このページでは一眼カメラ用交換レンズ「EF24mm F2.8 IS USM」の情報を収集しています。
更新履歴
- 2019-04-15:全体的にページを更新
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- 2016.6.15:CanonRumorsレビュー追加
データベース
レビュー
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購入早見表
EF24mm F2.8 IS USM | |||
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レンズデータ
レンズ仕様
画角(水平・垂直・対角線) | 74°・53°・84° |
---|---|
レンズ構成 | 9群 11枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最小絞り | 22 |
最短撮影距離 | 0.2m |
最大撮影倍率 | 0.23倍 |
フィルター径 | 58mm |
最大径×長さ | φ68.4mm×55.7mm |
質量 | 280g |
MTFチャート
レンズ構成図
2012年に発売され、広角単焦点としては世界で初めて手ぶれ補正を搭載したレンズ。
手ぶれ補正はこの画角には贅沢な4段分の補正効果が期待出来るモノ。ローライトなシーンは勿論のこと、ガッツリ絞って低感度という芸も臨めるだろう。APS-C機や高画素機でも使うことが出来るが、最大限にメリットを引き出すのであればフルサイズで画素ピッチが広い機種『EOS 6D』や『1DX』で高感度を使うと手持ち撮影がさらに捗る。
また最短撮影距離20cmで最大撮影倍率は0.23倍と結構寄ることが出来る。寄ってボケ味を演出するもよし、手ぶれ補正を活かしてガッツリ被写界深度を深めても良し。
このレンズの焦点距離をカバーしている『EF24-70mm F2.8L II USM』があるので、大三元を狙っているのなら購入は要検討。ニコンやサードパーティは標準大口径に手ぶれ補正を搭載してきている。キヤノンも次ぎにリニューアルするのであれば手ぶれ補正を載せてくるだろうが、今現在でレンズの発表は無い。
それならいっそと広角単焦点を装着してストイックにスナップ撮影を楽しむという手もある。前述した様に、手ぶれ補正と接写性能が光るのでさらに高感度に強い機種と組み合わせればチャンスを逃さないスナップカメラに変化するだろう。
関連レンズ
- 24mm F1.4 DG HSM
- Milvus 1.4/25
- 24mm F1.4 ED AS IF UMC
- Distagon T* 2/25
- 7Artisans 25mm F1.8
- IBERIT 24mm F/2.4
海外の評価
Lenstip
- 競合各社がF1.4のような大口径レンズをリリースする中でF2.8と小口径の単焦点である。もしF1.4のサイズを織り込み済みだとしたら、このレンズのF値には感心しないだろう。
- 軽量なレンズだがプラスチック感はそこまで強く無い。
- 直径18mmの後玉はフォーカシングによって前後に移動する。無限遠時はマウント面だが、最短撮影距離では0.5cm以上鏡筒内部へ潜り込む。奥へ移動しても内部の反射防止はしっかりとしている。
- 製造国は日本である。
- 13mmのフォーカスリングは非の打ち所がない。滑らかで程よく減衰され、90度の回転角で動作する。
- レンズフードは同梱していないため別途購入する必要がある。
- レンズの作りはとても良好で、ニコンの同クラスと比べるとしっかりとしている。
- 手ぶれ補正の効果は最大で3.5EVに達する良好な結果だ。4EVの公称値に近い数値である。
- 解像度テスト:
・EOS 1Ds Mark IIIのRAWファイルに基づいて測定している。
・良像のきじゅんちは30-32lpmmで、最良の単焦点では44-46lpmmとなる。
・フレーム中央は際立った素晴らしいパフォーマンスだ。絞り開放からとてもシャープな41lpmmとなり、F4までに44lpmmという非常に高水準な結果となる。
・APS-C領域の結果も賞賛に値する。絞り開放でも完璧に実用的な画質となり絞るとさらに改善する。
・フルサイズ端の領域には問題がある。完璧な実用画質を得るにはF5.6まで絞る必要がある。フルサイズユーザーにとって単焦点レンズを購入する主なお目的はココにあると思うのだが残念だ。 - 軸上色収差は全く問題が無いほどに補正されている。
- 倍率色収差も同様に大部分は低い数値まで抑えられている。小絞りを使った場合やAPS-Cで使用する場合には少し数値が高くなる。それでも気にする必要は無いだろう。
- 球面収差は良好に補正されている。
- 歪曲収差は24mmのズームレンズだと-4%や-5%の大きな数値となり、単焦点レンズが有利となる部分だ。このレンズはフルサイズでー1.91%、APS-Cでー1.23%と素晴らしい結果だ。フルサイズとAPS-C領域で数値の差が小さいのは僅かな陣笠状歪曲となっているのが影響しているのだろう。
- コマ収差はAPS-C枠で使用する限り問題無いが、フルサイズ四隅では非常に目立つ。これはF4まで絞っても目に付く。
- 非点収差の平均値はわずか2.9%でとても良好な結果だ。
- 玉ボケはAPS-C領域まではF4で円形となるが、フルサイズ四隅は絞っても口径食による変形が大きい。
- 周辺減光はフルサイズの絞り開放でー2.76EVと非常に目立つ。開放F値がF2.8であることを考慮すると本当にウィークポイントだ。F4まで絞っても-1.45EV、F5.6で-0.87EVまで改善するがそれ以上絞ってもあまり向上しない。
- 逆光耐性は間違いなく賞賛すべき項目だ。24mmという広い画角であることを考慮すると、フレアとゴーストは非常に少ない。
- オートフォーカスはとても静かで高速だ。ピント距離全域を0.5秒で移動するとても良好な結果である。
長所:コンパクトでしっかりとした鏡筒・優れた中央画質・良好なAPS-C枠の画質・良好に補正された色収差・僅かな球面収差・穏やかな歪曲収差・APS-Cでコマ収差が小さい・とても良好な逆光耐性・とても高速で正確なAF・効果的な手ぶれ補正
短所:絞り開放におけるフルサイズ端の画質・フルサイズで大きな周辺減光・フルサイズ四隅のコマ収差が目立つ・同梱アクセサリが少ない
優れた機能性だが価格設定とレンズのスペックが市場で大ヒットするかどうかは疑問が残る。
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