新製品OM SYSTEM OM-5 Mark II 正式発表&予約販売開始
クーポンDXOソフト 20%OFF クーポンコード【asobinet】

Nikonレンズ Nikon関連の情報 カメラ レンズ 機材の噂情報・速報 機材レビュー 海外の評価

NIKKOR Z 35mm F1.2 S 三脚座が欲しくなるが非常に完成度の高いレンズ

Photographylifeが「NIKKOR Z 35mm F1.2 S」のレビューを公開。大きく重く高価な35mmながら、優れた解像性能、逆光耐性、諸収差の補正状態を実現していると高く評価。非常に完成度の高いレンズとのこと。

Photographylife:Nikon Z 35mm f/1.2 S Review

  • 外観:外観は非常にしっかりとした造り。
  • 構造:インナーフォーカス式を採用、完全な防塵防滴構造。鏡筒の大部分はプラスチック製、マウントに近い部分のみ金属。
  • 携帯性:一般的な35mmレンズと比較して大型。小型のZカメラではやや重く、Z8では少し重い程度、Z9ではちょうど良いバランス。重量感から三脚座が欲しくなるが、それが備わっていない点はやや物足りない。
  • 操作性:フォーカスリング、カスタムリング、AF/MFスイッチ、ファンクションボタンを備え、操作性は高い。
  • AF:AFは高速かつ静音で精度が非常に高い。開放F値が非常に明るいため、暗所でも問題なく合焦。最短撮影距離は30cmで、撮影倍率は1:5。被写界深度が極めて浅く、印象的な描写が可能。
  • MF:フォーカスブリージングはほとんど発生せず、近距離での倍率変化もごくわずか。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:f/1.2から十分なシャープネスを持ち、f/2.8〜f/4にかけてさらに向上する。特にf/4では四隅のシャープネスが非常に優れており、データベース上でも最高レベルとされる。他に匹敵するレンズはほとんど存在しない。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:非常に美しく、ニコンはこのレンズのボケ描写に優れている。大口径ながら柔らかく印象的なボケが得られる。
  • 軸上色収差:ほとんど見られない。非常に良好に補正されている。
  • 倍率色収差:わずかに見られるが、f/11〜f/16において最も目立つ。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:樽型歪曲収差はわずか−1.11%。建築や幾何学的被写体でなければ補正の必要性はほとんどない。補正も容易。
  • 周辺減光:f/1.2とf/1.4では目立つが、f/2以降は軽減される。明るい開放F値を持つレンズとしては周辺減光は少なめであり、価格を考慮すると予想以上に良好な性能。
  • コマ収差:f/1.2でも非常に小さく、f/1.8〜f/2.8にかけて段階的に改善。f/1.2時でも十分に抑えられており、フルサイズでの天の川撮影にも適している。
  • 逆光耐性:ニコンの最高レベルのコーティングが施されており、フレアやゴーストは非常に抑えられている。直射日光がフレーム内に入っていても美しい描写を保つ。
  • 光条:記載なし。
  • 作例集:リサイズのみ。
  • 総評:ニコンが提供する3本の35mm単焦点レンズはそれぞれ個性を持つ。Z 35mm f/1.2 Sは、開放から非常にシャープでコントラストも高く、ボケも柔らかで美しい。直射日光下でも安心して使える、非常に完成度の高いレンズである。
  • 競合について:「完璧」な描写を求めないなら、Z 35mm f/1.4を選ぶのも一つの手である。シャープながらも個性的。また、Z 35mm f/1.8 Sは、f/1.2と同等のシャープネスを持ちつつ、1段暗いぶん軽量で安価である。描写と利便性のバランスを好みに応じて選べる。
  • 備考

NIKKOR Z シリーズ3本目となるF1.2 S-Lineレンズ。
レンズ構成は50mm F1.2と同様に複雑な光学設計を採用、必然的にレンズサイズは大きく重い。また、販売価格は他のNIKKOR Z 35mm レンズと比べて3倍以上。競合製品がほとんど存在しない35mm F1.2 AFレンズですが、それなりの対価を支払う必要のようです。

Photographylifeのレビューによると、大きくて重いレンズながら優れた解像性能や色収差補正を実現している模様。絞り開放から中央は非常にシャープで、近距離でも絞れば隅まで優れた結果が得られるようです。このあたりは他のレビューサイトとよく似た高評価。

また、NIKKOR Z らしく逆光耐性も優れている模様。作例を見る限りではボケ質も良好で、玉ボケは綺麗。低価格の35mmでよくあるフレーム隅の見苦しいボケは全くありません。非常に高価なレンズですが、最高の35mmを探しているのなら検討する価値がありそう。

ニコン NIKKOR Z 35mm F1.2 S 最新情報まとめ

  • 発売日:2025年2月28日
  • 予約開始日:2月12日10時
  • 希望小売価格:オープン
  • ニコンダイレクト:437,800円(税込)
  • B&H:2796.95ドル

レンズの仕様

レンズマウント ニコン Z マウント
対応センサー フルサイズ
焦点距離 35mm
レンズ構成 15群17枚
開放絞り F1.2
最小絞り F16
絞り羽根 11枚(円形絞り)
最短撮影距離 0.3m
最大撮影倍率 0.2倍
フィルター径 82mm
手振れ補正 -
テレコン -
コーティング メソアモルファス
ナノクリスタル
アルネオ
サイズ 約90mm×150mm
重量 約1060g
防塵防滴 対応
AF マルチフォーカス方式
STM
絞りリング -
その他のコントロール コントロールリング
L-Fn
付属品  レンズキャップ LC-82B(フロントキャップ)
裏ぶた LF-N1
レンズフード HB-110
レンズケース CL-C2

関連レンズ

関連記事

-Nikonレンズ, Nikon関連の情報, カメラ, レンズ, 機材の噂情報・速報, 機材レビュー, 海外の評価
-,