AmateurPhotographerが「20-60mm F2.8-4 DG」のレビューを公開。歪曲収差や周辺減光はソフトウェア依存となるものの、携帯性や画質・AFの良さを評価。旅行や日常の撮影で人気の高いレンズになるだろうとのこと。
- 外観:外装はプラスチック製だが堅牢。
- 構造:15群13枚構成で、非球面レンズ3枚、SLDガラス3枚を採用。マウント部、ズームリング、フォーカスリング、前玉周辺にシーリングを施した防塵・防滴構造。前玉には撥水・撥油コーティングを採用。
- フード:付属。使用しないときはレンズに逆向きで装着可能。
- 携帯性:Eマウント版は全長88mm、最大径72.2mm、重量375g。ズームすると60mmで全長122mmまで伸長する。フルサイズ用標準ズームとして非常に小型・軽量で、カメラへの重量・サイズの追加が少ない。
- 操作性:操作部はズームリングとフォーカスリングの2つのみ。絞りリングとAF/MFスイッチはない。ズームリングは約80°の回転角で20-60mmを操作でき、滑らかに回転する。フォーカスリングも滑らかで適度な抵抗感。レンズ装着・取り外し時に掴みやすいよう、鏡筒下部に凹凸を設けている。
- AF:HLAを採用し、1枚のレンズを内部で駆動する。AFは高速、静か、正確で、動体撮影でも顔・瞳検出と組み合わせれば良好に追従した。フォーカスブリージングは最小限に抑えられており、動画撮影時のフォーカス移動でも画角変化が少ない。
- MF:電子式フォーカスリングを採用。操作感は滑らかで精密であり、被写体を正確に合焦させやすい。カメラのフォーカスアシストにも完全対応し、拡大表示を自動的に呼び出すことも可能。
- マクロ:最短撮影距離は20-25cm。28mm時に15.8cm、35mm時に最大撮影倍率0.43倍を実現。60mmでも0.34倍の撮影倍率が得られる。35mmでは最大倍率を得るため被写体に非常に近づく必要があり、自分の影が被写体にかかりやすい。一方、60mmでは倍率が低下するものの、より快適な撮影距離を確保できる。
- 手ぶれ補正:光学式手ぶれ補正は非搭載。ただし、多くの対応カメラがボディ内手ぶれ補正を搭載しているため、一般的には大きな問題ではない。
- 解像性能:全体的に非常に良好で、60MPのソニーα7R Vでも細部まで十分な解像感が得られる。高級な24-70mm F2.8には絶対的な画素レベルのシャープネスで及ばないものの、大きく引き伸ばした場合などを除けば差は分かりにくい。広角端では開放時に隅がやや甘くなることがあるが、絞ると改善する。F8-11では画面全域で安定してシャープ。
- 像面湾曲:記載なし。
- ボケ:9枚の円形に近い絞り羽根を採用。大きなボケを得ることは得意ではなく、浅い被写界深度を重視するなら適したレンズではない。ただし、近接撮影では十分な背景ボケが得られ、実写では良好なボケ描写。
- 軸上色収差:記載なし。
- 倍率色収差:色収差を抑制するためSLDガラス3枚を採用している。実写では倍率色収差による色ずれはほとんど問題にならず、強いコントラストの境界で探せばわずかな残存色ずれが見られる程度。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:ソフトウェア補正への依存度が高い。補正前のRAWでは20mmで強い樽型歪曲が発生し、画面隅に向かって複雑な形状で糸巻き型へ変化する。約35mmでニュートラルになり、望遠端では糸巻き型。カメラ内補正を有効にすれば直線は正しく描写され、Adobe Camera Raw用のLCPプロファイルでも完全に補正できた。
- 周辺減光:ズーム両端の開放では比較的強い周辺減光が見られるが、F5.6まで絞るとほぼ解消。カメラ内補正を有効にすれば、ソニー機ではJPEG・RAWとも周辺減光の大部分を除去できる。
- コマ収差:記載なし。
- 逆光耐性:記載なし。
- 光条:記載なし。
- 作例集:風景・街並み、60mmによる遠景、近接撮影、花、人物、日常風景など
- 総評:目立った欠点のない非常に優れたコンパクトレンズ。携帯性が良く、AFは高速で画質は非常に良好。予想以上に使い心地が良かった。日常・旅行で特に人気の高いズームレンズになるだろう。ただし、歪曲収差と周辺減光の補正はソフトウェアに依存している。
- 競合について:
シグマは3本の中でズーム域と開放F値のバランスが最も良い。
Tamron 20-40mm F2.8 Di III VXD:
同程度のサイズ・重量ながらズーム域が短く、F2.8通し。
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6
同じ20-60mmのズーム域だが開放F値が暗い。- 備考:
AmateurPhotographerのレビューによると、小型軽量かつ高性能で便利な標準ズームレンズとのこと。いくつか競合製品があるものの、サイズや開放F値、ズーム域のバランスが良い製品と評価しています。
歪曲収差は補正前提のようですが、ミラーレスではお馴染みの設計。特に驚くことではありません。ただし、レンズプロファイルを利用できない環境でRAW現像をする場合は歪み修正に苦労することになりそうです。
シグマ 20-60mm F2.8-4 DG|Contemporary 最新情報まとめ
- 発売日:2026年9月30日(水)
- 予約開始日:9月10日(木)10時
- 市場推定価格:13万2,000円
2026年9月30日発売の広角域を重視した新しい標準ズーム。
一般的な24-70mmや24-105mmより望遠側の焦点距離を短くする代わりに、20mmという広い画角を獲得。より広い範囲を一度に撮影できるのが大きな特徴。
20mmでF2.8の明るさを確保しているため、夜空の撮影にも利用可能。近接性能にも優れ、15枚13群のレンズ構成でズーム全域の高いシャープネス実現しています。
AFにはHLAを搭載し、高速かつ高精度なフォーカシングを利用可能。動画撮影を含むハイブリッド用途を想定した設計で、フォーカスブリージングも最小限に抑えられているとのこと。
広角20mmから標準域の60mmまでをカバーしながら小型・軽量にまとめたことで、旅行や風景、スナップ、ポートレートなど幅広い用途に対応。特に385gという軽量さは、携帯性を重視するユーザーにとって大きなメリットとなることでしょう。
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| 20-60mm F2.8-4 DG Leica L | |
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レンズの仕様
| レンズマウント | E / L |
| 対応センサー | フルサイズ |
| 焦点距離 | 20-60mm |
| レンズ構成 | 13群15枚 |
| 開放絞り | F2.8-4 |
| 最小絞り | F22-32 |
| 絞り羽根 | 9枚(円形絞り) |
| 最短撮影距離 | 20-25cm |
| 最大撮影倍率 | :2.3(焦点距離35mm時) |
| フィルター径 | φ67mm |
| 手振れ補正 | - |
| テレコン | - |
| コーティング | 撥水防汚 |
| サイズ | L : φ72.2mm x 86.0mm E : φ72.2mm x 88.0mm |
| 重量 | L マウント: 385g ソニー E マウント: 375g |
| 防塵防滴 | 対応 |
| AF | HLA |
| 絞りリング | - |
| その他のコントロール | - |
| 付属品 | ポーチ レンズフード(LH706-04) フロントキャップ(LCF-67 IV) リアキャップ(LCR III) |
関連レンズ
- FE 20-70mm F4 G
- FE 24-50mm F2.8 G
- LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6
- LUMIX S 24-60mm F2.8
- 28-70mm F2.8 DG DN
- 20-200mm F3.5-6.3 DG
- 20-40mm F/2.8 Di III VXD
- AF 24-60mm F2.8
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