Mobile01がソニー「FE 100mm F2.8 Macro GM OSS」のレビューを公開。Eマウントにおける真のフラッグシップマクロレンズとのこと。×2.0テレコン装着時のテストや作例多数。
Mobile01:Sony FE 100mm f/2.8 Macro GM OSS 評測報告|最高 2.8× 放大倍率、制霸 GM 微觀視界!
- 外観:SEL90M28Gと外観が非常に似ているが、質感は現行のGMシリーズと同等。付属のレンズフード(ALC-SH173)は内側がマット仕上げで、SEL50F14GMと同型。
- 構造:防塵・防滴構造を採用し、前玉にはフッ素コーティング。タイ製造。テレコンバーター使用により最大2.8倍の撮影倍率を得られる。
- 携帯性:寸法は約8.1×14.8cm、重量は646g。
- 操作性:絞りリングは1/3段刻みの調整が可能。クリック解除やアイリスロックも装備し、2つのカスタマイズ可能なフォーカスロックボタンを備える。「FULL TIME DMF」機能により、AF中でもリング操作でMF補正が可能。またレンジリミッターで、AF効率を高めることができる。
- AF:フォーカスシステムは大幅に進化。従来のDDSSMに代わり、4基のXDリニアモーターを採用したフローティング構造。応答性・安定性・静音性に優れる。AF速度はSEL90M28Gの約1.9倍とされ、非常に高速・正確。動作音もほぼ無音で、マクロ撮影でも快適。
- MF:SEL90M28Gで好評だった「ダイレクトプッシュフォーカス」機構を継承。マクロ撮影時に素早く対応できる。MF時には距離指標が表示されるため、精密な操作が可能。ただし、誤作動しやすいため携行時には注意が必要。近距離ではフォーカスブリージングが顕著で、補正を用いても残る傾向がある。
- 手ぶれ補正:光学式手ぶれ補正(OSS)を搭載し、ボディ内5軸補正と連携することで高い効果を発揮。近距離では効果が低下するため、三脚使用が望ましい。
- 解像性能:開放でも中心のコントラストとシャープネスは非常に高く、周辺の低下も軽微。f/8で最高性能に達する。2.0倍テレコン使用時は焦点距離200mm・最大倍率2.8倍となるが、開放f/5.6ではやや甘く、f/8〜f/16が最適。f/22では画質劣化が顕著。Eマウントでテレコン対応の唯一のマクロレンズであり、顕微鏡的なディテール描写が可能。
- 像面湾曲:記載なし。
- ボケ:記載なし。
- 色収差:補正が良好で、開放でも色収差はほとんど発生しない。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:記載なし。
- 周辺減光:記載なし。
- コマ収差:記載なし。
- 逆光耐性:ナノARコーティングの効果により、逆光下でも高コントラストと鮮明な描写を維持。強い点光源ではわずかなフレアやゴーストが出るが、フラッグシップとして十分な抑制性能。
- 光条:記載なし。
- 作例集:高解像サンプル多数。
- 総評:Eマウントにおける真のフラッグシップマクロレンズ。1.4倍という高倍率を実現し、テレコン使用で最大2.8倍(200mm相当)まで拡張可能。これにより、昆虫の複眼や微細構造などを顕微鏡レベルの精度で描写できる。操作系は直感的で、AFとMFを瞬時に切り替えられる点が強みだが、誤作動の可能性には注意が必要。AFは高速・高精度・静音で、静止画・動画どちらにも適している。画質面では中心から周辺まで極めてシャープで、色収差も良好に抑えられている。明確な設計思想と性能を持ち、61MPクラスの高画素ボディでも十分に性能を引き出せる。マクロ撮影愛好家にとって投資価値の高いレンズ。
- 競合について:
- 備考:
2025年11月発売のG Masterシリーズ初となるマクロレンズ。
FE 90mm F2.8 Macroの操作系を継承しつつ、絞りリングなどを追加。フォーカスはフローティング方式のXDリニアモーター駆動となり、(キヤノンRFと同じく)最大撮影倍率「×1.4」に対応。さらにミラーレス用のマクロレンズとしては珍しいテレコンバージョンレンズ対応を実現。
販売価格はやや高価ですが、「全部入り」の本格マクロレンズとしては適正価格に見えます。
(参考:ニコンやパナソニック、シグマ、タムロンよりも高く、キヤノンと同程度)
Mobile01のレビューによると、F2.8の絞り開放からピークの解像性能を発揮。絞りによる改善の余地はなく、被写界深度の調整のみで利用することになると述べています。特徴となるテレコンバージョンレンズ装着時はパフォーマンスが低下するものの、×2.0でも中央は良好な結果が得られているように見えます。
歪曲収差や周辺減光の影響は少なく、色収差も高度に補正しているとのこと。全体的にトップクラスのパフォーマンスと言及。玉ボケに口径食が目立つものの、このあたりはニコン「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」も同様であり、マクロレンズでは妥協すべきポイントなのかもしれません。
ソニー FE 100mm F2.8 Macro GM OSS 最新情報まとめ
- 発売日:2025年11月21日
- 予約開始日:2025年10月7日(火)10時
- 希望小売価格:オープン価格
- ソニーストア:199,500 円
- カメラのキタムラ:179,550円
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レンズの仕様
| レンズマウント | E |
| 対応センサー | フルサイズ |
| 焦点距離 | 100mm |
| レンズ構成 | 13群17枚 |
| 開放絞り | F2.8 |
| 最小絞り | F22 |
| 絞り羽根 | 11枚 |
| 最短撮影距離 | 0.26m |
| 最大撮影倍率 | ×1.4 |
| フィルター径 | 67mm |
| 手振れ補正 | 搭載 |
| テレコン | 対応 |
| コーティング | Nano AR II フッ素 |
| サイズ | φ81×148mm |
| 重量 | 646g |
| 防塵防滴 | 対応 |
| AF | XDリニア×4 |
| 絞りリング | 搭載 IRIS LOCK対応 IRIS CLICK対応 |
| その他のコントロール | AF/MF AFLボタン フォーカスリミッター フルタイムDMF OSSスイッチ |
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