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絞り開放から優れた解像性能|12-20mm F2.8

PetaPixelが「12-20mm F2.8」のレビューを公開。20mmでの像面湾曲や近接時のボケなど光学的な癖はあるものの、小型軽量かつ12mmの優れた性能は風景や星景撮影に適していると評価。

PetaPixel:Tamron 12-20mm f/2.8 Review: A Whole New Direction

  • 外観:新しいデザインを採用。マットブラック仕上げで、従来より精悍な印象となった。コンパクトな超広角ズームながら多機能な設計。
  • 構造:防塵・防滴構造を採用。USB-C端子を備え、Tamron Lens Utilityによる設定変更やファームウェア更新に対応。
  • フード:花型フードを一体化した固定式。ズーム操作による全長変化はない。前面フィルターは装着できず、リアフィルターに対応する。
  • 携帯性:超広角F2.8ズームとしては非常にコンパクトかつ軽量。他社の同クラスレンズより携帯性に優れる。
  • 操作性:MFリング、ズームリング、コントロールリングを搭載。クリック解除対応の絞りリング、AF/MFスイッチ、ズームロックスイッチ、MFロックスイッチ、3種類のカスタム機能を備えたボタンなど操作系が充実している。プロ向けらしい高いカスタマイズ性。
  • AF:VXDリニアモーターを搭載。AFは高速かつ静かで、近距離から無限遠まで素早く合焦する。ニコンZ8との組み合わせでも互換性に問題はなかった。
  • MF:MF操作は良好。MFロックスイッチにより、星景撮影などでピント位置を固定できる。
  • マクロ:近接撮影に対応し、超広角らしい遠近感を活かした撮影が可能。ただし撮影倍率は高くない。
  • 手ぶれ補正:記載なし・
  • 解像性能:12mmでは開放から良好な解像性能で、絞るとコントラストと解像が向上する。20mmでは中央は良好だが12mmよりわずかに低く、絞ると改善する。
  • 像面湾曲:12mmで像面湾曲は比較的小さい。20mmでは像面湾曲が大きく、中央に合わせると隅が甘く、隅に合わせると中央が外れる傾向がある。
  • ボケ:近接ではボケを得られるが、玉ボケの縁取りが強く、描写は硬く落ち着きがない。実用上は大きな問題になりにくい。
  • 軸上色収差:記載なし。
  • 倍率色収差:記載なし。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:記載なし。
  • 周辺減光:開放F2.8では焦点距離を問わず周辺減光が大きく、補正を前提とする描写である。
  • コマ収差:コマ収差は良好に補正されている。星像の隅にわずかな非点収差は見られるものの、星景撮影には十分良好な性能。
  • 逆光耐性:フレアはよく抑えられ、ゴーストも少ない。ベールフレアはほとんど見られず、逆光性能は良好。
  • 光条:12枚羽根絞りにより、印象的な光条が得られる。
  • 作例集:風景、建築、森林、近接、星景など。
  • 総評:優れた操作性と豊富な機能、良好な光学性能を備えた新世代のタムロンレンズ。20mmでの像面湾曲や近接時のボケなど光学的な癖はあるものの、コンパクトなF2.8超広角ズームとして価格に対する価値は高く、風景や星景撮影に適した魅力的な一本。
  • 競合について:FE 12-24mm F2.8 GMは性能面で優れるが、価格・サイズとも大幅に上回る。FE 12-24mm F4 Gは携帯性は近いがF2.8の明るさは得られない。ニコンに同等の焦点距離・明るさ・サイズを兼ね備えた製品はない。
  • 備考

PetaPixelのレビューによると、ボケの騒がしさや20mm側の像面湾曲を指摘するものの、12mmの優れた光学性能や小型軽量で高い携帯性を評価。さらに、従来のタムロンレンズよりも機能的であると言及しています。像面湾曲がPetaPixelのテスト環境である近距離だけの問題なのかは今のところ不明。

タムロンレンズとしては非常に高価な部類の製品となりますが、12mmスタートの大口径ズームレンズとしては抜群の携帯性を実現。高価ながら、ソニー「FE 12-24mm F2.8 GM」よりも安く、小型軽量。12mmを使いたい場合に携帯性が必要な場合は面白い選択肢となりそうです。

タムロン 12-20mm F2.8 最新情報まとめ

  • 発売日:2026年8月27日
  • 初値:
    ソニーE:298,980円
    ニコンZ:316,800円

ソニーEマウントおよびニコンZマウント向けフルサイズ対応超広角ズーム。
新設計の光学系に加え、ブランド戦略も一新。「Di III VXD」といった従来の名称を廃止し、シンプルな製品名へ変更。外観も一新され、より落ち着いたマット仕上げを採用したほか、多数の操作系を備えています。

全長119.3mm、重量570gと小型軽量で、12mmスタートのF2.8ズームレンズとしては携帯性が非常に高い。さらに防塵防滴構造を採用し、VXDリニアモーターによる高速AFと、最短撮影距離0.18mを実現しています。

花型フードは固定式で前面フィルターは装着できないものの、背面にはゼラチンフィルター用ホルダーを搭載。光学系は12群17枚構成で、XGMレンズ1枚、GMレンズ3枚をはじめとする特殊硝材を採用し、高い解像性能を追求。特に星景写真への適性を強く打ち出しており、「G Masterクラス」の画質を実現したと説明するなど、高い光学性能に強い自信を示しています。

タムロンの超広角ズームシリーズにおける新たなフラッグシップとして投入される製品であり、デザイン、操作性、光学性能のすべてを刷新した意欲作。

12-20mm F2.8 ソニーE
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12-20mm F2.8 ニコンZ
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レンズの仕様

レンズマウント E / Z
対応センサー フルサイズ
焦点距離 12-20mm
レンズ構成 12群17枚
開放絞り F2.8
最小絞り F16
絞り羽根 12枚(円形絞り)
最短撮影距離 0.18m(広角)
0.28m(望遠)
最大撮影倍率 1:5.8(広角)
1:9.1(望遠)
フィルター径 リアフィルターホルダー
手振れ補正 -
テレコン -
コーティング 防汚
サイズ φ90×119.3mmソニーEマウント
φ90×121.3mmニコンZマウント
重量 570g ソニーEマウント
585g ニコンZ用
防塵防滴 対応
AF VXD
絞りリング 搭載
その他のコントロール リアフィルターホルダー
AF/MF
Fn
クリック on / off
IRISロック
付属品 フロントキャップ
リアキャップ
レンズケース
一体型フード

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