「Z6III」と「Z 6II」の外観やスペックの違い

• 部分積層型CMOSセンサー
• 改良されたボディ内手振れ補正
• 高効率RAW★・高効率RAW（ファイルサイズが小さい）
• HEIF
• 常用ISO感度の高域が広い
• 高周波フリッカー低減機能
• 低照度の測距輝度範囲が広い
• 3DトラッキングAF
• 被写体検出AF
• 1/16000秒の電子シャッター
• 14bit RAWのメカニカルシャッター
• 20コマ秒の電子シャッター
• 最大120コマ秒（1.5クロップ）のJPEG連写
• CFexpress使用時にほぼ無制限のバッファ
• プリ連写機能
• 高解像・高輝度・高フレームレートのOLEDファインダー
• バリアングルモニタ
• N-RAW・ProResRAWの内部収録
• 4K 120p
• 動画連続撮影時間が長い
• ウェーブフォーム・赤枠表示
• ピクセルシフトマルチショット
• ディープトーンモノクロームなど新プリセット3種
• フルサイズHDMI
• バッテリーライフがわずかに良好

「Z 6II」の後継モデルですが、中身は全くの別物。全く新しい部分積層型CMOSセンサーと最新プロセッサEXPEED 7 プロセッサを搭載し、静止画・動画機能が大幅に向上しています。Z 6IIとの価格差を許容できるのであれば、ハイエンドモデルに近いパフォーマンスが得られる抜きんでた中級機となりそうです。価格もハイエンド寄りになったのが悩ましいところですが。
（海外ではZ 6IIとの価格差が小さいため、高評価する地域もあるかと思います）

低ISOにおけるダイナミックレンジがやや狭いものの、ISO800以降はZ 6IIと同程度となっています。低ISOの風景撮影でベストを尽くしたい場合は選択肢から外れるものの、高速性を重視してZ6IIIを購入する場合は特に問題と感じない可能性あり。

• 比較的安価
• 比較的小型軽量
• HDMI出力のBlackmagicRAW
• 非圧縮RAW
• 低ISO時のダイナミックレンジが広い

圧倒的なZ6IIIの登場で急速に陳腐化。価格に問題がなければZ 6IIを選ぶ必然性が多くありません。今のところZ6IIIでBlackmagicRAWが使えないことくらいでしょうか。Z6IIIが高価で手が届かない場合の選択肢となりますが、デザインやコントロールに問題がなければ「Z f」が最新プロセッサ搭載で高機能・高性能なカメラなので要検討。

競合機種「α7C II」「α7 IV」「EOS R6 Mark II」「EOS R8」などの存在を考慮すると、今から新品を購入するのは悩ましいところ。それならいっそ「Z 5」まで価格を下げて、レンズ購入に資金を回すのも一つの手。または「Z5II」の登場まで待つか…。