Phillipreeveが七工匠「7Artisans AF 135mm F1.8 MAX」のレビューを公開。いくつか妥協点はあるものの、低価格で最上級クラスに迫る画質と評価。
Phillipreeve:REVIEW: 7Artisans 135mm f/1.8 MAX
- 外観:総金属製で高級感のあるデザイン。135mm F1.8らしい大型サイズだが、質感は良好。
- 構造:16群13枚構成。マウント部にシーリング、USB-C端子、前玉には指紋・水滴・油を弾くコーティングを採用。
- フード:花型フードが付属。装着は確実だがロック機構やクリック感はなく、長期間使用すると摩耗で緩くなる可能性がある。
- 携帯性:重量は1,014gと重く、小型ボディとの組み合わせでは存在感が大きい。
- 操作性:絞りリングはソニー版がクリック式、ニコン版は無段階式。Aポジションはロックがなく誤操作しやすい。絞り機構の動作音は比較的大きい。Fnボタン2基とAF/MFスイッチを備える。
- AF:AF速度は平均的で、駆動音は小さい。合焦に迷うことがあり、フォーカスリミッター非搭載は惜しい。
- MF:フォーカスリングは十分な幅があり、回転は滑らかでトルクも適切。操作遅延は感じられない。
- マクロ:最短撮影距離0.68mで比較的高い撮影倍率を実現する。ただし近接時の解像性能は遠距離ほど優秀ではなく、F4まで絞ると改善する。
- 手ぶれ補正:記載なし。
- 解像性能:無限遠では開放から中央は非常に優秀で、中間も高性能、隅も良好。F4〜F5.6では画面全域が非常に高い解像性能となる。ポートレート距離でも開放からセンサー性能を引き出すほど優秀で、Viltrox AF 135mm F1.8 LABやSamyang 135mm F1.8と同等かそれ以上。
- 像面湾曲:像面湾曲は実用上大きな問題ではない。
- ボケ:本レンズ最大の魅力の一つ。最短撮影距離付近では非常に浅い被写界深度となり、近距離から遠距離まで自然で美しいボケが得られる。
- 軸上色収差:非常によく補正されており、強い反射条件でもごくわずかに見える程度。
- 倍率色収差:存在するものの実写ではほぼ目立たず、十分に抑えられている。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:糸巻き型歪曲はごくわずかで、Lightroomでは-1程度の補正で十分。Viltroxと同等で、Samyangがわずかに優れる。
- 周辺減光:非常に優秀。開放でも0.7EV程度と少なく、F2.8以降はほぼゼロになる。競合製品より良好な結果。
- コマ収差:ほぼ完璧に補正されており、本レンズの大きな強み。
- 逆光耐性:本レンズ最大級の弱点。フレア耐性は競合と比べても見劣りし、太陽を画面内に入れる撮影では注意が必要。
- 光条:F5.6から美しい12本の光条が現れ、F8以降ではさらに明瞭になる。
- 作例集:作例多数。
- 総評:光学性能は価格帯を大きく超える完成度で、解像性能、色収差補正、歪曲収差、周辺減光、コマ収差、光条、ボケはいずれも非常に優秀。一方、AF速度、フレア耐性、フォーカスブリージング、操作性やビルドクオリティには妥協がある。それでも低価格で最上級クラスに迫る画質を求める愛好家には非常に魅力的な一本。
- 競合について:Viltrox AF 135mm F1.8 LAB、Samyang AF 135mm F1.8、Sony FE 135mm F1.8 GM、NIKKOR Z 135mm F1.8 Plenaが競合。画質はViltroxやSamyangに匹敵、あるいは上回る場面もあるが、AFや操作性では競合に及ばない。
- 備考:
Phillipreeveのレビューによると、競合他社ほど優れたビルドクオリティではないものの、解像性能やボケの質感はとても良好のようです。解像性能はレビューサイトによって評価が分かれていますが、個体差なのか、相性の良い撮影距離があるのか気になるところ。
どのレビューサイトもボケの質感が良いという評価で一致。135mmで何を撮るのかにもよりますが、大きなボケが目的であればコストパフォーマンスの高い選択肢となるかもしれませんね。ただし、AF精度や手振れ補正の動作はファームウェアアップデートの必要性を感じたようです。
7Artisans AF 135mm F1.8 MAX 最新情報まとめ
- 発売日:2026.5.21
- 初値:118,800円
光学系は13群16枚構成で、EDレンズ6枚と高屈折率レンズ5枚を採用。色収差を抑えつつ、最大6,000万画素クラスの高解像センサーでもフレーム全域で高い解像性能を維持できるとのこと。また、独自のIMCコーティングにより、逆光時のフレアやゴーストを抑制。
AFには静かで高速なSTMステッピングモーターを採用し、静止画だけでなく動画撮影にも適した静粛性を実現。クリック付き絞りリング(Auto/F1.8-F16)、カスタマイズ可能なコントロールリング、2基のFnボタンを搭載。
鏡筒は航空機グレードのアルミニウム合金を使用した総金属製で、防塵シーリングや汚れが付きにくい外装コーティングを採用。グリップ部には滑りにくいテクスチャ加工を施し、屋外での操作性にも配慮しているとのこと。サイズは約91.2×130mm、質量は約1,014gで、82mm径フィルターに対応。
現在はソニーE・ニコンZ・ライカLの3マウントに対応。
| 7Artisans AF 135mm F1.8 MAX | |
| 楽天市場 | Amazon |
| カメラのキタムラ | |
| 7Artisans | |
主な仕様
| 発売日 | 2026.5.21 |
| 初値 | 689.00ドル |
| レンズマウント | Z |
| 対応センサー | フルサイズ |
| 焦点距離 | 135mm |
| レンズ構成 | 13群16枚 |
| 開放絞り | F1.8 |
| 最小絞り | F16 |
| 絞り羽根 | 12枚 |
| 最短撮影距離 | 0.68m |
| 最大撮影倍率 | 0.25倍 |
| フィルター径 | 82mm |
| 手振れ補正 | - |
| テレコン | - |
| コーティング | 防汚 |
| サイズ | φ91.2×130mm |
| 重量 | 1014g |
| 防塵防滴 | 対応 |
| AF | STM |
| 絞りリング | - |
| その他のコントロール | Fn1/Fn2 AF/MF コントロールリング (無段階) |
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