「LEICA DG MACRO 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S.」のレビュー第三回 遠景解像編を公開。
簡易的なまとめ
やや高価なマクロレンズとしては少し不満の残る結果ですが、実写で問題を感じるほどの画質が低下する領域はありません。大きく拡大しなければ、F2.8から広い範囲で実用的な画質です。さらにF4-5.6まで絞ると、フレーム隅まで良好な結果が得られました。
マクロ撮影のついでに遠景も撮影するような場合は快適に利用できると思います。風景撮影中心で高解像の望遠単焦点レンズが欲しい場合、OM 60mm F2.8 Macro がより適した選択肢となります。
While the results are a bit disappointing for a macro lens in this price range, there are no areas where image quality degrades enough to be a problem in real-world shooting. As long as you don’t magnify the image too much, the image quality remains practical across a wide range of apertures starting at f/2.8. Furthermore, when stopped down to f/4–5.6, I obtained good results all the way to the corners of the frame.
I think this lens is a comfortable choice if you plan to shoot distant scenes while doing macro photography. However, if you primarily shoot landscapes and want a high-resolution telephoto prime lens, the OM 60mm f/2.8 Macro is a more suitable option.
*当ブログのレビューは冒頭に断りが無い限り、自費購入となっています。
LEICA DG MACRO 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S.のレビュー一覧
- LEICA DG MACRO 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S. レンズレビューVol.3 遠景解像編
- LEICA DG MACRO 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S. レンズレビューVo.2 解像チャート編
- LEICA DG MACRO 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S. レンズレビューVo.1 外観・操作・AF編
遠景解像力
テスト環境

- 撮影日:2026.6.9 くもり 微風
- カメラ:LUMIX DC-G9M2
- 三脚:SIRUI AM324
- 雲台:アルカスイスZ1+
- 露出:絞り優先AE ISO 100
- RAW:Adobe Camera RAW 現像
- シャープネスオフ
- ノイズリダクションオフ
- レンズ補正オフ
中央
解像チャートテストと同じく、F2.8で細部が若干ソフト。しかし、F4まで絞るとシャープな結果が得られます。ピークの画質はF5.6まで続き、F8以降で徐々に低下。

周辺
中央よりも細部がソフトで、F4まで絞っても僅かに甘さが残ります。F5.6からF8まで絞るとピークの画質に到達します。

四隅
傾向は周辺と同様ですが、細部は周辺部よりも少し甘い。

像面湾曲
像面湾曲とは、本来は平らなはずのピント面が、レンズの特性によって曲面になってしまう収差。
理想的なレンズでは、平らな被写体を撮影した際に画面全体へ同じようにピントが合う。しかし、像面湾曲があると、中央にピントを合わせたときに周辺がぼやけたり、逆に周辺へピントを合わせると中央がぼやけたり。
例えば、壁や新聞、建物の正面など平面的な被写体を撮影すると、中央はシャープなのに四隅だけ甘く見えることがあります。この場合、レンズの解像性能が低いのではなく、ピント面が湾曲していることが原因の可能性あり。また、像面湾曲には内側へ曲がるものと外側へ曲がるものがあり、レンズによって傾向が異なる。
像面湾曲は画面の隅に向かうほど影響が大きくなるため、風景や建築写真では重要な性能項目の一つ。一方、ポートレートや近接撮影では必ずしも欠点とは限らず、被写体の立体感や独特の描写に寄与することも。
なお、像面湾曲はピント位置の問題であり、色収差や歪曲収差とは異なります。また、レンズを絞ると被写界深度が深くなるため影響が目立ちにくくなる。レンズレビューで「像面湾曲が少ない」と評価される場合、画面中央から周辺まで均一なピント面を維持しやすく、風景や建築物をシャープに撮影しやすいことを意味する。

ピント面が分かりやすいように加工しています。
実写で確認
像面湾曲について大きな問題はありません。隅に向かって像が甘くなるものの、これは別の要素が原因である可能性あり。
まとめ

やや高価なマクロレンズとしては少し不満の残る結果ですが、実写で問題を感じるほどの画質が低下する領域はありません。大きく拡大しなければ、F2.8から広い範囲で実用的な画質です。さらにF4-5.6まで絞ると、フレーム隅まで良好な結果が得られました。
マクロ撮影のついでに遠景も撮影するような場合は快適に利用できると思います。風景撮影中心で高解像の望遠単焦点レンズが欲しい場合、OM 60mm F2.8 Macro がより適した選択肢となります。
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作例
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