Phototrendが「Salon de la Photo 2024」におけるキヤノンへのインタビュー記事を公開。最も売れているのはEOS R50、キヤノンのカメラにはキヤノンのレンズ、一眼レフボディ・レンズは生産継続中だが開発は終了など。
EOS R5 Mark IIとEOS R1は明らかに注目されている。この2つのカメラに対する抱負は?EOS R5 Mark IIの販売台数はすでに把握しているのか?
- この2つのカメラはまさに今年のスター。
- EOS R1はフラッグシップ機で、11月の販売開始前から素晴らしい評価を得ている。
- このカメラは、オリンピック・パラリンピック、ユーロサッカー、F1グランプリなど、夏の主要なスポーツイベントですでに幅広くテストされている。私たちにとって、それは特別なショーケースだった。
- 伝説的な5シリーズの待望の後継機であり、写真とビデオの両方で非常に優れたEOS R5 Mark IIも忘れてはならない。受注は期待以上であり、8月末に発売されたこの製品のレビューは満場一致で非常に好意的である。
- 今のところ、この2つの発売に関する数字は、とてもとてもポジティブなものだ。
- フランスで開催されたイベントでは、プロの写真家からカメラに関する多くのフィードバックを得ることができた。発売前からプロとコンタクトを取れたことは本当に素晴らしいこと。
オリンピックにおけるプロフォトグラファーからのフィードバックについて
- 両機種とも、特にオートフォーカスの点で、またEOS R1の連続撮影のカスタマイズの点で、非常に好意的なフィードバックがあった。
- 同様に、ボールスポーツ用のアクション優先モードも非常に好評。
- キヤノン株式会社のチームも参加し、プロフェッショナルに技術的なサポートを行った。
- EOS R1はスポーツ撮影だけに使われるものではないが、スポーツのために設計されたディテールは非常に高く評価された。
一部ではEOS R1を「R3 Mark II」と評している(競合他社よりも解像度が低いという点)
- 市場からの数字こそが、我々にとって最も重要であり、記録を塗り替えるものであることは明らかだ。
- そして今のところ、結果はポジティブだ。
EOS R1が発売された今、R3には何が残されているのだろうか?
引き続き販売されるのか?
- YES。
- まだ我々のラインアップにあり、受注を継続中である。
- どのような用途で使われるかを考える必要がある。どのように使うかによって、EOS R1とEOS R3はそれぞれ利点がある。
発表会でのインタビューで、キヤノンは各モデルが他のシリーズと競合するように設計されていると語った。つまり、EOS R5 Mark IIがEOS R6 Mark IIIに追い越されることを目指したということだが、このカメラが間もなく発売されるということだろうか?
- キヤノンの目標は常に新しいソリューションを提供し、製品群を発展させることだ。
- そして、これは様々な形をとることができる。例えば、コンパクトカメラでは、我々がイノベーションを起こし、そのイノベーションが他のもっと高いレンジのカメラに受け継がれた。
- 我々は常にカメラボディを開発することが目標であり、それは新しい世代が登場するたびにもたらされるものであり、さまざまなレンジに導入できるものである。
- ただし、EOS R6 Mark IIIについてはお伝えできる情報がない。
- いずれにせよ、新しいカメラでは、既存の機能を改善するか、新しい機能を追加する。それが、カメラであれ、ビデオカメラであれ、プリンターであれ、私たちの目標である。
最も売れている製品は何か?(特にフルサイズ市場で)
- 具体的な製品では、EOS R50が2024年1月から8月まで市場で最も売れたカメラ。
- GFK(訳注:おそらくマーケティングリサーチ会社のこと)によると、販売台数トップ10の半数がキヤノンの製品である。
- 全体的にキヤノンのAPS-Cカメラは非常に好調だ。一眼レフで分かっていたことが、ミラーレスでも同様である。
- プロ用では、EOS R5 Mark IIが8月末に登場し、8月末の販売台数で1位となった(金額ベース)。
- 過去12ヶ月間、全体的に市場は安定しており、数量で+3%、金額で-1%であった。
- ミラーレスの販売台数は95,000台で、年末には100,000台に達するだろう。
レンズに関してはビデオ用レンズの本格的なブームが来ている
- レンズに関しては、すでに12万本、総額1億700万ユーロを販売している。
- 2024年1月から8月までのシェアは29.4%で、2位の2倍であり、明らかなマーケットリーダーである。
- 2018年にEOS Rシステムを発売して以来、6年間ですでに42本のレンズを発売した。そして、この好調な勢いを維持していくつもりだ。
- 革新的な新しいレンズ「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」と「RF35mm F1.4 L VCM」を発売。写真とビデオの2つの世界の融合であると同時に、シネマEOSシリーズとのギャップを埋めるものでもある。
- 今後も素晴らしいレンズの新製品をリリースしていく。
- 加えて、RF 28-70mm F2.8 IS STMを発売した。このレベルの性能に対して1,300ユーロ以下という非常に手頃な価格で提供している。
- 写真とビデオの「ハイブリッド」レンジを拡大しているだけでなく、非常に優れたコストパフォーマンスを提供するレンジも拡大している。
- 同時に、RF-Sレンズ群の拡充も続けている。これも我々の開発優先事項の1つだ。
RFマウントの開発についてだが、大きなニュースはシグマとタムロンに門戸を開くという発表。売れ行きやユーザーからのフィードバックなど、最初の反応はどうだったのか?
- 顧客のニーズを満たすため、多様な製品を提供する必要性から開始した。
- ユーザーに新たな可能性を提供することができる。
- しかし、それ以外の可能性についての情報はない。
サードパーティのフルサイズ対応製品は?
- 我々は彼らの代弁をするつもりはない。
- キヤノンの目標はEFレンズで行ったように市場を広くカバーすることだ。
- 我々はすでに42本のレンズを持っており、RF-Sであろうと、より専門的な動画向けであろうと、あらゆるレベルの製品で、ニーズがあるところにカタログを展開し続けるつもりだ。
サードパーティに開放的ではないという印象を受ける人もいる
- 我々のアプローチは、市場全体をカバーし、ユーザーに最高のものを提供することだ。
- キヤノンのカメラにはキヤノンのレンズが完璧にマッチする。
レフ機の要望はまだあるのか?
ミラーレスへの移行は完了したのか?
- 一眼レフ市場はまだある。
- 一眼レフを使い続けたいというユーザーはまだいるし、我々はこの市場に存在しているのでサポートしている。
- 一眼レフのボディやレンズを供給している生産ラインもある。
- 一眼レフ用の新製品はもう開発していないが、需要がある限り応えていく。
- 昨年は、キヤノンのミラーレスが10万台販売されたのに比べ、3万台以下しか販売していない。
- いずれにせよ、一眼レフからミラーレスへの移行はほぼ完了した。
現在最も売れているのはAPS-Cミラーレスの「EOS R50」とのこと。この価格帯では珍しく、被写体検出をはじめとした、高度なAFシステムを搭載したカメラ。イメージセンサーは世代的にやや古いものの、必要十分と言ったところでしょうか。個人的には操作性・機能性がより良好なEOS R10を推したいところですが、比較的安価なEOS R50の人気が高いのも頷けます。
- 発売日:2024年8月下旬
- 希望小売価格:オープン
- 直販価格:
・ボディ:65万4,500円
・レンズキット:80万8,500円 - 初値:
・ボディ:589,050 円
・レンズキット:727,650 円
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主な仕様
- イメージセンサー
・タイプ:裏面照射型積層CMOSセンサー
・有効画素数:4500万画素 8192 x 4320
・除塵ユニット:セルフクリーニングセンサーユニット
・手振れ補正:8.5段分 - ISO:ISO 100 ~ 51200
拡張 L (ISO 50 相当)、H (ISO 102400 相当) - プロセッサ:DIGIC X + DIGIC アクセラレータ プロセッサ
- メモリーカード:
・CFexpress 2.0 Type B
・SD UHS-II - 静止画:JPEG/HEIF/RAW/C-RAW
- 動画:ALL-I(タイムラプスのみ)/IPB(MP4)
- AFシステム:デュアルピクセル CMOS AF
・測距点: 最大 1053 ゾーン
・測距輝度範囲:EV –6.5 ~ 21
・被写体認識:自動、人物、動物、車両
・その他:視線入力AF、アクション優先、登録人物優先 - ドライブ性能:
・メカニカルシャッター:1/8000秒~30秒
・電子シャッター:1/32000~30秒
・フラッシュ同調速度: 1/200秒(メカ)
・フラッシュ同調速度:1/250秒・1/320秒(電子先幕)
・フラッシュ同調速度:1/160・1/200秒(電子シャッター)
・撮影速度:最高約12コマ/秒(メカシャッター/電子先幕)
・撮影速度:最高約30コマ/秒(電子シャッター)
・撮影枚数:RAW:約230枚(約95枚) - ファインダー:0.5型 約576万ドット 約0.76倍
- モニター:3.2型 約210万ドット バリアングルモニタ
- 動画:
・8K:60p 2600Mbps
・4K:60p 1860Mbps - インターフェース:
・USB:USB 3.2 Gen 2 USB Type-C
・ヘッドホン:Φ3.5mm
・マイク:Φ3.5mm
・HDMI:A
・LAN:RJ-45(2.5GBASE-T)(EPグリップ使用時)
・シンクロ:あり
・Wi-Fi:IEEE 802.11b/g/n/a/ac/ax
・Bluetooth:5.3
・N3タイプ端子 - バッテリー
・タイプ:LP-E6P
・撮影可能枚数:630 shots
・充電方法: - サイズ:138.5×101.2×93.5 mm
- 重量:656 g
- 防塵防滴:
- ボディ材質:マグネシウム合金/ポリカーボネート
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