2025年6月23日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。OMデジタルのライブNDを先行技術文献として紹介しつつ、独自にスローシャッターのブラケット撮影に関する仕組みを特許として出願しているようです。
概要
- 【公開番号】P2025093064
- 【公開日】2025-06-23
- 【発明の名称】撮像装置およびその制御方法並びにプログラム
- 【出願日】2023-12-11
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】1回の撮影指示でスローシャッター表現を異ならせた複数の画像を得ることができる撮像装置およびその制御方法並びにプログラムを提供する。
- 【背景技術】
【0002】
長秒露光による撮影手法として、滝や川を流れる水などの移動する被写体の動きを印象付ける、スローシャッター撮影がある。スローシャッター撮影では露光時間の長さによって撮影できる写真の表現や印象が変わるためユーザにとって好ましい写真を撮影するまで繰り返し撮影する必要がある。しかし、露光時間を変更しながら撮影を繰り返し撮影する場合、同一シーンにおいて異なるスローシャッター表現の画像を記録することが出来ない。- 【0003】
一方で、疑似的に長秒露光を実現する従来技術が存在する。例えば、特許文献1では、特定間隔で繰り返し撮影された画像を特定の明るさになるよう合成する方法が開示されている。また、特許文献2では、撮影された複数の画像間で位置合わせと加算合成を繰り返しながら画像を記憶することで同一シーンにおいて露出量の異なる画像をブラケット画像として記録する方法が開示されている。- 【0005】
しかしながら、特許文献1の先行技術では、画像の明るさが変わってしまうため、スローシャッター表現のみを異ならせた画像は記録できない。また特許文献2の先行技術は、撮影された画像間で位置合わせを行うため、移動する被写体の動きが撮影されるスローシャッター表現の画像を記録できない。- 【特許文献1】特開2022-125117号公報(OMデジタル)
- 【0006】
本発明は上述した課題を鑑みてなされたものであり、1回の撮影指示でスローシャッター表現を異ならせた複数の画像を得ることができる撮像装置およびその制御方法並びにプログラムを提供することを目的とする。- 【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、1回の撮影指示でスローシャッター表現を異ならせた複数の画像を得ることができる。
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