EOS Mの新しいエントリーモデル登場
キヤノンEF-Mマウントのミラーレス一眼カメラとして新型のエントリーモデルが登場した。
EOS M3でコンセプトを大胆に変更したEOS Mシリーズ。今回のM10はどちらかと言うと往年のM、M2に似ているコンパクト路線。もっと言えばよりシンプルなデザインになった。
ターゲットはもちろん新参のカメラマン…もといカメラ女子。Canon公式のEOS M10紹介ページをご覧になって頂くと分かるが、説明文もターゲットを絞った語り口調になっている。
特にこの機種に関してはスペック云々の機種では無いのだけども、機材道楽のページなので取り敢えずスペックから眺めていきたいと思う。興味無い方はスペックを飛ばして「オシャレパーツの紹介」をご覧になって頂ければと思う。
スペック比較
? | EOS M10 | EOS M2 | EOS M3 |
センサー | APS-C CMOS |
APS-C CMOS |
APS-C CMOS |
有効画素 | 1,800万画素 | 1,800万画素 | 2,420万画素 |
処理エンジン | DIGIC6 ISO100-25600 |
DIGIC 5 | DIGIC 6 |
記録 | JPEG,RAW14bit | JPEG,RAW14bit | JPEG,RAW14bit |
AF | 49点 ハイブリッド CMOS AF II |
31点 ハイブリッド CMOS AF II |
49点 ハイブリッド CMOS AF III |
AF検出輝度 | ?EV1~18 | EV1~18 | EV2~18 |
シャッター | 30-1/4000秒 | 30-1/4000秒 | 30-1/4000秒 |
連写 | ?4.6コマ/秒 約1000枚 JPEG 約7枚 RAW 約4枚 RAW+JPEG |
4.6コマ/秒 約13枚 JPEG 約5枚 RAW 約3枚 RAW+JPEG |
4.2コマ/秒 約1000枚 JPEG 約5枚 RAW 約4枚 RAW+JPEG |
液晶モニタ | 3.0型104万ドット チルト式 上180° |
3.0型104万ドット | 3.0型104万ドット チルト式 上180 下45 |
WiFi | ?○ | ○ | ○ |
電源 連続撮影枚数 |
LP-E12 約255枚 |
LP-E12 約230枚 |
LP-E17 約250枚 |
サイズ | 108*66.6*35mm | 104.9*65.2*31.6mm | 110.9*68*44.4mm |
重量 | 301g | 274g | 366g |
EOS M3・M2と比べて
オシャレが楽しめる
ボディのカラーはホワイト・グレー・ブラックの3色。
M2と比べるとベイブルーが無く、グレーがあり、レッドが存在しない。
しかし、ボディに取り付ける事のできるフェイスジャケットが7種類、グリップが2種類存在する。これによりEOS M10のカラーバリエーションは27種類。
ちなみに公式で色をシュミレーション出来るページがあるので興味があれば参考に
センサーがM2並だが、M3同様のDIGIC 6搭載
有効画素を1800万画素と控えめにすることで、ファイルサイズが小さく済んでいる。また、画素数が少ないのでDIGIC6と相まって高感度耐性も期待できそうだ。EOSM2の高感度耐性をイメージして、さらに処理エンジンの向上分良くなっているとイメージしよう。
処理エンジンの向上の為か、連写性能が向上している。M3と同等で画素数が少ない分、M10が有利。
ハイブリッドAF II 49点のオートフォーカス
M3とM2を足して2で割った性能。ハイブリッドAFの対応エリアが広がったが、AFの基本性能はM2。
「II」と「III」でそんなに差があるのかな?と言う意見もあるので、純粋にエリアが細分化された事は喜ぶべき点なのだろう。
電子ダイヤルがシャッターボタン周辺部・コントローラホイールは無し
Canon機では御馴染みの背面コントローラホイールが無くなった。但し、EOS M3デザインのシャッターボタン周りの電子ダイヤルは配置。M2からの移行ユーザーは戸惑う配置。
M2ではシャッターボタン周りはモードダイヤルが配置されていたが、M10では独自にシャッターボタンの隣に設置されている。
PowerShotG9Xと同様の傾向で、インターフェイスがタッチパネルに最適化している。スマホを操作する感覚に近い形で動かす事が出来るので、これからカメラを初める方にも取っ付き易い感覚になると思う。
凝った設定にはし辛いが、「クリエイティブアシスト」モードが搭載されているので、自分好みの表現にしたい時はこのモードがオススメだ。
F値やシャッタースピードと言った専門用語を知らなくても、ボケを大きくしたり色を薄くしたり濃くしたりが簡単に操作出来る。
180°チルト液晶
液晶パネルが上に180°チルトする構造になっている。これにより自撮り撮影も手軽な操作で対応出来る。ちなみにこのモデルでは下にチルトは出来ないので、ローアングルからの撮影には不向きだ。
アクセサリーシューが無くなった
その分軍艦部がすっきりしたが、外付けの電子ファインダーが使えない。M3と同じく、ポップアップ式のフラッシュが内蔵されており、専用レバーが存在する。M3ユーザーとしてはこのフラッシュはあまり頂けない…かなり見た目が貧弱なので飛び出した拍子にポキンと折れないか心配で心配で…。
EF-M 15-45mm f/3.5-6.3 IS STMキット
使いやすそうな沈胴式ズームレンズがキットレンズとして付属するレンズキットがある。広角端が15mmって言うのが素晴らしい。さらに光学手振れ補正とステッピングモーターも搭載しているので、こりゃあ発売されたらレンズは18-55mmと選手交代しなければ。望遠端がF6.3とかなり暗いので、どっちゃかと言えば広角系ズームとして活用したいレンズ。
EOS M10は買いか?
現在ボディの初値が最安値で4万円ちょっと。但し、この価格だとEOS M3のボディが買えちゃいそうな値段。カメラ好きのおっさんなら迷わずM3に突撃するのだが、オシャレやコンパクトを取るならM10もアリ。
操作感覚は一眼レフスタイルとは大きく異なるが、画質面で言えば処理エンジンも同じで 画素数は抑えめの1800万画素。高感度には若干強くなると思うので、そこは考えどころだろう。
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