2025年8月13日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。インナーフォーカス式の「50mm F1.2」を想定したような光学系の実施例を複数掲載しています。AFがより高速になると良いですねえ。
概要
- 【公開番号】P2025118483
- 【公開日】2025-08-13
- 【発明の名称】光学系および撮像装置
- 【出願日】2024-08-01
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】大口径でありながら小型で高い光学性能を備え、高速でのフォーカシングを行うことが可能な光学系を提供する。
- 【背景技術】
【0002】
大口径でありながら小型で高い光学性能を有し、フォーシングが可能な光学系として、特許文献1には、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力を有する前群、開口絞りおよび正の屈折力を有する後群により構成された光学系が開示されている。この光学系では、フォーカシングに際して前群が移動する。- 【0004】
大口径の光学系は、諸収差の補正が困難になる傾向がある。また、オートフォーカスによるフォーカシングの高速化を実現するためにフォーカスレンズ群を軽量化すると、フォーカシングに際しての収差変動の抑制が困難となる。特許文献1の光学系は、非球面レンズを複数使用することで諸収差の補正を行うが、サジタルコマフレアの補正は不十分である。さらに大口径かつレンズ数が多い前群をフォーカシングの際に移動させるため、オートフォーカスの高速化が困難である。- 【0005】
本発明は、大口径でありながら小型で高い光学性能を備え、高速でのフォーカシングを行うことが可能な光学系およびこれを備えた撮像装置を提供する。- 【0018】
加えて、後群Lrは、光軸から離れた位置(以下、周辺部という)に極点を持つ非球面を有する少なくとも1つの非球面レンズLa(Lb)を含む。この非球面レンズは、中心光束と周辺光束に与える屈折力に差を与えることで、サジタルコマフレアを良好に補正する。実施例1
- 焦点距離:48.50
- F値:1.25
- 半画角:24.04
- 像高:21.64
- 全長:113.00
- バックフォーカス:11.92
既存の「RF50mm F1.2 USM」は前群繰り出し式ですが、今回の実施例ではインナーフォーカス式となっています。また、レンズ後群には特殊な形状の非球面レンズを使用しているようです。
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