャップを無くしたことは無い。しかし、このレンズは最初のサンプルショットを撮影する際に紛失した。とにかく、フロントキャップの取り扱いには細心の注意を払うべきだ。
- EOS 5D Mark IIIを使ったテストでは30-32lpmmが良像の基準値となり、45-50lpmmが最高の数値だ。これまでのテストではOtus 1.4/28が49.2lpmm、シグマ 135mm F1.8 DG HSMが51.6lpmmだ。
- フレーム中央の解像性能は文句のつけようがない。絞り開放から良好で絞るとさらに改善する。F5.6でピークの40.2lpmmに達する。10年前のレンズであれば見事な結果だが、現代では50lpmm近くとなるため少しがっかりするかもしれない。しかし、12mm F2.8と言う競合レンズは存在しない。このスペックに挑戦したメーカーを非難すべきでは無いだろう。しかし、Irix 11mm F4や12-24mm F4 DG HSM、EF11-24mm F4L USMなどのレンズは容易く40lpmmを超えている。
- APS-Cフレーム域では絞り開放で良像の基準値を下回る。これれを改善するにはF4まで絞る必要がある。キヤノンやシグマのズームレンズはこのレンズでF4まで絞った時よりも高解像なパフォーマンスを発揮する。悪くは無いが、より良いと良かった。
- フレーム隅を厳しく見るならばF5.6-F11を使うべきだろう。その絞り値でなんとか良像の基準値に達する。キヤノンはシグマは絞り開放から良像の基準値を超える数値なのでより良好な画質だ。
- 12mmの焦点距離では軸上色収差による色ずれを見つけるのが難しい。問題とはならないだろう。
- 倍率色収差は画角を考えると文句言う筋合いはない。0.08%と低?中レベルの中間だ。APS-Cフレームの端では少し悪くなり、絞り開放付近では中?高レベルの間だ。絞ると中程度となる。
- このようなレンズで球面収差の影響を調べるのは難しい。
- 歪曲収差はAPS-C枠で-0.72%と問題無い。フルサイズでは-2.02%だ。これは画角を考慮すると非常に良好な数値だが、メーカーが「ZERO-D」と謳っている以上、我々の期待値はそれ以上(-2.02%)だった。歪曲収差はフォーカスリングが1m未満の時に僅かに高い傾向を示した。無限遠に設定すると歪曲収差は低くなる。
- コマ収差はフルサイズ隅で目に付き、F4まで絞ると僅かに低減する。
- 非点収差の平均値は2.2%だ。これは全く心配することが無い数値である。
- 7枚の絞り羽根は残念だが、幸いにも玉ボケの内側はとても均質だ。非球面レンズの影響は見られるが目立ってはいない。
- 周辺減光はAPS-C枠のF2.8で-1.19EVなので気にする必要は無い。フルサイズではF2.8でー3.54EVという大きな数値へ変化する。これまでテストしたレンズの中でも特に大きな数値だ。F4まで絞ってもー2.24EVと大きい。F8まで絞るとー0.93EVまで低下するが、それ以上の改善は見られない。画角と明るさ、そしてレンズサイズを考えると仕方のないことだろう。
- レンズ構成枚数が多いので逆光耐性は当然ながら良くない。ゴーストは発生するが、フレアでフレームの大部分が影響を受けることはまずない。正直に言うとこのような広い画角を持つレンズは逆光耐性がかなり悪い。レンズフードの有無で逆光耐性の変化を見つけるのは難しい。
長所:頑丈で程よいサイズのレンズ・とても良好な中央画質・無視できる軸上色収差・程よい倍率色収差補正・球面収差の問題無し・程よい歪曲収差補正・穏やかな非点収差
短所:絞り開放付近におけるフレーム隅の画質・巨大な周辺減光・逆光耐性
個人的な見解で言うと、LAOWA 12mm F2.8はレンズサイズと120度の画角、歪曲収差のバランスにこだわり過ぎだ。物理的なサイズはもう少し妥協すべきだろう。
しかし、この個性的なレンズを批判することは出来ない。LAOWAは誰も手を付けない難しいジャンルのレンズに挑戦したのだ。このレンズの競合が登場するまでは賞賛すべきである。
欠点はあるが、良くできたレンズである。
PhotoraphyBlog:自信を持ってオススメすることができる画質
このレンズを語るには良好な画質から始めなければならないだろう。
ディテールはほぼフレーム全域でシャープなピント面だ。絞り開放のF2.8から見事なものだ。歪曲はとても良好に補正され、周辺減光は一般的なレベルを維持している。
色収差は大きいと予想していたが、問題を見つけるのに苦労するほど最小限に補正されている。歪曲収差の補正は見事だ。建築写真家でも使うことができるだろう。
天体撮影では絞り開放で周辺減光と非点収差が気になるかもしれない。その場合にはF4まで絞ると非常に良好となる。
マニュアルフォーカスでピントの山を見つけるのは非常に難しい。しかし、F8~22の絞り値で無限遠に設定するとパンフォーカス撮影が可能だ。
数値にやや誤りがあるものの、絞り値はカメラに表示される。(カメラによっては)
サイズと重量はまずまずだが、フルサイズ一眼レフではバランスが取れている。専用のフィルターホルダーを販売しているのは素晴らしい。
競合レンズとの直接比較はしていないが、比較することなく自信を持って「Laowaの画質は劣っていない」と言う事が出来る。特に風景、建築、天体写真にはオススメだ。
Dustin Abbott:安くは無いがその価値はあるレンズ
これはとても興味深いレンズだ。素晴らしいレンズの造りとコンパクトなサイズはとても魅力的であり、このようなレンズにありがちな光学的欠点を最小限に抑えている。ZERO-Dの歪曲特性は必ずしも抜群の性能ではないが、悪いものでは無い。
加えてLaowaは専用のフィルターアダプターを用意して汎用性を高めている点には拍手を送りたい。これにより建築写真家以外に風景写真家にもより効果的にレンズを販売することができるだろう。マニュアルフォーカス限定と言うのは購入者を思いとどまらせる要素となるかもしれないが、それでも興味を引くレンズには違いない。
私はこのレンズに付けられた高価な値札を市場がどのように反応するのか疑問だったが、レンズの造りと光学性能のコンビネーションで999ドルという価格帯は合理的なものだ。純正という選択肢もある中でこの価格設定のレンズを世に送り出したのは賞賛すべきだろう。私は彼らが成功することを祈っている。
長所:ツアイスのようなとても素晴らしいレンズの造り、ZERO-Dと言うのは実写で正しい表現だ、コンパクトなサイズ、抵抗感のある美しいフォーカスリング、良好なフレア耐性・色収差補正、解像力、賢明な拡張オプションパーツ、多くのレンズマウントに対応
短所:マニュアルフォーカスのみ、絞り開放で周辺減光が大きい、僅かなコマ収差、絞り開放でソフトな四隅の描写
ePHOTOzine:優れた性能を持つ個性的なレンズ
- これは金属鏡筒で質感の高いレンズだ。609gと適度な重量感でテストしたボディのNikon D810とのバランスは良好だ。
- 出目金レンズであるためフィルター用のネジこみは備わっていない。
- マニュアルフォーカスはこのような画角のレンズではとても難しい。被写界深度が深いため、最もシャープネスが高まるポイントにピントを合わせるのは至難の業だ。幸いにもこのレンズには被写界深度指標が備わっている。被写界深度指標はパノラマ撮影者にとって重宝するものだろう。
- 絞り羽根は7枚と少ないが、広角レンズにおける性質を考えると十分な枚数だ。
- シャープネスは印象的な結果を得ることができた。中央は絞り開放からF16まで素晴らしい結果だ。F22で僅かに低下するが依然として良好な基準値を示している。
- 四隅はやや低下するがF2.8?F4.0で非常に良好でF5.6で素晴らしい結果となり、F11までその卓越した性能が続く。F16まで絞ってもまだ非常に良好だがF22はまあまあなシャープネスとなる。
- この解像力チェックは近接するテストチャートを用いて行ったものだ。本来の使い方とは異なるこのチェックでこの結果はとても見事なものだ。
- 色収差は驚くほど補正されており心配することはないだろう。中央はゼロに近く四隅でさえ1/3ピクセル程度に過ぎない。厳しシチュエーションでは僅かに色収差が見えるかもしれないが、ほとんど気が付かないものだろう。この結果は最高クラスのレンズと同じくらい良好だ。
- フレア耐性は十分であり逆光における撮影でも目立つものは無かった。これは出目金レンズとしては非常に重要なポイントでコーティングの品質を賞賛できるものだ。
- 歪曲はー0.99%と非常に低い。これはどのレンズよりも遥かに優れた性能であり、広角レンズとしては称賛に値するものだ。
- ボケは滑らかで心地よいものだが、このレンズで優先すべき事項ではないだろう。
- このレンズは現在949ドルだ。この画角をカバーするフルサイズ対応レンズは少なく、キヤノン「EF11-24mm F4L USM」はより広い画角だがF4と暗く価格が高い。14mm F2.8はいくつかあるが、12mmと画角は比べ物にならないだろう。我々の結論としてこのレンズは多かれ少なかれ個性的であり合理的な値付けとなってる。これは時間の経過と共に値下がりするかもしれない。
このレンズはユニークで優れた性能を発揮する。マニュアルフォーカスには苦労するだろうが、いろいろな方法で解決は可能だ。このバージョンのニコンマウントを使う限りでは正確に動作し、長期的に優れた性能を発揮する強く推奨できるレンズだ。
長所:優れたシャープネス、低色収差、低歪曲、接写性能、良好な造り、とても画角が広い、フレア耐性、被写界深度指標
短所:耐候性無、マニュアルフォーカスが難しい、絞り値のEXIFエラー
機能性 | |
操作性 | |
性能 | |
コストパフォーマンス | |
総合評価 |
PENTAX FORUMS
- 箱にはレンズ・レンズキャップ前後・説明書・保証書が入っている。
- 程よく大きな単焦点レンズだ。広い画角と絞り値を考慮すると驚異的にコンパクトだ。例えばIrix 11mm F4よりも遥かに小さい。一方でかなり重たい。
- レンズ前玉には撥水性と防塵性を備えたフロッグアイコーティングが施されている。ただし、レンズ本体に耐候性は無い。
- フィルターアダプターで100mmのフィルターを装着可能だ。
- レンズキャップは最も安っぽいパーツだ。プラスチック製で取り付けるのが難しい。
- レンズ本体は総金属製だ。PENTAX Limitedシリーズと同程度の質感であり、仕上がりは注目に値するが部分的に滑りやすい。
- 絞りリングには「A」ポジションが存在する。ただし、ロック機構は備わっていない。絞り値の表示はF2.8-F5.6-F8-F11だ。
- レンズにはピント距離と被写界深度表示がある。
- レンズフードは脱着可能だ。金属製でしっかりとした作りだが、取り付けがいささか難しい。
- PENTAX K-1、PENTAX K-3どちらに装着してもバランスは完璧だ。
- マニュアルフォーカスは滑らかで快適だ。3cm幅と広く掴みやすい。抵抗感は良好でうっかり動いてしまうことは無いはずだ。回転角は180°以上で、その5/6は1m未満のピント距離だ。
- 色は豊かで飽和、パンチがある。私が期待していた描写より優れている。
- マニュアルフォーカスだがAEに対応している。露出の誤差は僅かだがいくつかオーバーとなった。しかし、これは画角の広さからくる問題の可能性がある。
- 光条は驚くほど素晴らしい。F2.8では全く見当たらないが、F3.2でさえ目立つようになる。F8まで絞れば美しい光条で形が整っている。
- シャープネス:APS-C:理想的なレンズに近いパフォーマンスだ。F2.8で中央は既にとてもシャープ、中程度まで絞るとさらに改善する。端や四隅も見劣りしておらず、これまで見てきた超広角レンズとしては最高だ。
- シャープネス:フルサイズ:全体的な結果は同様に見事。全ての絞り値で中央はとても良好、端や四隅でもほぼ同程度。驚異的だ。この結果から判ることは2つ、しっかりとした光学設計であり、像面湾曲がしっかり抑えられている。
- シャープネス:実写:繰り返しとても良好な結果だ。しかしながら歪曲と周辺減光は目立つ。
- 周辺減光:APS-C:F2.8-F4で目立つが絞り開放以外では大きな問題とはならないだろう。
- 周辺減光:フルサイズ:F2.8~F5.6付近では確かに目立つ。絞り値が高くなるにつれ急速に低下するが、決して解消はしない予想していたよりも大きい。幸いにもソフトウェアで対処しやすい問題だ。
- ボケはまずまずだ。シャープな玉ボケは程よく心地よいがドラマチックではない。後ボケは十分に滑らかで完全に実用的。平均以上である。
- 逆光(中央に光源):絞り羽根を開いた状態の場合に目立つ環が発生する。中程度まで絞ると問題無いが、小絞りでは別のハロが発生する。これは超広角レンズとしては予想できる範囲だ。
- 逆光(四隅に光源):フレアは絞り値によらず発生し続ける。コントラストの低下は光源付近で明らかだ。これはAPS-Cフレームでも煩わしいことがあるだろう。
- 色収差は全ての絞り値で存在しない。
- 歪曲はフルサイズでもAPS-Cでも1.8%の目に見えるサイズだ。この数値は高いかもしれないが、このような広角レンズでは素晴らしい結果だ。Irix 11mmは3.2%の歪曲収差だった。そして、PENTAX 15-30mmは15mmで4.5%だ。ZERO-Dに相応しい数値である。
レンズのテストで純粋にここまで驚かされるのは珍しい。我々の期待を大きく上回ってきた。仕様を考えるとコンパクトでエレガント。AEに対応、特にシャープネスは予想をはるかに超えるパフォーマンスだ。
アキレス腱となるのは逆光耐性だ。このレンズに限ったことでは無いが、このような広い画角では逆光シーンは多く問題が発生しやすい。逆光耐性と高価な値札さえなければ本当におススメしやすいレンズなのだが…。防塵防滴であれば風景写真家への訴求力も上がっただろう。
しかし、それでも全てのテスト結果からすると価格は適正に見える。
長所:優れたビルドクオリティ・12mmとしてはコンパクト・絞り値全域で優れたシャープネス・歪曲収差の補正・明るさ・大きな回転角・APS-Cで周辺減光が小さい・指摘するほどの色収差が発生しない・美しい光条
短所:フルサイズで周辺減光が大きい・逆光耐性・防塵防滴ではない
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