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シグマ 20-60mm F2.8-4 DG|C レンズレビューVol.2 解像チャート編

シグマ「20-60mm F2.8-4 DG|C」のレビュー第二回 解像チャート編を公開しました。

簡易的なまとめ

特筆すべき性能ではないものの、悪くもありません。小型軽量な3倍光学ズームとしてはきちんとした性能であり、致命的とまで指摘する弱点はありませんでした。ソニーのより高価なショートズームと見比べても、広い範囲で健闘しています。(見劣りすると言えるのは広角の周辺・隅くらい)

全体的にF8-11まで絞ることで、焦点距離を選ばずに近距離で良好な結果が得られます。

While its performance isn’t particularly noteworthy, it’s not bad either. For a compact, lightweight 3x optical zoom lens, it delivers solid performance, and I didn’t find any flaws serious enough to be considered deal-breakers. Even when compared to Sony’s more expensive short-zoom lenses, it holds its own across a wide range of scenarios. (The only areas where it falls short are the edges and corners of wide-angle shots.)
Overall, stopping down to f/8–11 yields good results at close range, regardless of the focal length.

20-60mm F2.8-4 DGのレビュー一覧

解像力チャート

撮影環境

テスト環境

  • カメラボディ:ILCE-7RM5
  • 交換レンズ:20-60mm F2.8-4 DG
  • パール光学工業株式会社
    「【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)」
  • オリンパス HYRes 3.1 解析ソフト
  • 屋内で照明環境が一定
  • 三脚・セルフタイマー10秒・電子シャッター
  • RAW出力
  • ISO 100 固定
  • Adobe Lightroom Classic CCでRAW現像
    ・シャープネス オフ
    ・ノイズリダクション オフ
    ・色収差補正オフ
    ・格納されたレンズプロファイル(外せない)
  • 解析するポイントごとにピントを合わせて撮影
    (像面湾曲は近接で測定が難しいので無限遠時にチェック)
  • 近接でのテストであることに注意(無限遠側はさらに良好となる可能性あり)

補足

今回はRAW出力を元にしてシャープネスをオフの状態で検証。ボディ出力のJPEGやRAW現像でシャープネスを整えるとより数値が向上する可能性あり。今回の数値はあくまでも「最低値」とお考え下さい。

20mm

テスト結果

中央は絞り開放から非常に良好な結果ですが、周辺や隅で画質が低下。これは広角レンズで定型チャートを接写する必要があるため(所定の大きさで撮るためには、かなり近寄らなければならない)。接写時に周辺や隅が低下する傾向は一般的であり、特に驚くことではありません。

幸いにも、数値が出ない部分も極端な画質低下ではありません。さらに絞ると良好な結果が得られます。

数値確認
中央 周辺部 四隅
F2.8 4300
F4.0 4461
F5.6 4446 3741 3595
F8.0 4446 4231 3574
F11 4382 4116 3759
F16 3974 3669 3267
F22 3157 2885 2592

24mm

テスト結果

20mmと同じ傾向ですが、四隅は絞っても伸び悩みます。

数値確認
中央 周辺部 四隅
F2.8 4300
F4.0 4461
F5.6 4446 3741 3595
F8.0 4446 4231 3574
F11 4382 4116 3759
F16 3974 3669 3267
F22 3157 2885 2592

35mm

テスト結果

広角側と比べると、周辺や隅のパフォーマンスが改善。絞り開放付近はややソフトですが、絞ることで改善します。中央は引き続き良好。

数値確認
中央 周辺部 四隅
F3.5 4633 3450 2752
F4.0 4550 3819 3003
F5.6 4634 4321 3251
F8.0 4601 4612 3757
F11 4421 4474 3647
F16 3869 3898 3292
F22 3112 3194 2706

50mm

テスト結果

絞り開放から全体的に実用的な結果ですが、ベストを尽くす場合はF8-11くらいまで絞りたいところ。

数値確認
中央 周辺部 四隅
F4.0 4089 3494 3013
F5.6 4739 3832 3306
F8.0 4527 4195 3543
F11 4510 4404 3814
F16 3897 3485 3265
F22 3132 3051 2904

60mm

テスト結果

50mmと似た傾向ですが、周辺や隅は絞っても大きく改善しません。

数値確認
中央 周辺部 四隅
F4.0 4613 3877 2782
F5.6 4825 4027 2965
F8.0 4422 4182 3399
F11 4457 4023 3141
F16 3967 3659 3036
F22 3057 2982 2801

競合製品比較

FE 24-50mm F2.8 G

より高価で大口径の光学2倍ズームレンズとの比較。広角の絞り開放における隅で見劣りしますが、他の領域では健闘。小型軽量な3倍光学ズームレンズとしては良好な結果です。

20-200mm F3.5-6.3 DG

同じ20mmスタートの同社高倍率ズームレンズと比較。
20mmは絞りことでより良好な結果となりますが、35mmや50mmは20-200mmが優れています。価格やサイズ・重量が問題とならず、オールインワンのレンズを探しているのであれば20-200mmがより良い選択肢。

まとめ

特筆すべき性能ではないものの、悪くもありません。小型軽量な3倍光学ズームとしてはきちんとした性能であり、致命的とまで指摘する弱点はありませんでした。ソニーのより高価なショートズームと見比べても、広い範囲で健闘しています。(見劣りすると言えるのは広角の周辺・隅くらい)

全体的にF8-11まで絞ることで、焦点距離を選ばずに近距離で良好な結果が得られます。

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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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