このページでは「Z 9」と「α1」の外観やスペックの違いを見比べています。
更新履歴
- 2021-10-30:ニコン「Z 9」が正式発表されたので「α1」と外観やスペックを見比べるページを作成しました。空欄やいくつか調査中の項目があります。
(記事中では「Z 9」「A1」と呼称します。)
Index
基本情報と価格の確認
Z 9 | ILCE-1 | |
発売日 | 2021年 | 2021年3月19日 |
小売希望価格 | オープン | オープン |
初値 | ?628,650 | ?782,633 |
商品ページ | 商品ページ | 商品ページ |
仕様表 | 仕様表 | 仕様表 |
説明書 | 説明書 | 説明書 |
データベース | データベース | データベース |
Z 9
ポイント
- グリップした状態で操作できるコントロールが豊富
- 水平方向にも傾けることが出来る4軸チルト大型モニタ搭載
- 900秒バルブタイマーやステータスパネル、赤色画面表示が低照度での撮影に便利
- センサー周辺の保護機能が充実
- 協調手ぶれ補正に対応
- CFexpress Type Bカードを利用した高速バッファクリアに対応
- ISO 64に対応
- -8.5EVのスターライトAFに対応
- 生物に加えて乗り物の被写体検出にも対応
- JPEG・低解像限定で120コマ秒の連写速度に対応
- 将来的に8K 60pに対応予定
- 多重露光に対応
- ボディ内RAW現像に対応
- Bluetooth Low Energyに対応
Z 9 | |||
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α1
ポイント
- 赤外線リモコンに対応
- 豊富で自由度の高いボタンカスタマイズに対応
- 外付けマイクのデジタル接続に対応
- 効率の良いHEIF形式に対応
- 手ごろな価格のSDカードを利用可能
- 高周波フリッカーに対応
- メカニカルシャッターを使用可能(同調1/400秒)
- 30コマ秒の連写速度に対応
- 大型・高解像・高フレームレートのファインダー搭載
- ピクセルシフト式の高解像撮影に対応
- USB 3.2 Gen2の高速転送に対応
- 2×2 MIMOのWi-Fiに対応
- 比較的バッテリーライフが良好
- 小型軽量
α1 ILCE-1 | |||
ソニー公式 | |||
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外観の違い
正面
操作性
- Z 9は前面にFnボタンを3つ搭載。グリップを握った状態でだFnボタンを簡単に操作できる。
- Z9は前面左上にシンクロソケットとリモートレリーズ用端子を要塞。
- Z 9は左側面にAFモードボタンを搭載。
機能性
- A1はホワイトバランス用センサーを搭載している。
- A1は赤外線リモコンに対応している。
α1 グリップ装着時
- A1は縦位置グリップのボタン配置が横位置と同じ。
- Z 9は縦位置グリップの継ぎ目が無いので防塵防滴仕様で有利。
背面
操作性
- A1は背面ホイール操作に対応。素早い設定切替に対応。
- Z 9は4軸チルトで水平方向にもモニタを傾けることが出来る。
- A1はボタンカスタマイズ箇所と機能が豊富で自由度が高い。
機能性
- Z 9は音声・画質・ホワイトバランス用の専用ボタンがある。
α1グリップ装着時
- Z 9はグリップ一体型デザインにより大型モニタや4軸チルト構造を搭載。
上面
操作性
- ドライブモードはZ 9がボタン式、A1がダイヤル式で左肩に搭載。
- A1はフォーカスモードダイヤルを左肩に搭載。
- 撮影モードはZ 9がボタン式で左肩に、A1がダイヤル式で右肩に搭載。
- 露出補正やZ 9がボタン式でシャッターボタン付近、A1がダイヤル式で右肩に搭載。
- どちらもシャッターボタン軸の電源スイッチを搭載。ただし、オン/オフの方向が逆。
機能性
- Z 9は右肩にステータス表示モニタを搭載。ファインダーやモニタを確認せずにカメラの設定を変更可能。
- A1はホットシューがデジタル接続に対応しており、外部マイクのワイヤレス接続などが可能。
スペックの違い
イメージセンサー
Z 9 | ILCE-1 | |
センサーサイズ | フルサイズ | フルサイズ |
センサー形式 | 積層型 | 積層型 |
有効画素数(万画素) | 4571 | 5010 |
最大記録画素 | 8256×5504 | ?8640 x 5760 |
アスペクト比 | FX DX 1:1 16:9 |
3:2 16:9 4:3 1:1 |
ローパスフィルター | 不明 | 不明 |
手振れ補正(補正段数) | 不明 | 5.5 |
光学IS連携(補正段数) | 6 | |
除塵機能など | フッ素コート センサーシールド 超音波 VRロックあり |
帯電防止コート 超音波 シャッター閉幕 |
センサー
- どちらもスキャンレートの速い積層型CMOSセンサーを使用。
- A1のほうがわずかに解像度が高い。ただし、総画素数は何故かZ 9のほうが多かったりする(Z 9:A1=5237万画素:5050万画素)。つまりピクセルピッチに大きな差は無いと思われる。
手ぶれ補正
- Z 9のボディ内手ぶれ補正単体の効果は不明。
- Z 9はレンズの光学手ぶれ補正と協調補正に対応しており、効果的な補正を実現している。
- Z 9は電源オフ時に手ぶれ補正をロックする機構を搭載。これにより振動からカメラの故障を予防。
センサー除塵ユニットなど
- Z 9はセンサー面にフッ素コーティング処理が施されており、メンテナンス性が向上。
- Z 9は専用のセンサーシールドを搭載している。A1は壊れやすいメカニカルシャッターを使用しているので注意が必要。
プロセッサー
Z 9 | ILCE-1 | |
画像処理エンジン | EXPEED 7 | BIONZ XR |
RAW出力形式 | 14/12bit ロスレス圧縮 高効率★ 高効率 L/M/S対応 |
14bit 圧縮 ロスレス圧縮 非圧縮 |
その他出力 | - | HEIF |
記録メディア | XQD CFexpress B |
SDXC UHS-II CFexpress A |
メディアスロット | 2 | 2 |
画像処理エンジン
- どちらも同社の最新プロセッサを搭載している。
RAW形式
- A1は非圧縮RAWに対応している。
- Z 9は独自の高効率RAWに対応している。(画質は非圧縮と同レベルと言われているが詳細は不明)
- A1の30コマ秒連写は圧縮RAW限定。20コマ秒ならばロスレスRAWや非圧縮RAWにも対応している。
- Z 9は高効率RAWであれば20コマ秒でも1000枚以上の連続撮影が可能。
その他出力形式
- A1はHEIFに対応している。
記録メディア
- Z 9はCFexpress Aカードよりも2倍高速転送が可能なBタイプのカードに対応している。
- A1はCFexpress Aカードの他に、手ごろな価格のSDカードを利用することが出来る。
露出
Z 9 | ILCE-1 | |
測光方式 | TTL測光 | 1200分割 |
測光方式 | マルチパターン 中央部重点 スポット ハイライト重点 |
マルチ 中央重点 スポット(N/L) 画面全体平均 ハイライト重点 |
測光範囲 | -3?17 | -3?20 |
露出モード | P S A M |
AUTO P S A M C3枠 |
常用ISO感度 | 64?25600 | 100?32000 |
拡張ISO感度 | 32 102400 |
50 102400 |
露出補正 | ±5 | ±5 |
フリッカー低減 | 対応 | 対応 高周波対応 |
DR補正 | 5段階 | 5段階 |
露出備考 |
ISO感度
- Z 9はISO 64に対応している。
フリッカー低減
- A1は高周波フリッカーに対応している。
オートフォーカス
Z 9 | ILCE-1 | |
AF方式 | ハイブリッド | ハイブリッド |
測距点(位相差) | 493 | 759点 |
測距点(コントラスト) | 不明 | 425点 |
F8対応 | 不明 | F22 |
測距輝度範囲 | -6.5?19 (F1.2 レンズ) -8.5?19 (低照度AF) |
-4?20 (F2.0 レンズ) |
フォーカスモード | AF-S AF-C AF-F MF |
AF-S AF-A AF-C DMF MF |
測距エリアモード | ピンポイント シングル ダイナミック (S/M/L) ワイド (S/L) オート 3D-トラッキング |
ワイド ゾーン 中央 フレキシブル(S/M/L) 拡張フレキシブル ロックオン |
顔検出 | 対応 | 対応 |
瞳検出 | 対応 | 対応 |
追従特性カスタマイズ | 横切り反応 被写体の動き |
追従感度 |
被写体検出機能 | 人物 (顔・瞳・頭部・胴体) 犬・猫・鳥 (頭部・瞳・全身) 車・バイク・自転車・列車 飛行機 (全体・先頭・コックピット) |
動物瞳 鳥瞳 リアルタイムトラッキング |
MFアシスト | ピーキング フォーカスエイド ピント距離表示 |
ピーキング |
ライブビュー拡大 | ×8.5 |
AF
- どちらもハイブリッドAFに対応している。
- 測距点はA1のほうが細分化されている。
- Z 9は-8.5EVの測距輝度範囲に対応するスターライトAFを利用可能。
- Z 9は被写体認識を利用できるエリアモードが限定されている。
検出機能
- Z 9は人間や動物の身体でも検出が可能。
- Z 9は生物のほかに自動車や列車、飛行機の検出に対応している。
ドライブ
Z 9 | ILCE-1 | |
シャッター速度 | - | 1/8000?30秒 |
電子先幕シャッター | - | 1/8000?30秒 |
電子シャッター速度 | 1/32000?900秒 | 1/32000?30秒 |
フラッシュ同調 | ?1/250秒 | FF:?1/400秒 APS-C:?1/500秒 ES FF:1/200秒 ES APS-C:1/250秒 |
高速連続撮影 AF/AE固定 | ~20コマ/秒 30コマ秒 120コマ秒 |
?30コマ/秒(電子) ?10コマ/秒(メカ) |
高速連続撮影 AF/AE追従 | ~20コマ/秒 30コマ秒 120コマ秒 |
?30コマ/秒(電子) ?10コマ/秒(メカ) |
連続撮影枚数 | ロスレスRAW:79 高効率★RAW:685コマ 高効率RAW:1000コマ以上 |
RAW:238 ロスレス:96 非圧縮RAW:82 |
シャッター耐久 | - | 50万回 |
低速限界設定 | 対応 | 対応 オート調整あり |
プリ連写機能 | - | - |
セルフタイマー | 2?20秒 1?9コマ 0.5?3秒間隔 |
2/5/10秒 |
シャッター
- Z 9は900秒までのバルブタイマーに対応している。
- A1はメカニカルシャッターを利用できる。
- どちらも1/32000秒までの高速電子シャッターを利用可能。
フラッシュ同調速度
- A1はメカニカルシャッターで1/400秒の同調速度に対応。
- Z 9は1/250秒の電子シャッターによる同調速度に対応。A1の5msより少し速いスキャンレートを実現している。
連写速度
- A1は圧縮RAW時に30コマ秒の連写が可能。
- A1はロスレスRAW・非圧縮RAWで20コマ秒の連写が可能。
- Z 9はJPEG限定で30コマ秒・120コマ秒の連写が可能。
連続撮影枚数
- Z 9は高効率RAWを使うことで20コマ秒でも1000枚以上の連続撮影が可能。
ファインダー・モニター
Z 9 | ILCE-1 | |
ファインダー方式 | 0.5型 OLED | 0.64型 OLED |
ファインダー解像度(ドット) | 369 | 944 |
アイポイント(mm) | 21 | 約25mm |
最大ファインダー倍率 | 0.8 | 約0.90倍 |
視度調整範囲 | -4?+3m-1 | -4?+3m-1 |
フッ素コーティング | 不明 | 対応 |
フレームレート | 60/120/240 fps | |
モニター形式 | TFTカラー | TFTカラー |
モニター解像度(ドット) | 210 | 144 |
モニターサイズ | 3.2型 | 3.0型 |
可動方式 | 4軸チルト | チルト |
タッチパネル | 対応 | 対応 |
サブ液晶モニタ | あり | なし |
赤色画面表示 |
ファインダー
- A1は大型で高解像で高フレームレートのファインダーを搭載。
- Z 9は連写時もライブビューに特化した画像処理が可能と主張している。A1とどのように差別化できているのか今のところ不明。
モニター
- Z 9は大型で高解像なモニターを搭載。
- Z 9は水平方向にも傾けることが出来る4軸チルトを採用。
- Z 9は夜間撮影で便利な赤色画面表示に対応。
動画
Z 9 | ILCE-1 | |
映像記録方式 | H.264 H.265 ProRes 422 HQ |
MPEG-4 AVC/H.264 MPEG-H HEVC/H.26 |
音声記録方式 | LPCM AAC |
LPCM AAC-LC |
記録形式 | MOV MP4 |
XAVC S XAVC HS |
8K | ~30p UHD 約400Mbps |
?30p ?400Mbps 4:2:0 10bit |
4K | ~120p UHD 約400Mbps |
?120p UHD 4:2:0 10 bit ?600Mbps S/SI |
FHD | ~120p 約190Mbps |
?120p 4:2:0 8 bit 222Mbps |
ハイスピード | ?120fps | ?240fps |
動画クロップ | なし ×2.3クロップも可能 |
フル画角 8K・4K 4K 120p(10%) 全画素読出し(Super35) |
連続撮影時間 | 125分 | 無制限 |
外部出力 | 8K 4:2:0 8bit | |
タイムラプス動画 | - | |
動画撮影機能 | TC ゼブラ ピーキング アッテネーター ゼブラ AF速度 追従感度 瞳AF |
TC/UB ゼブラ ピーキング アクティブ電子IS ハイブリッドAF HLG プロキシ AFトランジション速度 AF乗り移り感度 フレキシブル露出設定 |
動画プロファイル | N-LOG HLG |
PP1-PP11 (S-Log2/3) S-Cinetone |
電子手ぶれ補正 | 対応 | 対応 |
備考 | - |
調査中
作画機能
Z | ILCE-1 | |
HDR撮影 | 対応 | HLG撮影 |
多重露光 | 加算 加算平均 比較明合成 比較暗合成 |
- |
インターバル撮影 | 対応 | 撮影間隔 回数 |
高解像撮影 | - | ピクセルシフトマルチ撮影 |
ブラケット | AE/WB/ADL/Flash | AE/WB/DRO |
ボディ内RAW現像 | 対応 | - |
レンズ補正 | 周辺光量 倍率色収差 歪曲収差 回折補正 |
周辺光量 倍率色収差 歪曲収差 回折補正 |
カラープリセット | 7種+20種 | 10種 PP1-11 |
仕上がり設定 | 輪郭協調 9段 明瞭度±5 ミドルレンジS コントラスト±3 明るさ±2 彩度±3 色相±3 フィルター 調色 (各0.25段で調整可) |
コントラスト ±9 ハイライト ±9 シャドウ ±9 フェード ~9 彩度 ±9 シャープネス ~9 シャープネスレンジ ~5 明瞭度 ~9 |
ホワイトバランス | ・AWB 3種 ・自然光オート ・電球 ・蛍光灯 7種 ・晴天 ・フラッシュ ・曇天 ・日陰 ・マニュアル 6枠 ・色温度 (2500?10000) |
可視光+IRセンサー ・オート 3種 ・太陽 ・日陰 ・曇天 ・電球 ・蛍光灯 4種 ・フラッシュ ・色温度 (2500?9900) ・色フィルター ・カスタム 3枠 ・水中オート |
デジタルフィルター | - | - |
調査中
インターフェース
Z 9 | ILCE-1 | |
デジタル端子 | USB 3.0 Type-C |
USB 3.2 Type-C Micro USB |
特殊端子 | LAN 1000BASE-T | LAN 1000BASE-T |
シンクロ端子 | - | - |
HDMI端子 | A | A |
外部マイク端子 | 3.5mm | 3.5mm |
ヘッドフォン端子 | 3.5mm | 3.5mm |
リモコン端子 | 10ピン | USB Micro B |
ワイヤレスリモコン | RMT-DSLR2 | |
WiFi | 802.11b/g/n/a/ac | 802.11b/g/n/a/ac 2×2 MIMO |
Bluetooth | 5 LE | 5 |
NFC | - | 対応 |
GPS | 対応 | 対応 |
環境センサー | ||
テザー撮影 | Camera Control Pro 2 | Imaging Edge |
フラッシュ | - | |
電子水準器 | 2軸 | 2軸 |
USB
- A1は高速転送が可能なUSB 3.2 Gen2に対応。
- A1はリモートレリーズ用のMicro USBを搭載。ただし、従来モデルのように充電には対応していない。
HDMI
- どちらも壊れにくいHDMI A端子に対応している。
マイク・ヘッドホン
- どちらも3.5mmヘッドホン・マイクに対応。
- A1はさらにホットシューでのデジタル接続に対応している。
リモートコントロール
- どちらもBluetoothリモコンと有線レリーズに対応。
- A1のみ赤外線リモコンを使用可能。
無線通信
- どちらも5GHz Wi-Fiに対応しているが、A1のみ2×2 MIMOに対応。
- どちらもBluetoothに対応しているが、Low Energyで常時接続に対応しているのはZ 9のみ。
電源・ボディ
Z 9 | ILCE-1 | |
Z 9 | ILCE-1 | |
バッテリー | EN-EL18d | NP-FZ100 |
縦位置グリップ | 一体型 | VG-C4EM |
USB充電 | PD対応 | PD対応 C端子のみ |
USB給電 | PD対応 | PD対応 C端子のみ |
撮影可能枚数 | 700枚EVF 740枚LCD |
430枚EVF 530枚LCD |
撮影可能動画 | 約170分 | |
ボディ材質 | マグネシウム合金 | トップカバー フロントカバー リアカバー 内部フレーム |
ボディサイズ 幅 | 149 | 128.9 |
ボディサイズ 高 | 149 | 96.9 |
ボディサイズ 奥 | 90.5 | 80.8 |
質量(メディア・バッテリー含) | 1340 | 約737g |
質量(ボディのみ) | 1160 | 約652g |
防塵防滴 | 対応 | 配慮した設計 |
動作温度 | -10℃?40℃ |
バッテリー・ライフ
- A1は縦位置グリップ搭載でバッテリーを2個利用した場合にZ 9よりも良好なバッテリーライフとなる可能性あり。
サイズ・重量
- A1のほうが小型軽量で収納性・携帯性が良好。
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