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M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO レンズレビューVol.4 諸収差編

OM SYSTEM「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」のレビュー第四回 諸収差編を公開。

おことわり

本レビューに使用している製品は無償貸与されたものを使用しています。
ただし、メーカーからの金銭授受や内容調整は行われていません。

あくまでも管理人の興味本位でのレビューです。

簡易的なまとめ

高価な望遠レンズに期待する良好な補正状態です。輝度差のあるシーンでも色収差は目立たず、テレコン装着時でも大きな影響はありません。その他も概ね良好な補正状態で、指摘する唯一の部分は内蔵テレコン使用時の歪曲収差のみ。これも自動的かつ簡単に補正できる部分であり、特に問題はありません。

This lens delivers the excellent optical performance one would expect from a high-end telephoto lens. Chromatic aberration is barely noticeable even in high-contrast scenes, and it has little effect even when a teleconverter is attached. Overall, the optical performance is generally excellent; the only issue worth noting is barrel distortion when using the built-in teleconverter. However, this can be corrected automatically and easily, so it is not a significant problem.

*当ブログのレビューは冒頭に断りが無い限り、自費購入となっています。

M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PROのレビュー一覧

倍率色収差

倍率色収差とは?

主にフレームの周辺部から隅に現れる色ずれ。軸上色収差と異なり、絞りによる改善効果が小さいので、光学設計の段階で補正する必要があります。ただし、カメラ本体に内蔵された画像処理エンジンを使用して、色収差をデジタル補正することが可能。これにより、光学的な補正だけでは難しい色収差の補正が可能で、最近では色収差補正の優先度を下げ、他の収差を重点的に補正するレンズも登場しています。特にミラーレスシステムでは後処理に依存する傾向あり。

参考:ニコン 収差とは

150mm

細部までコントラストが高く、色収差は良好に補正されています。

200mm

150mmと同じく良好な補正状態です。

300mm

150mmと同じく良好な補正状態です。

400mm

150mmと同じく良好な補正状態です。

軸上色収差

軸上色収差とは?

軸上色収差とはピント面の前後に発生する色ずれ。ピントの手前側は主にパープルフリンジとして、ピントの奥側でボケにグリーンの不自然な色付きがあれば、その主な原因が軸上色収差と考えられます。F1.4やF1.8のような大口径レンズで発生しやすく、そのような場合は絞りを閉じて改善する必要があります。現像ソフトによる補正は可能ですが、倍率色収差と比べると処理が難しく、できれば光学的に収差を抑えておきたいところ。ただし、大口径レンズで軸上色収差を抑える場合は製品価格が高くなる傾向があります。軸上色収差を完璧に補正しているレンズは絞り開放からピント面のコントラストが高く、パンチのある解像感を期待できます。

参考:ニコン 収差とは

150mm

F4.5の絞り開放から色収差は全く目立ちません。

250mm

F4.5の絞り開放から色収差は全く目立ちません。

400mm

F4.5の絞り開放から色収差は全く目立ちません。

500mm

F4.5の絞り開放から色収差は全く目立ちません。

歪曲収差

歪曲収差とは?

歪曲収差とは、平面上で直線的に写るはずが直線とならずに歪んでしまうこと。特に直線が多い人工物や水平線が見えるような場合に目立ちやすく、魚眼効果のような「樽型歪曲」と中央がしぼんで見えてしまう「糸巻き型歪曲」に分かれています。

参考:ニコン 収差とは

比較的補正が簡単な収差ですが、「陣笠状」など特殊な歪みかたをする歪曲は手動での補正が難しい。この場合はレンズに合わせた補正用プロファイルが必要となります。

150mm

補正の有無で歪曲収差に変化はありあせん。光学的に良好な状態です。

Before imageAfter image

250mm

補正の有無で歪曲収差に変化はありあせん。光学的に良好な状態です。

Before imageAfter image

400mm

補正の有無で歪曲収差に変化はありあせん。光学的に良好な状態です。

Before imageAfter image

500mm

テレコン使用時は中程度の糸巻き型歪曲が発生しています。補正後に大きな問題はありません。

Before imageAfter image

コマ収差

コマ収差・非点収差とは?

コマ収差・非点収差とは主にフレーム四隅で点像が点像として写らないこと。例えば、夜景の人工灯や星、イルミネーションなど。日中でも木漏れ日など、明るい点光源で影響を受ける場合あり。この問題は後処理が出来ないため、光学的に補正する必要あり。

参考:ニコン 収差とは

絞ることで改善するものの、夜景や天体撮影など、シャッタースピードが重要となる状況では絞ることが出来ず、光学的な補正が重要となる場合もあります。

150mm

良好な補正状態です。

250mm

良好な補正状態です。

400mm

他の焦点距離と比べると僅かに変形がある程度。

球面収差

前後のボケ質に大きな違いはありません。これまでのテスト結果も良好すると良好な補正状態です。

まとめ

高価な望遠レンズに期待する良好な補正状態です。輝度差のあるシーンでも色収差は目立たず、テレコン装着時でも大きな影響はありません。その他も概ね良好な補正状態で、指摘する唯一の部分は内蔵テレコン使用時の歪曲収差のみ。これも自動的かつ簡単に補正できる部分であり、特に問題はありません。

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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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