このページではキヤノンのミラーレス一眼「EOS Kiss M」と一眼レフ「EOS 80D」の外観とスペックを見比べ「どちらが買いなカメラか?」を検証しています。
Index
- 2018-03-08:ひとまずページを作成し、後日コメントを追記します。
外観比較
EOS Kiss Mの外観的強み
EOS Kiss Mと80Dの強み
- Kiss M:非常にコンパクト
- Kiss M:電源ボタンが右側に配置されている
- 80D:コマンドダイヤル×2とサブダイヤルを搭載
- 80D:サブ液晶モニタを搭載
- 80D:ボタン操作が豊富
実はボタン数の差が小さい?
EOS 80Dは背面マルチコントローラーにAFフレームダイレクト選択機能があり、EOS Kiss Mはタッチモニタを使用したタッチ&ドラッグAFを実装している。Kiss Mはタッチパネルを使ってAFフレームを移動できるので十字ボタンに各種設定の呼び出し機能が割り当てられている。
画像比較
スペック比較
EOS Kiss Mのスペック的強み
Kiss Mと80Dの強み
- Kiss M:新しいRAW出力形式
- Kiss M:最新の画像処理エンジン DIGIC 8(80Dは2世代古い)
- Kiss M:常用感度が高感度側で1段向上
- Kiss M:進化したデュアルピクセル CMOS AF
(瞳AF対応:ワンショットAF限定+測距点の増加・測距エリアの拡大) - Kiss M:80Dよりも連写速度が速い
- Kiss M:無反動・静音のサイレントシャッター搭載
- Kiss M:ボディ内デジタルレンズオプティマイザ対応
- Kiss M:電子式ビューファインダー
- Kiss M:4K動画・ハイスピード動画撮影対応+5軸電子手振れ補正
- Kiss M:Bluetoothを搭載しスマホへの自動転送に対応
- Kiss M:サイズが小さく重量が軽い
- 80D:M-RAW・S-RAW対応・連写時も14bitRAW
- 80D:IR測光センサー搭載+フリッカー低減対応
- 80D:位相差AF対応(低照度時のAF性能がKiss Mより優れている)
- 80D:サーボ特性の調整が可能
- 80D:フラッシュ同調速度が速い
- 80D:Kiss Mよりも連写時のバッファ容量が多い
- 80D:光学ファインダー
- 80D:防塵防滴
- 80D:バッテリーライフが長い
スペック比較表
Kiss M | EOS 80D | |
---|---|---|
センサー | APS-C CMOS 22.3×14.9mm | APS-C CMOS 22.3×14.9mm |
センサー備考 | CR3 RAWフォーマット 14bit RAW (連写時12bit) | |
有効画素数 | 2410万画素 | 約2420万画素 |
出力形式 | L 6000×4000 M 3984×2656 S1 2976×1984 S2 2400×1600 RAW 6000×4000 (連写時12bit変換) | L 6000×4000 M 3984×2656 S1 2976×1984 S2 2400×1600 S3 720×480 RAW 6000×4000 M-RAW 4500×3000 S-RAW 3000×2000 |
ローパスフィルター | あり | あり |
手ぶれ補正 | ー | ー |
手ぶれ補正効果 | デュアルセンシングIS | ー |
画像処理エンジン | DIGIC 8 | DIGIC 6 |
メディアスロット | SDカード UHS-I対応 | SDカード UHS-I対応 |
スロット数 | 1 | 1 |
測光方式 | 撮像素子によるリアルタイム測光 | OVF:7560画素RGB+IR測光センサー LV:315分割 |
測光範囲 EV | 0~20 | OVF:1~20 LV:0~20 |
ISO感度 | 100-25600 | 100~12800 |
拡張ISO感度 | 51200 | 25600 |
露出補正 | ±3 | OVF:±5 LV:±3 |
フリッカー低減 | ー | 対応 |
AF方式 | デュアルピクセルCMOS AF | OVF:位相差AF LV:デュアルピクセルCMOS AF |
AF速度 | 不明 | |
測距点 (像面位相差) (位相差) | ・最大143点 (一部レンズは99点) | OVF:45点 (クロス45点) LV:最大35点 |
測距点 (コントラスト) | ||
測距輝度範囲 EV | -2~18 | OVF:-3~18 LV:0~18 |
AF-C特性 種類 | ー | ・追従特性 ・速度変化 ・乗り移り |
AFカバーエリア | 88×100% | LV:80×80% |
フォーカスエリア | ・1点 ・顔+追尾優先 ・スムーズゾーン ・フレーム小 ・瞳 | OVF: ・1点 ・ゾーン ・ラージゾーン ・45点 LV: ・1点 ・顔+追尾優先 ・スムーズゾーン |
フォーカス備考 | ・AF追従精度の改善 ・ピーキング ・タッチ&ドラッグAF | |
シャッター速度 | 30-1/4000秒 | 30-1/8000秒 |
電子シャッター速度 | サイレントモード (ストロボ・連写・長秒NR不可) | ー |
フラッシュ同調速度 | 1/200秒 | 1/250秒 |
高速連続撮影 AF-C | 最高7.4コマ/秒 | OVF:最高約7.0コマ/秒 LV:最高約5.0コマ/秒 |
高速連続撮影 AF-S | 最高10コマ/秒 | 最高約7.0コマ/秒 |
連続撮影可能枚数 | RAW:約10枚 JPEG L:約33枚 | RAW:約20枚 JPEG L:約77枚 |
特殊連写機能 | ||
連写備考 | ||
ピクチャースタイル | ・8種類 ・カスタム3枠 | ・8種類 ・カスタム3枠 |
ホワイトバランス | ・8種類 (白優先AWB追加) | ・8種類 (白優先AWB追加) |
レンズ光学補正 | ・周辺減光 ・色収差 ・歪曲 ・デジタルレンズオプティマイザ | |
特殊作画機能 | ・改善したALO ・改善したD+ ・クリエイティブアシスト | ・ALO ・D+ |
ファインダー方式 | 電子式 0.39型 | ペンタプリズム |
ファインダー解像度 | 236万ドット | ー |
視野率 | 不明 | 約100% |
アイポイント | 不明 | 約22mm |
ファインダー倍率 35mm換算 | 不明 | 0.59倍 |
視度調整範囲 | 不明 | -3.0~+1.0m-1 |
モニターサイズ | ワイド3.0型 | ワイド3.0型 |
モニター解像度 | 約104万ドット | 約104万ドット |
モニター可動 | バリアングル | バリアングル |
タッチパネル | 対応 | 対応 |
4K 動画 | ~25p 120Mbps | ー |
FHD 動画 | ~60p 60Mbps | ~59.94p 60Mbps |
外部出力 | HDR出力対応 | |
タイムラプス動画 | 対応 | 対応 |
ハイスピード動画 | ~120p 52Mbps | ー |
動画備考 | 5軸手振れ補正 4K切り出し機能 | |
ボディ内RAW現像 | 対応 | 対応 |
デジタル端子 | USB 2.0 | USB 2.0 |
シンクロ端子 | ー | ー |
HDMI端子 | D | C |
マイク入力端子 | Φ3.5mm | Φ3.5mm |
ヘッドフォン端子 | ー | ー |
リモコン端子 | RS-60E3用 | RS-60E3用 |
Bluetooth | 4.1 自動転送対応 | ー |
WiFi | 802.11b/g/n | 802.11b/g/n |
NFC | 対応 | 対応 |
内蔵フラッシュ | あり | あり |
防塵防滴 | ー | 対応 |
バッテリー | LP-E12 | LP-E6N |
USB充電 | ー | ー |
USB給電 | ー | ー |
撮影可能枚数の目安 | 約235枚 | OVF:約960枚 LV:約300枚 |
大きさ mm | 116.3 x 88.1 x 58.7 | 139.0×105.2×78.5 |
質量 CIPA | 約387g | 約730g |
質量 ボディのみ | 約351g | 約650g |
レンズ種類比較
EOS Kiss Mのレンズラインナップ的強み
EF-M・EF-Sの特徴
- EF-M:コンパクトなレンズが多い
- EF-M:社外製の超大口(F0.95-F1.2)径単焦点が存在する
- EF-M:社外製のAF対応レンズが少ない
- EF-S:開放F値 F2.8固定の大口径ズームが存在する(純正+社外製)
- EF-S:超高速AFに対応する「ナノUSM」を搭載したレンズが存在する
- EF-S:AF対応の社外製レンズが多い
- 共通:フルサイズ用EFレンズを使用できる
レンズ一覧
Canon?EF | 広角域 | 標準域 | 中~望遠域 |
Canon EF-M | EF-Mシステム一覧 |
どちらを買うべきか?
EOS Kiss M:コンパクトながら高画質・高機能
こんな方におすすめ
- 一眼レフのサイズ感は許容できない
- より画質が良いカメラが良い
- フルサイズ並みの大きなボケが欲しい人(要 社外製大口径レンズ)
- 背面モニタを多用する人
- ファミリー・タウンユースなどでカジュアルにカメラを楽しむ人
- スマートフォンを使ったSNS更新が多い人
「デカいカメラは嫌だけど、AF性能や画質が良いキヤノンカメラを使いたい」と言うのであればおススメできる1台。従来のEOS Mシリーズと比べて「やっと競合他社と戦える性能になった」と言う印象。
当初は少なかったレンズラインナップも徐々に徐々に拡張され、不足しているレンズもアダプタ経由でEFレンズを使えばなんとか対応可能。
さらに一眼レフカメラでは実現が難しかった大口径レンズが社外製で幾つか存在するのでマニュアルレンズに抵抗か無ければおススメ。例えば「35mm F1.2 ED AS UMC CS」や「SPEEDMASTER 35mm F0.95 II」など。
防塵防滴には対応していなかったり、ボタンや操作性がいかにも”Kiss”らしかったりするので高級一眼レフカメラを使っている人には抵抗感のあるデザインかもしれません。
ブラック | ボディ | 楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
Yahoo |
ズームキット | 楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
Yahoo | |
高倍率キット | 楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
Yahoo | |
ダブルレンズ | 楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
Yahoo | |
Wズーム | 楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
Yahoo | |
ホワイト | ボディ | 楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
Yahoo |
ズームキット | 楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
Yahoo | |
高倍率キット | 楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
Yahoo | |
ダブルレンズ | 楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
Yahoo | |
Wズーム | 楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
Yahoo |
EOS 80D:専門的な分野の撮影はまだまだ一眼レフ有利
こんな方におすすめ
- 超望遠ズームレンズなど大型レンズを多用する人
- 本格的な動体撮影が多い人
- 大口径ズームレンズを使いたい人
- 悪天候で撮影する人
屋外での天体撮影や野鳥・飛行機など専門性が高いカテゴリの撮影は一眼レフがまだまだ強い。特にEOS Kiss Mと比較して充実したレンズラインナップ(主に社外製)が存在する上、防塵防滴・45点クロス測距の位相差AF・直感的に使いやすいボタン配置などが強み。
一方でEOS Kiss Mのようにカジュアルユースで使うにはサイズが大きく使い辛い。特にちょっとした外出や食事の席で取り出すには憚られるサイズ感だ。そのような用途には別にもう一つカメラを用意するか、スマホのカメラで妥協する必要があるかもしれない。
楽天市場 | Amazon | カメラのキタムラ | Yahoo | |
ボディ | 新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
EF-S18-55キット | 新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
EF-S18-135キット | 新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
ダブルズームキット | 新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
サイト案内情報
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。