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オリンパス Tough TG-6 実写レビュー

ついにオリンパスの新しい防水カメラ「Tough TG-6」が我が家に到着。前回は元TG-5ユーザーとして、TG-6がどのように強化されたのか紹介しました。今回は実際に撮影でTough TG-6を使った体験談を軽くご紹介したいと思います。

基本的にTG-5をベースとしたカメラなので全体的な使い勝手はTG-5レビューを参考にしていただければ幸いです。

Tough TG-6 実写レビュー

今回掲載している写真のオリジナルデータはFlickrにて公開しています。

外観・操作性

基本的にTG-5と同じ外観です。

ただし、「OLYMPUS」や「Tough」などのロゴは従来より控えめな色彩となっています。

特にブラックは全体的に黒色となり、Toughシリーズとしては最も控えめなデザインです。防水カメラは他社も含めてビビッドなカラーリングが多いので、TG-6ブラックのように控えめなデザインは貴重な存在と言えるでしょう。

背面デザインもTG-5と同等。従来通り、厚手のグローブを装着すると押し辛いボタンサイズですが、便利なモードダイヤルやミラーレスカメラと似たボタンレイアウトを備えています。

モニターは一新され、従来の46万ドットから104万ドットへ解像度が大きく改善しています。これでようやく他社並みと言ったところですが、既存のTGユーザーにとって大きな進化ポイントと言えるでしょう。

さらに一部海外メディアによると、モニターの輝度がTG-5比で1.5倍になっているのだとか。確かに、モニター輝度の調整次第では明るく見えるような気がします。

カメラ上部もTG-5と同じデザイン。

これと言って大きな変更点はありませんが、モニター一新により保護ガラスが少し厚くなっているように見えます。

USBポートは相変わらずMicro B端子を使用。そろそろUSB-C端子に切り替えて欲しものです。

隣接するHDMI D端子はモニターモードでの出力に対応。

バッテリーも従来通り、Li-92Bに対応。互換品も多く流通していますが、USB端子経由での充電に対応しているのでモバイルバッテリーあれば特に問題は無いはず。

ただしUSB給電には対応していないので連続的にカメラを動作させるのであれば予備バッテリーを用意しておくべきでしょう。

SDカードスロットは従来通りUHS-I対応のシングル。

新しいアクセサリーとして「レンズバリア LB-T01」が登場。

レンズバリアの開閉は周囲のリングを回転させることで動作します。指一本で操作できるので左手による操作が必要だった社外製よりも便利。

何より見た目がイケメン。

歴代TG-xシリーズに対応しているので、当然ながらTG-5にも装着出来ます。

素材は全体的にプラスチック製なのでカメラボディほど衝撃に強くは無さそうです。

とは言え、レンズ面を指紋や傷から保護出来るのは非常に便利。全TGユーザーにおススメしたい一品。

マウント部も当然プラスチック製。

一見すると安っぽく見えますが、TG-6に装着すると全くそう感じません。

解像性能・色収差

TG-5と同じレンズユニット・イメージセンサー・画像処理エンジンなので画質に関して特に大きな変化は無し。

センサーが1200万画素なので4Kモニターで確認すると解像性能はギリギリ。フルハイビジョンやスマートフォンで鑑賞する限りでは特に問題を感じません。

レンズの解像性能は広角側の四隅がやや甘めですが、他は許容範囲内に収まっています。決してカリカリシャープな描写ではないものの、悪くないパフォーマンス。

従来通り色収差はやや多め。特に逆光時などハイコントラストな領域で目立つ傾向があります。HDRを利用することでさらに目立つ場合もあり。

カメラでの処理では間に合わない場合もあるので、状況によってはLightroomなど現像ソフトで色抜きしたいところ。

マクロ

TGシリーズと言えばマクロ。

TG-6も例外では無く、高い撮影倍率を持つので大きくクローズアップした撮影が可能です。

TG-5までの旧モデルはマクロ撮影はプログラムオート限定となっているので注意が必要。フラッシュやLEDを利用してもF値を高くして露出を合わせようとする傾向があります。このためシャッタースピードが思ったよりも速くならず、手ぶれや被写体ブレの可能性が高くなります。

豊富なマクロ機能を備えているだけにとても惜しいポイントでした。

TG-6は旧モデルと異なりAモードでマクロ撮影が可能

これによりF値を開放や1段絞りで固定することができ、自動NDフィルターで無駄に光量を落とすことが無くなりました。そして高速シャッタースピードの維持が簡単となっています。

さらに「ISO低速限界設定」で下限シャッタースピードを設定することにより、光量低下時の手振れ・被写体ブレを低減することも可能です。

マクロ撮影における柔軟性はTG-5から大きく改善しています。個人的にTG-5からTG-6へ乗り換える大きなポイントとなりました。

TG-5まではマクロモードで自動的にズームレンジが変化したものの、P/AモードではマクロAFモード移行時もズームレンジに変化がありません。

スーパーマクロモードは広角端(光学倍率×1.0)に対応していないので注意。撮影時に何も注意書きが表示されないので「あれ、マクロモードなのに寄れないぞ?」と誤解する人もいることでしょう。

光学倍率×1.2以上でマクロ領域にピントが合うようになります。これは公式で小さく記載されていますが、見落としている人は多いはず。

HDR

オリンパスではお馴染みの3枚合成HDR写真は健在。

TG-6ではSCNモード内の風景・HDRを選ぶことでHDR写真を利用可能です。HDR合成処理されたJPEGと合成前の適正露出な1カットがRAWとして保存されています。RAWファイルを現像してもJPEG出力ほどHDR写真にはならない場合もあるので注意。

基本的に上手く合成していますが、動く被写体の合成に失敗したり不自然な描写となる場合もあります。

明るいレンズなので日陰でも低感度を維持しやすいのはTG-6の強み。

低感度で撮影したRAWデータは比較的ダイナミックレンジが広く、後処理しやすいので積極的に使っていきたいところ。

前述した通り広角側のF値は「F2.0」であり、”防水カメラとしては”明るいレンズ。

日陰で低感度ISOを維持しやすいため、高画質を維持しやすい防水カメラと置き換えても良いでしょう。特に高感度性能の低い1/2.3型センサーとしては大事なポイント。

ダイナミックレンジ(暗部と明部を同時に記録できる許容範囲の広さ)は大型センサーと比べて狭いので取捨選択が必要です。

低コントラストなHDR風写真に向くセンサーでは無いので、コントラストを強めに設定したほうがそれっぽく撮ることが出来そう。

屋内

比較的明るいレンズの防水カメラではあるものの、光が回りにくい屋内は基本的に苦手分野。

結果は悪く無いものの、スマートフォンや大型センサーのコンパクトデジタルカメラと比べて訴求力のある画質とは言えません。特に限界速度設定でシャッタースピードの下限を設定すると画質とトレードオフになります。

より大型センサーと明るいレンズを装着したカメラのほうが無難な画質となることでしょう。マクロや防水機能が必要無ければ屋内でTG-6を選ぶ理由はありません。

ただし、RAW出力に対応しているので現像次第では普通に使えると思います。

フレア

TGシリーズのレンズユニットで発生する独特なフレーム中央のフレアはTG-6でも健在(残念ながら)。

Aモードで内蔵シャッターをオフにしても目立つのでレンズ由来っぽい。

TG-6はセンサー面にARコーティングが施されているので、フレア解消を期待していたのですが…、どうやら解消していない模様。

とは言え、体感ですがフレアの発生頻度・強度は少なくなっているような気がします。

スローシャッター・内蔵ND

TG-6のF値は従来通り、絞り開放・1段絞り・3段分NDフィルターの3通り。

3段分の内蔵NDフィルターを搭載しているので日陰や曇天シーンなら被写体を流しやすいシャッタースピードに調整可能です。

広角側は元がF2.0と明るいので減光してもF8です。曇天で滝をギリギリ流せるかなという程度なので、スローシャッターメインならフィルターアダプターと円形NDフィルターは用意しておくべき。

ライブコンポジットも一つの手段ですが、SCNモード限定機能なのでシャッタースピードの調節が難しい。可変NDフィルターを用意しておくと良いかもしれません。

望遠側は開放F値がF4.9と暗く、最大値はF18となるのでスローシャッターを利用しやすい。

ただし、手ぶれに敏感なのでしっかりと三脚に固定しておきたいところ。

人物

広角側がF2と明るく、(シャッタースピードを程よく速くしたい)日常の家族写真でも許容範囲の画質を維持しています。

積極的に使いたい画質では無いものの、携帯性や防水性を重視したい時には一つの選択肢。

顔検出は思ったよりも精度が高く、横顔でも検出する場合が多いです。ただし、オートフォーカスは基本的に追従しないので動く娘を追いかけるのは不向き。被写界深度が深いのでそう気になりませんが…。

追従AFが必要な場合にはメニュー画面1から「AFターゲット選択」で「自動追尾」モードに設定してください。顔検出した状態で「シャッターボタン半押し+OKボタン」で追尾モードが動作します。(シャッターボタン半押し状態を維持する必要があります)

ここ最近は省略されていたタイムスタンプ機能が復活。この機能は家族写真で重宝しているので割と重視しています。

配置は右下固定で日付と時間を個別に設定可能。

堅実なマイナーチェンジモデル

ハード的に見るとほぼTG-5のままなので、ざっくりと比較レビューした雑誌やウェブサイトでは評価が伸び悩むことでしょう。実際、ナンバリングを変える程劇的な変更は無いので、言ってしまえばTG-5 Mark IIみたいな感じ。

しかし、TG-5で気になっていたポイントをしっかり改善しているので既存TGユーザーなら違いを感じることができるはず。

個人的には「A/Pモードでマクロモード」を利用できるようになったのが大きく、併せて「ISO低速限界設定」を活用することで柔軟性は向上していると感じます。そろそろシャッタースピード優先モードを実装して欲しいところですが、それはTG-7に期待。

今回は紹介出来ませんでしたが、そのうちファーストインプレッションで挙げた「TG-6の変更点」をまとめてレビューしたいと思います。

その他参考ページ

購入早見表

Tough TG-6

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