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EOS 80D 開封の儀+ちょこっと実写

まえがき

PENTAX K-70と新型HD55-300mm PLMというリコーイメージングの新製品を予約するつもりだったのですよ。

そうしたら、「あらあら?そのお金でEOS 80D+18-135USM+PZアダプター(特典)が買えちゃうぞ」となってしまった。

迷う事半日。決断して即お買い上げ。

という訳で、EOS M3、EOS 8000DとDIGIC6兄弟を購入してゆき、ついにミドル機へと脚を踏み入れたのであった。

開封の儀

P9820425

待ちきれずに開けちゃいました

内容は至ってシンプル。ボディ+レンズと細々とした備品のみ。これは他のEOSシリーズと変わらない。

しかし、EOS 8000Dを購入した時と同じ轍を踏んでしまった。それは

「キットレンズにフードが付いていない」

しまったぜ…。ここ最近はオリンパスやらペンタックスやら使っていたので、キヤノンの妥協しないオプション別売り路線に気づかなかった。

しかも、フードが現在取り寄せ品となっているので届くまでに2週間くらいかかるという始末。注意点は18-135STMとはフードの型番が違う点。

P9820426GM1Sで撮影したのだが、いつのまにやらホワイトバランスが「お天道様モード」になっていた。これからやや寒々しい色温度でお送ります事ご了承下さい。

EOS 80Dの外観は概ねEOSD 70Dと似通っている。

カメラボディは他社の競合モデルよりもやや軽い印象。(手持ちの比較機種はPENTAX K-3・K-S2)剛性という意味ではK-3の方がしっくり来る感はあるものの、EOS 80Dがチープとは感じない。

むしろ携帯性が良くハンドリングしやすいカメラと言った方がしっくり来る。

P9820429従来のEOS 二桁機同様で、右肩に各種操作ボタンが備えられている。

EOS 8000Dよりも豊富な右肩の操作性

P9820437EOS 8000Dと比べるとボタン類が充実しているので、基本的には背面液晶を切っておいても一通りの操作は可能だ。

サブ液晶の表示は豊富で、AFモードやドライブの状況がひと目で確認出来るのは有り難い。サブ液晶の表示位置と操作ボタンの位置が同じというのも「洗練されたデザイン」と言えるだろう。

EOS 70Dの19点AFから45点AFへ

EOS 70Dから大きく進化したポイントとして「AF測距点の増加」を挙げる事が出来る。

それによって測距点の自由度が上がった反面、測距点の移動がやや面倒に。そこで、新たに「ラージゾーンAF」というモードが追加された。これは測距点をざっくり「左」「中央」「右」に分割して、その中でゾーンAFが作動すると言う物。ゾーンAFよりも範囲が広いので激しく動く被写体を、狙った場所にフレーミングするには便利な機能だ。

P9820434EOS 60Dからお馴染みのバリアングル液晶。

ライブビューはさらに進化しており、連写時においても被写体に追従する仕様になっている(EOS 70Dは一コマ目に固定)

さらに、EOS 8000Dで初導入となったHDR動画はこの機種にも採用されている。輝度差の激しいシーンでもディテールをしっかりと捉えることが出来る。(ただし、60fpsが30fpsになってしまうが)

P9820435Kissや8000Dではやや頼りないコントローラーホイールだが、二桁機はしっかりとしたホイールになっている。

残念な点は、K-3やD7200と違いメディアスロットがシングルである事。動画撮影に向いている機種だけにメディア容量の拡張が出来ない点はややマイナス。また、有効画素数が増えているので従来の2000万画素機などから乗り換えると撮影枚数がやや少ないと感じる。

P9820440フードが付属していなかった18-135USM。

既にパワーズームアダプターのキャンペーンに応募したが、発送されるのは7月上旬の発売後との事。早く装着してみたいぜ!

18-135STMと比べて、やや骨太な鏡筒となっている。STMのスリムな鏡筒も悪くは無いが、やや高級感はUSMの方がある感じ。

P9820442ボタンまわりのデザインがSTMと比べて変更されている。

ボタン周りが盛り上がっていたデザインだったが、USMではフラットな鏡筒上に配置されている。ロックボタンはややIS切替ボタン寄りになった。

P9820443パワーズームアダプターを装着する接点はむき出し。

PZの駆動方法は、ズームリング手前にあるミゾにアダプターのギアを咬ませて回転させる仕組みだろうか。とすると、「電子制御する接点はいつ必要なのか?」と思ったが、スマホやタブレットで遠隔操作する場合にボディからレンズ経由でアダプターに信号を出す仕組みなのだろう。

P9820445ボディ+レンズの合体図。ここにPZアダプタが来ると三脚座と干渉しそうな感じがするが…。

ちょこっと実写

18-135USMは爆速

IMG_2496購入前に家電量販店でお触りして確認していたものの、実際に使ってみると改めて爆速に驚かされる。動作はリングUSMのそれに近く、スピード感は70-200 IS II並。

18-135STMよりもひと回りスピード感が増している。ここまで軽快に動くと静物撮っていても楽しい。

ディテール重視・しきい値・細かさ

IMG_2495EOS 5Ds/Rから登場したピクチャースタイル「ディテール重視」とシャープネスの細かい設定である「しきい値」「細かさ」。

この設定を弄ることで、従来までのキヤノンのシャープネスと比べて、細部の表現が大きく異なってくる。線の細いシャープネスは自然な感じと解像感を高めてくれるので、有効画素数の上がったEOS 80Dと良好にマッチする。

特にペンタックス特有のシャープネスである「ファインシャープネス」に傾向を似せる事が出来るので、ペンタックスユーザーとしては違和感無くEOS 80Dを使う事が出来る。

これだけでも旧機種から買い換えるポイントと成り得ると思う。DPP4でもこの設定は調整可能なので、帰宅後に細部のシャープネスを追い込む事も出来る。風景撮影が多い方なら超オススメ。従来機種よりも低感度のダイナミックレンジが向上しているのも大きなポイント。

「しきい値」「細かさ」は旧モデルでもDPPを通せば調整する事が出来る。一度手持ちのカメラでこれらの数値をいじってみて「これをボディ内で設定したい」と思ったらベストバイ。

ディテール重視の注意点

ペンタックスの「ファインシャープネス」でよくある傾向として、高感度ノイズが目立ち始めるとノイズにもシャープネスが適用されてしまいとってもノイジーになってしまう。80Dでも同傾向。

そんな時は鮮鋭感は弱まるが、シャープネスを弱めてやるとノイズ感は軽減される。

IMG_2449とは言ってもノイズが目立たない低感度であれば、個人的に「ディテール重視」一択。

必要があればディテール重視から調整に入る感じ。有効画素数が向上しているので、細部の解像感をしっかりと強調したいと言う思いが溢れ出ていると我ながら思う。

超広角ズーム『EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM』との相性が良さそうな感じがする。安いし、ついついポチたくなってしまう。

まとめ

P9820446Kissや8000D、60D以前のユーザーであれば確実に違いを感じる事が出来るモデルになっている。

EOS 70Dユーザーだったとしても、AF性能や有効画素数・「ディテール重視」を使いこなす事で違いが分かると思う。その他の操作性に大きな違いが無いので、アップグレード後にも迷いなく扱うことが出来るだろう。

さらに18-135USMの爆速は快感。まだ試していないのであれば、家電量販店でお触りしてみるとお分かりになると思う。

そして、触ってしまうと、恐らく買いたくなってくる。そんな爆速感。

この調子で55-250mmもナノUSMにならんかなぁ…と期待。

購入早見表

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