2025年1月24日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。魚眼レンズおよび、魚眼レンズを低歪曲化するリアコンバージョンレンズのようですね。
概要
- 【公開番号】特開2025-12993(P2025-12993A)
- 【公開日】令和7年1月24日(2025.1.24)
- 【発明の名称】レンズ装置および撮像装置
- 【出願日】令和5年7月14日(2023.7.14)
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】マスター光学系に別の光学系を追加することで、光学系全体の大型化を回避しつつ、歪曲収差を抑制する。
- 【背景技術】
【0002】
魚眼レンズから低歪曲な広角レンズを取得する方法として、特許文献1には、魚眼レンズ(マスター光学系)の物体側に負の屈折力を有する非球面のドーム型レンズを配置することで、魚眼レンズの射影方式を一般射影方式に変換する方法が開示されている。また特許文献2には、光学系の物体側と像側の間の中間部分を交換することで、射影方式を変更する方法が開示されている。- 【0006】
特許文献1のように、魚眼レンズの物体側にドーム型レンズを配置すると、光学系全体としての大型化を招く。また特許文献2のように光学系の中間部分を交換する方法では、交換作業が必要となったり、交換を可能とするための構成が複雑になったりする。- 【0007】
本発明は、マスター光学系に別の光学系を追加することで、光学系全体の大型化を回避しつつ、歪曲収差を抑制できるようにしたレンズ装置を提供する。実施例1-A
- 焦点距離:8.25-15.48
- F値:4.12
- 半画角:53.50-54.42
- 像高:11.15-21.64
- 全長:105.00
- バックフォーカス:25.50-40.85
実施例1-B
- 焦点距離:15.41
- F値:4.12
- 半画角:54.54
- 像高:21.64
- 全長:105.00
- バックフォーカス:18.25
実施例3-A
- 焦点距離:16.11
- F値:2.50
- 半画角:53.33
- 像高:21.64
- 全長:81.19
- バックフォーカス:22.76
実施例3 -B
- 焦点距離:18.69
- F値:2.90
- 半画角:49.17
- 像高:21.64
- 全長:88.32
- バックフォーカス:9.91
実施例4-A
- 焦点距離:17.67
- F値:2.50
- 半画角:50.76
- 像高:21.64
- 全長:100.05
- バックフォーカス:41.09
実施例4-B
- 焦点距離:16.71
- F値:2.36
- 半画角:52.32
- 像高:21.64
- 全長:100.06
- バックフォーカス:9.61
魚眼レンズにリアコンバージョンレンズを装着することで、歪曲を抑えた広角レンズとして使うことができる光学系のようです。使いどころの難しい魚眼レンズを一般的な広角レンズとして使うことができるのは便利ですね。魚眼ズームはテレ側に焦点距離を設定した状態で追加レンズを装着可能となる模様。面白そうな案ですが、これが実際に商品化されるのかどうか今のところ不明。
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