このページでは一眼カメラ用交換レンズ「XF27mmF2.8」の情報を収集しています。
更新情報
- 2017.12.18:ページを更新
 
データベース
レンズの特徴
| 中央解像力 開放 | 抜群 | 周辺解像力 開放 | 良好 or 甘い 像面湾曲影響  | 
| 中央解像力 ピーク | 抜群 F2.8-F5.6  | 
周辺解像力 ピーク | 非常に良好 F5.6-F8  | 
| 軸上色収差 | 完璧 | 倍率色収差 | ほぼ完璧 | 
| 球面収差 | 問題無し | コマ収差 | まずまず良好 | 
| 非点収差 | 良好 | 歪曲 | 樽型 中 | 
| 周辺減光 | 無補正開放 2段 F5.6で改善  | 
逆光耐性 | 並 | 
| AF | まずまず速い | MF回転角 | 電子制御式 | 
| 最大撮影倍率 最短撮影距離  | 
0.1倍 34cm  | 
手ぶれ補正 | ー | 
| フィルター | 39mm | 重量 | 78g | 
| ボケ傾向 | 前後とも滑らか・玉ボケ…口径食の影響大 | ||
| 備考 | プラスチック鏡筒・絞りリング無 | ||
購入早見表
| フジノンレンズ XF27mmF2.8 | ||||
| BK | 楽天市場 | 
Amazon | 
キタムラ | 
|
| SV | 楽天市場 | 
Amazon | 
キタムラ | 
|
フィルター購入早見表
| プロテクト | C-PL | ND | ソフト | 
| X-CAP | 
レンズデータ
レンズ仕様
| 型番 | XF27mmF2.8 | 
|---|---|
| レンズ構成 | 5群7枚 (非球面レンズ1枚)  | 
| 焦点距離 | f=27mm (35mm判換算:41mm相当)  | 
| 画角 | 55.5° | 
| 最大口径比(開放絞り) | F2.8 | 
| 最小絞り | F16 | 
| 絞り形式 | 
  | 
| 撮影距離範囲 | 
  | 
| 最大撮影倍率 | 0.1倍 | 
| 外形寸法:最大径×長さ(約) ※先端よりマウント基準面まで  | 
ø61.2mm×23mm | 
| 質量(約) ※レンズキャップ含まず  | 
78g | 
| フィルターサイズ | ø39mm | 
MTFチャート

レンズ構成図

紹介
XFレンズ群の中では最も薄くて軽いレンズがこちら。『XF18mmF2 R』よりも薄くて軽い。
そのレンズ、わずか23mmと言う厚みに78gと言う軽量さ。コンパクトなボディの『X-T10』や『X-E2』に装着しても面白いだろう。そして、実売3万円半ばとXFレンズ単焦点レンズの中では最も安い部類なのでお買い求めやすい。
画角は35mm判換算で41mmと言ったところで、一般的な標準レンズよりもちょっと広角めなスナップ撮影し易いレンズだ。そしてこのコンパクトなレンズの中には非球面レンズ1枚を含む5群7枚で形成。開放から極めて高い解像力を発揮するので安心してスナップシューターの相棒となる事が出来る。
最短撮影距離がこの画角にしては長い34cmで最大撮影倍率は低い。被写体を寄って撮るには不向きなのは注意しておこう。また、XFシリーズの中では唯一絞りリングが省略されている。他のレンズとは使い勝手が違うのでそのあたりも考慮を。
しかし、富士フィルムは一社でよくやるなあ…。高級高性能路線のレンズやコンパクト高性能路線もカバー、サードパーティが少なくたって問題無く遊べるレンズランナップになっている点は恐れ入る。
海外の評価
Admiringlight
- パンケーキレンズらしいとても小さなレンズだ。リアキャップと比べてそれほど大きくない。
 - 金属製のマウント・フォーカスリングとプラスチック鏡筒で構成されとても軽量である。
 - フォーカスリングは私の好みからすると少し緩すぎるが、操作上のあそびや緩慢さは無い。
 - 絞りリングが存在しないことは腹立たしい。しかし、このレンズのサイズを考慮すると理解は出来る。
 - レンズはとても軽量でコンパクトなためどのようなボディにもマッチする。
 - 最短撮影距離が13.4インチと比較的長いのは残念だ。マイクロフォーサーズの20mm F1.7は似たような画角のパンケーキレンズだが、7.9インチまで寄ることが出来る。
 - フォーカスリングはもう少し抵抗があると良かったが、とても滑らかに動作する。素早くリングを操作すると180°程の回転角である。
 - オートフォーカスは一般的なマイクロモーターで比較的煩い。フォーカス速度は良い部分と悪い部分があり、時々とても高速にフォーカスすることがあれば、ピント距離が離れている被写体をロックしようとすると迷う場合がある。これはXF35mm F1.4と同等だ。低コントラストの被写体で比較的フォーカスが迷いやすい気がする。
 - F2.8からフレームの大部分はシャープなレンズだ。四隅は少しソフトだが絞り値全域で許容範囲である。被写界深度の調整で絞り値を操作すればいいだろう。F5.6まで絞ると高い解像力を発揮する。
 - 接写時に絞り開放付近で撮影すると少しソフトになる。
 - ボケ質は平凡でパンケーキレンズらしい作用(玉ねぎボケ・縁取り)が確認できる。接写時は少し滑らかとなる。
 - 驚くべきことに色収差は全く確認できない。倍率色収差は見えず、軸上色収差も良好に補正されている。
 - パンケーキレンズとしては歪曲はとても良好に補正されている。
 - しっかりとしたコントラストと穏やかなマイクロコントラストを持つレンズだ。カラーバランスはニュートラルで彩度は程よい。
 - 逆光耐性はレンズフード無しでもとても良好だ。
 
長所:とても小さく軽量・良好な造り・F2.8の大部分でとてもシャープ・優れた色収差補正・良好な歪曲補正・良く校正されたマニュアルフォーカス
短所:AFが少し騒々しく低照度で速度が低下する・絞りリングが無い・比較的最短撮影距離が長い・やや高価
XF27mm F2.8はコンパクトにXカメラを楽しみたい時の素晴らしい選択肢だ。絞り値に関わらずシャープでパンケーキレンズとしては色収差が良好に補正されている。
しかし、F2.8の明るさと価格が釣り合っていない。F2~F2.4であれば大好きなレンズとなっただろう。また、レンズサイズを考慮すると絞りリングが無いのは理解できるが残念なポイントだ。
私見では多くの人にとってXF35mm F1.4がより使いやすいレンズとなるはずだ。2段明るく、ボケが綺麗で絞りリングを搭載している。より広い画角やコンパクトなレンズを必要とするならばXF27mmだ。
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