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パナソニック LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 最新情報まとめ

このページでは一眼カメラ用交換レンズ「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」の情報を収集しています。

最新情報

レンズデータ

購入早見表

レンズデータ

レンズ仕様

品番 S-R2060
レンズ構成 9群11枚(非球面レンズ2枚、EDレンズ3枚、UHRレンズ1枚)
マウント ライカカメラ社L-Mount規格準拠
画角 W (f=20mm):94° ? T (f=60mm):40°
光学式手ブレ補正 -
Dual I.S. 対応 -
焦点距離 f=20-60mm
開放絞り F3.5-5.6
最小絞り F22
絞り形式 9枚羽根 円形虹彩絞り
撮影距離範囲 0.15m?∞(W端?焦点距離26mm) / 0.4m?∞(T端)(撮像面から)
最大撮影倍率 0.43倍(焦点距離26mm)
フィルター径 Φ67mm
防塵防滴※1
フッ素コーティング
最大径×長さ Φ77.4mm×約87.2mm※2
質量 約350g (レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップを含まず)
動作環境(使用可能温度 / 湿度) -10?40 ℃ / 10?80 %
付属品 レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップ

MTFチャート

レンズ構成図

レンズサイズ比較

品番 S-R2060 S-R24105
レンズ構成 11群9枚 13群16枚
光学式手ブレ補正 - ○(O.I.S.)
Dual I.S. 対応 - ○(Dual I.S.2)
最小絞り値 F22 F22
開放絞り F3.5-5.6 F4.0
絞り形式 9枚羽根 円形虹彩絞り 9枚羽根 円形虹彩絞り
撮影可能範囲 0.15m?∞
(20-26mm)
0.4m?∞
(60mm)
0.30m?∞(撮像面から)
最大撮影倍率 0.43倍 0.5倍
フィルター径 Φ67mm Φ77mm
防塵防滴
最大径×長さ Φ77.4mm×約87.2mm Φ84mm×約118mm
質量 約350g 約680g
動作環境(使用可能温度 / 湿度) -10?40 ℃ / 10?80 % -10?40 ℃ / 10?80 %

関連レンズ

海外の評価

Digital Camera World

Digital Camera World:Panasonic LUMIX S 20-60mm f/3.5-5.6 review

  • フルサイズの標準ズームレンズと言えば広角端が24mmや28mmであり、望遠端は70mmや105mm、または120mmである。このパナソニック製レンズは広角端を20mmまで短くし、最大画角を大幅に拡大した。
  • 画角の拡大は風景写真や建築写真では大きな強みとなる。屋内でそれ以上後ろに下がれない場合でも有用である。逆に望遠端は少し短くなっているが、70mmから60mmへの低下はそれほど重要ではない。
  • 光学手ぶれ補正は搭載していないが、LUMIX Sシリーズはボディ内手ぶれ補正を搭載しているので問題はないだろう。
  • 大きく重い「LUMIX S PRO 24-70mm F2.8」「LUMIX S 24-105mm F4 Macro O.I.S.」と異なり、開放F値が焦点距離によって変動する。これによりレンズを小さくでき、LUMIX S5に最適なサイズを実現している。
  • オートフォーカスにはステッピングモーターを使用し、静かで高速な動作を実現している。動画撮影中も非常に滑らかにフォーカスすることが可能だ。フォーカスブリージングも抑えられている。
  • 小型軽量なレンズだが、とても頑丈なレンズだ。ズームリングは滑らかに動作し、フォーカスリングは適切に減衰されている。
  • 金属製レンズマウントのゴムシーリングをはじめ、鏡筒各所に防塵防滴・耐凍結仕様が施されている。さらに前玉にはフッ素コーティングを採用し、水滴や油汚れに強い。
  • 画質はとても見事だ。絞り開放でもズームレンジ全域で優れたシャープネスとコントラストを得ることが出来る。色収差は極僅かで、歪曲も問題無い。
  • 最短撮影距離が短く、クローズアップが可能となっているので汎用性が高い。
  • ラボテスト
    ー中央シャープネスはすべての焦点距離と絞り値で優れている。
    ー比較して、広角端の四隅は抜群のシャープネスとは言えない。ただし、広角端の近接解像テストは基本的に四隅のパフォーマンスが低下するものだ。
    ー実際の撮影ではフレーム全域にわたって非常に優れたシャープネスとなる。
    ー色収差は四隅でも無視できる程度に抑えられている。
    ー歪曲収差は広角端でも樽型歪曲が最小限に抑えられている。中間域や望遠側はさらに目立たない。

従来のLUMIX Sシリーズはボディ・レンズ共に小さくも軽くもなかった。しかし、このLUMIX S5と20-60mmで状況は変わった。さらにこのレンズは優れた画質と広い画角を備えている。僅かに望遠側が短いものの、屋外での日常風景の撮影に適した焦点距離だ。比較的コンパクトで軽量なレンズだが、とても頑丈で防塵防滴仕様のレンズである。画質はとても印象的ながら非常に手頃な価格帯だ。
全体的に見て、コストパフォーマンスの良好なレンズだ。

長所:個性的で便利なズームレンジ・比較的小型軽量・優れた耐候性

短所:僅かに制限のある望遠側の焦点距離・開放F値変動・ピント距離表示なし

Phototrend

Phototrend:TEST PANASONIC LUMIX S 20-60 MM F/3,5-5,6, OBJECTIF LÉGER ET COMPACT POUR HYBRIDES EN MONTURE L

  • 7本目となるパナソニック製Lマウントレンズだ。他のレンズが古典的な焦点距離を採用する一方、このレンズは既存概念にとらわれない新しい焦点距離を採用している。LUMIX S5のキットレンズとなったことは注目に値する。
  • 従来の広角24mm始まりと比べ、画角が広いので建築物やインテリアなどの撮影に適している。逆に望遠端は10mm、短いため、標準ズームレンズとしての使用は苦しいかもしれない。
  • 重量はわずか350gと軽く、全長は87.2mmと非常に小さい。「LUMIX S PRO 24-70mm F2.8」とは対照的だ。
  • 開放絞りはF3.5-5.6と暗いが、最短撮影距離は広角側で15?と接写が可能となっている。
  • オートフォーカス駆動にはステッピングモーターを使用。静音性と高速性を両立した設計だ。
  • 光学手ぶれ補正を搭載していないため、ボディ側の手ぶれ補正が必須となる。
  • 防塵防滴に加え、-10度の耐凍結仕様である。また、前玉にはフッ素コーティングが施されている。
  • LUMIX S5は重量が714gと比較的軽く、このレンズとの相性はバッチリだ。我が家のLUMIX S1Rと組み合わせてもバランス良好だ。S5と組み合わせた際の重量は僅か1?だ。SIGMA fpとの相性も良好となるはずだ。
  • ズーム操作で全長は37mmほど伸びる。また、レンズフードを装着すると、さらに36mmほど伸びる。
  • デザインは黒を基調としたカラーリングでSシリーズと同じだ。外装は金属では無くポリカーボネートを使用している。しっかりとしたレンズだが、ある種の安っぽさも感じる。幸いにもレンズマウントは金属製だ。
  • 幅広いズームリングのグリップは非常に良好だ。動作は緩すぎず硬すぎず、回転角も程よい。焦点距離はライブビュー上に表示される。
  • フォーカスリングは少し物足りないが、ほどよい回転角で動作する。
  • 20mmの広い画角は窮屈な24mmとの違いが明らかだ。しかし、望遠端が60mmと短く、「もっとズームアップしたい」と感じるシーンは多々あった。
  • LUMIX S1Rとの組み合わせで非常に高品質で良好なシャープネスの描写を得ることが出来る。20mm?35mmでは絞り開放から優れている。ズームレンジ後半は、絞りを少し閉じるとスウィートスポットに到達する。F16まで絞っても回折補正のため影響はほとんど見られない。全体的にこのレンズの光学品質はとても安定している。ただし、望遠端のフレーム端はシャープネスが不足している。
  • 20mm F3.5?F4でいくらか周辺減光が目に付く。しかしそれ以外では目立たない。
  • 歪曲収差は20mmで目立つ。
  • 色収差補正は良好だ。
  • 最短撮影距離は広角端で15cm、望遠端で30cmだ。寄りやすいレンズなので、比較的暗いF値だがボケを大きくすることが可能だ。
  • 開放F値
    ー20mm F3.5
    ー28mm F4
    ー35mm F4.4
    ー50mm F5.3
    ー60mm F5.6
    明るいレンズではないが、レンズの価格設定を考慮すると妥協すべきポイントだ。
  • オートフォーカスは非常に高速で信頼性が高い。いい意味で驚いた。AFで気になる動作がある場合、それはレンズと言うよりもボディ側の問題だ。
  • 現時点で最も手ごろな価格のLマウント標準ズームレンズだ。MC-21レンズアダプター経由で一眼レフ用のズームレンズを使うのも一つ手と言えるだろう。
  • 20mmは広い画角だが、広角ズームレンズには及ばない。超広角を使いたいのであれば「LUMIX S PRO 16-35mm F4」や「14-24mm F2.8 DG DN」がおススメだ。また、望遠端が短いため、望遠側を重視する場合は「LUMIX S 24-105mm F4 Macro O.I.S.」を検討するべきだろう。

テスト結果は非常に肯定的な評価となった。小型軽量で高速AFが気に入り、LUMIX S5のキットレンズとしてアクセスしやすい。非常に戦略的なレンズだ。欠点が無いわけでもない。いくらか安っぽい質感の外装、特に明るくない開放F値、望遠端におけるフレーム端の画質など…。それでも非常に魅力的なレンズに違いなく、常用レンズとして確固たる地位を手に入れるはずだ。Lマウントエントリーユーザーが最もお世話になるレンズかもしれない。

Mobile01

  • 24-70mmや28-75mmが主流の標準ズームだが、パナソニックはこれまでのルールを覆す一本を投入した。小口径だが、撮影倍率は0.43倍と高く、重量は僅か350gだ。さらに防塵防滴にも対応している。
  • LUMIX S PRO 24-70mm F2.8」は高解像、「LUMIX S 24-105mm F4 Macro O.I.S.」は利便性を重視した高倍率だが、どちらも大きく重いレンズである。そして高価なレンズであり、出費は大きい。比較してこのレンズは24-105mm F4より遥かに手頃な価格設定だ。
  • 付属品にレンズケースは含まれていない。
  • 外装は強化プラスチック製でサイズは77.4×87.2mm、重量は350gだ。「LUMIX S 24-105mm F4 Macro O.I.S.」の半分の重量であり、全体的にとてもコンパクトだ。
  • 花形レンズフードはプラスチック製だ。側面にはロック解除用のボタンがあり脱落を防止している。サイズはコンパクトで順付け・逆さ付けどちらでもスペースを取らない。
  • 67mmのフィルターソケットを採用、前玉にはフッ素コーティングが施されている。
  • 光学手ぶれ補正を搭載していないものの、幸いにもLUMIX S1/S1R/S1Hはどれもボディ内手ぶれ補正を搭載している。
  • 広角端における最短撮影距離(0.15m)と最大撮影倍率(0.43倍)は驚くべき数値だ。望遠端の最短撮影距離は0.4mだ。その際の撮影倍率は示されていないものの、ざっくり確認すると0.28倍である。
  • レンズは中国製である。
  • レンズマウントは金属製で周囲には防塵防滴用のシーリングが施されている。
  • 20mmの広い画角は奥に特に屋内での撮影で優れた結果を得ることができる。
  • 非球面レンズ2枚・EDレンズ3枚・UHRレンズ1枚の特殊レンズを使用する本レンズは大口径でも開放F値固定ズームでも無いが、光学性能は思っていた以上に優れている。
  • 広角側で中央・四隅どちらも絞り値による画質の変化が少ない。無塩側は絞り開放から実用的だが、F22まで絞ると甘い描写となる。
  • 色収差が目に付くのは絞り開放だけだ。絞ると改善し、F8では隅まで完璧に抑えられている。
  • 逆光耐性はとても優れている。
  • 光条は少し絞るだけでは綺麗な筋とならない。F22まで絞る必要があるものの、描写は好みが分かれるだろう。
  • 周辺減光は非常に少なく、絞り開放でも減光はわずかだ。
  • コマ収差の影響はほとんど無い。
  • 歪曲収差は目立たない。

超広角と高いクローズアップ性能を併せ持つ贅沢なレンズだ。過去にこのようなレンズは存在せず、初めてパナソニックがやってのけた。

最大のセールスポイントは広角20mmまでズームレンジがずれていることだ。広角20mmと60mmの標準域までを利用することが出来る。「」はより広い画角をカバーしているが、望遠端でも35mmと広角よりの画角となってしまう。このレンズ一本で超広角と標準域を両立できるのは魅力的だ。

光学性能は良好で、クローズアップ性能が本当に驚いた。ただし、広角側で接写すると影が写りこみやすいので注意が必要だ。

Mobile01:Panasonic Lumix S 20-60mm f/3.5-5.6 評測報告|同時給你超廣角與近拍優勢!

PhotographyBlog

  • パナソニック7本目となるLマウントレンズだ。20-60mmをカバーするズームレンズは他に無く、Sシリーズの中では最も小さく軽量なモデルだ。さらに「LUMIX S 24-105mm F4 Macro O.I.S.」と比べて半値と手ごろな価格設定だ。
  • 20mmの超広角は特に動画で使う16:9のアスペクト比で役に立つ。フォーカスブリージングを抑えていると言われ、動画に適したフォーカスモーターを採用している。
  • 大きく優れたビルドクオリティのLUMIX Sカメラに装着すると非非常にコンパクトと感じる。全長は82.7mm、重量は350gと確かに小さなレンズだ。
  • 非常に高価なS PROレンズと同じ防塵防滴仕様の金蔵鏡筒だ。
  • S PROレンズのようなマニュアルフォーカスクラッチ機能は備えていない。ただし、MF時にライブビューへピント距離を表示することが可能だ。
  • マクロレンズでは無いが、最短撮影距離0.13m、最大撮影倍率0.43倍を実現している。
  • フォーカスブリージングは皆無と言えないものの、最小限に抑えられている。
  • ズームリングは90度の回転角で素早く焦点距離を調整可能だ。望遠時に内筒が33mmほど伸びる。ズーム操作中は焦点距離がライブビューに表示されるので微調整が可能だ。
  • フォーカスリングは滑らかに動作する。
  • オートフォーカスは驚くほど高速で静かだ。動画撮影中も静かで、静止画とは異なる調整が施されている。
  • レンズに手ぶれ補正は組み込まれていない。ボディ側の補正ユニットに依存している。ただしボディ側で5.5段分の補正効果があるので問題は無いだろう。
  • 色収差は見つけるのに苦労するほど良く補正されている。
  • 周辺減光は20mm F3.5で0.6EVほどだ。F5.6まで絞るとほぼ解消する。16:9のアスペクト比ならば減光をほとんど無視できる。
  • 歪曲収差は良く抑えられているが、接写時に20mmで樽型歪曲に気が付く。24mmで影響が小さくなる。
  • 逆光耐性に問題は見られない。他のレンズと同様、光を直接フレームに入れるとフレアが発生する。
  • 最短撮影距離0.15mは20?26mmで利用可能だ。60mmまで伸ばすと最短撮影距離は0.4mとなる。
  • ボケはパーフェクトでは無いが、きちんとした描写だ。
  • シャープネス20mm
    ・回折の影響を受けるF22以外は絞り値全域でシャープな描写だ。ただしF22も細部を確認しなければ問題無い。
    ・隅からシミまでシャープネスが維持されている。
    ・最適な絞り値はF5.6~F11だが、絞り開放でも実用的な画質だ。
    ・3倍高価なレンズと同程度とは言えないが非常にシャープな描写だ。
  • シャープネス28mm
    ・絞り開放はF4だ。
    ・回折の影響を受けるF16・F22以外は絞り値全域でシャープな描写だ。ただしF22も細部を確認しなければ問題無い。
    ・スウィートスポットはF5.6?F11だが絞り開放でも実用的な画質だ。
  • シャープネス35mm
    ・絞り開放はF4.5だ。
    ・回折の影響を受けるF16・F22以外は絞り値全域でシャープな描写だ。ただしF22も細部を確認しなければ問題無い。
    ・スウィートスポットはF5.6?F11だが絞り開放でも実用的な画質だ。
  • シャープネス50mm
    ・絞り開放はF5.3だ。
    ・回折の影響を受けるF22以外は絞り値全域でシャープな描写だ。ただしF22も細部を確認しなければ問題無い。
    ・スウィートスポットはF5.6?F11だが絞り開放でも実用的な画質だ。
  • シャープネス0mm
    ・絞り開放はF5.6だ。
    ・回折の影響を受けるF22以外は絞り値全域でシャープな描写だ。ただしF22も細部を確認しなければ問題無い。
    ・スウィートスポットはF11だが絞り開放でも実用的な画質だ。

他には無いズームレンジをカバーし、同シリーズで最も軽く、最も小さいレンズだ。コンパクトだが非常に頑丈で防塵防滴仕様のレンズだ。オートフォーカスは非常に高速で動画撮影でも滑らかで静かに動作する。ビデオグラファーに最適だ。

光学性能は焦点距離全域でとてもシャープだ。F11で最適なパフォーマンスを得ることが出来るだろう。絞り開放でもシャープネスの低下は僅かだ。四隅までシャープネスの低下が見られないのはとても見事だ。驚くほどのシャープさでは無いが、見事である。

小型軽量で汎用性が高いレンズだ。あらゆる領域でLUMIX S1ボディを引き立たせてくれることだろう、

PhotographyBlog:Panasonic Lumix S 20-60mm F3.5-5.6 Review

CAMERA LABS

  • 2020年5月に発表されたフルサイズ対応Lマウント用の標準ズームレンズだ。599ポンドとLマウントで最も手ごろなレンズの一つであり、また最軽量のレンズの一つでもある。そして大部分の標準ズームレンズよりも広い画角を持つ非常に個性的な焦点距離をカバーしている。
  • LUMIX S 24-105mm F4 Macro O.I.S.」と比べてサイズの違いは明らかだ。フィルターサイズも異なる。そして重量はほぼ半分の350gだ。サイズに関わらず持ち運ぶときに違いが分かる。
  • 鏡筒のデザインはとてもシンプルだ。AF/MFモードスイッチが一つあるだけだ。24-105mmは光学手ぶれ補正のオンオフやズームリングのロックスイッチなどがある。
  • 20mmから60mmへズームすると内筒が伸びる。
  • 低価格ながらレンズマウントにはゴムシールが施されている。前玉のフッ素コーティング処理も含めて満足のいく防塵防滴仕様だ。
  • レンズは9群11枚、2枚の非球面レンズを含んでいる。最短撮影距離は広角端で15cm、望遠端で40cmと印象的な仕様だ。最大撮影倍率は0.43倍と素晴らしいマクロ性能を備えている。
  • 光学手ぶれ補正を備えていないものの、LUMIX Sシリーズにはボディ内手ぶれ補正が備わっている。
  • 可変絞りの暗いレンズだ。F4と比べてボケは小さいが、それでも良好な結果を得ることが出来る。
  • 画角が広いので風景や建築物、そして動画やVlogに最適だ。望遠端が一般的な標準ズームより短いものの、広角側を重視する場合はこのレンズの柔軟性が気に入るはずだ。
  • 16-35mmのズームレンジより遥かに実用的な焦点距離だ。そして最短撮影距離のクローズアップ性能までおまけで付いてくる。お散歩レンズとしては24-105mmや24-70mmより優先度の高い選択肢だ。

手ごろな価格設定のレンズであり、絞り開放の四隅はあまりシャープでは無い。しかし、1?2段絞ると良好なシャープネスを得ることが可能だ。サイズ・重量・価格の組み合わせはとても魅力的である。旅行に理想的であり、より安価でコンパクトなLマウントボディの登場を期待させてくれるレンズだ。

CAMERA LABS:Panasonic Lumix S 20-60mm review

DPReview Hands on

  • 小型軽量で手ごろな価格設定だが焦点距離は20-60mmだ。超広角キットレンズのように見える。
  • 350g・67mmフィルターだ。20-60mmとしてはかなり小さい。
  • レンズマウントには防塵防滴仕様のシーリングが施されている。
  • プロダクションモデルでは無いが、それにとても近いプリプロダクションモデルだ。
  • 逆光耐性は良好だ。目障りなフレアは良く抑えられている。ただし、奇妙なゴーストが発生する場合がある。
  • 逆光で大きく絞っても綺麗な光条とはならない。
  • 倍率色収差・軸上色収差はきちんと補正されている。
  • 玉ボケにおける口径食の影響は少ない。
  • 低価格なレンズだがフレーム全域でシャープな描写だ。F8まで絞ると四隅までとても良好に見える。風景写真家を満足させる選択肢だ。
  • 動画用レンズとしても素晴らしい。静かなオートフォーカスモーターで無段階絞りも利用できる。フォーカスブリージングも完璧に抑えている。ただし、ズーム操作時の開放F値が一定ではない。
  • とても楽しめるレンズだ。このようなズームレンジで楽しみたい時はまだパナソニックしか選択肢が存在しない。マイクロフォーサーズでも「LEICA DG Vario-Summilux 10-25mm F1.7 ASPH」が存在する。
  • レンズには光学手ぶれ補正が搭載されていないものの、その分小型で軽量に仕上がっている。ボディ内手ぶれ補正で補完可能だ。
  • 今後、小型軽量なボディに手ぶれ補正が搭載されていない場合、このレンズの手ぶれ補正非搭載が欠点となるかもしれない。しかしそれでも興味深いレンズに違いない。

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