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OM-D E-M1 Mark IIとシグマ 30mm F1.4 DC DNの描写を確認する【検証】

猫分を補充しに越前市の猫寺「御誕生寺」へGO。

猫と戯れつつ今月買った30mm F1.4 DC DNの描写チェック。比較画像多めのため、ページが全体的に重いので注意してください。

今回は文章少な目でさくっと行きましょう。

オリンパスのシャープネス

その前に、オリンパスのシャープネスを確認。

オリンパスのシャープネスは結構強めに感じており、個人的にはもっと弱い方が好き。というよりもペンタックスの線の細いシャープネス慣れ過ぎたせいか、とても違和感を感じてしまう。

という訳でシャープネスの設定を見直す流れて、RAW形式のデータをオリンパスビューワーに読み込ませて調整をずらしながら現像。

シャープネス 標準

まあまあ、悪くはない。E-M1までの標準シャープネスと比べると角がかなり丸くなった印象。

とは言え、まだ結構きつい。

シャープネス +2

「じゃあ最大限シャープネスを強めると?」ということで+2。

強烈ですな!攻撃的ですらあるシャープネス。

海外でよく見るHDR風な写真には合いそうな感じ。

シャープネス -2

じゃあ、逆に最低にすると?ということでー2設定。

標準と比べるとだいぶ硬さが無くなった印象。

シャープネス -2+微調整ー2

ちなみにオリンパスビューワーにはシャープネス設定の他に「微調整」の項目が存在。今度はこれも「-2」に設定してみました。

どうでしょう?あまり変化はないように見えます。キヤノンのDPPのような「しきい値」みたいな設定値でしょうかね?

まあ、この機能についてはおいおいと…。

lightroom シャープネス 0

ちなみにLightroom CC(E-M1 Mark II対応)で現像。シャープネスは「0」に設定。

オリンパスビューワーよりも僅かにシャープさが弱くなっているように感じます。個人的にはこのくらいで丁度いい感じ。

という訳で、以下の写真はLightroomににょる現像でシャープネスは「0」か「ほぼ0」に近い値で現像しています。

シグマ 30mm F1.4 DC DN Contemporary

F1.4 ISO 200

絞り開放F1.4。開放でも被写界深度をそれなりに稼げるので、フルサイズのF1.4と比べて使いやすい印象を受けます。逆にこれ以上引きで撮影するとボケが物足りなく感じるかも。

ミラーレスは絞り開放でピントがビシっと決まるのが快適ですなあ!一眼レフだとある程度ミスショットを出すシーンでもしっかり仕留めてくれる。

描写はED 12-100 PROほどカリッとし過ぎず、程よいシャープネス。

ボケ方は好み。絞り開放ですが、前後のボケの色付けは目立ちません。背景のボケに僅かですが緑色の色づきがあるくらいでしょうか。

拡大してやっと分かる程度。

F2 ISO 200 撮影後 露出補正+2

E-M1 Mark IIであまりやりたくない撮影後の増感。明るいシーンではそんなにシャドー部のノイズは目立たない感じ。

F2.0まで絞っても前後の色づきは僅かに発生。拡大してこのレベルなので無視できる範囲。

軸上色収差確認 F1.4

一方でこのカットは色付きが鑑賞レベルで確認できる。

特に前ボケの紫色の軸上色収差が目立つ。後ボケの緑色の色づきはシーンによっては目立つかもしれません。

お地蔵さんの明るい部分は紫色の色づきが目立ちやすいので、必要があればLightroomなどで脱色。同色系の被写体があると面倒だなあ…。

参考:E-M1 Mark II+PROレンズ

ED12-100 PRO(F5.6 ISO 200 86mm)

30mm F1.4 DC DNと比べると、僅かに線が太い。誤差レベル。

高倍率ズームにしてはボケ味に嫌味が全くない。ボケの大きさやレンズの明るさが必要なkればED 12-100 PRO付けっぱなしで問題無いなあ…、と感じます。

ED40-150 PRO(F2.8 ISO200 150mm)

おや?と思ったらシャープネスをやや強めにかけていました。

絞り開放から全く問題ない描写。以前のチェックでワイド側の周辺部はやや描写が甘いと把握しています。

参考:GM1S+ED 12-100 PRO

F4 ISO 200 80mm

有効画素数がE-M1 Mark IIよりも少ないので解像力は低め。絞り開放の周辺部にしては非常に安定感のある描写。

とは言え、シャープネスの傾向はこちらが好み。DMC-GX8は良かったなあ…。買い直そうか非常に悩み中。

F5.6 ISO 400 100mm

結論

30mm F1.4 DC DNは悪くない。

実売3万円台で標準大口径が手に入ると考えると非常にリーズナブル。やはり絞り開放付近(F1.4?F2.0)あたりまではピント前後の軸上色収差によるボケの色づきが気になる。とは言え、気にならないシーンの方が多い。

特にPROズームよりも収差が自然で気張らない点がグッド。解像方向にウェイトを置くPROレンズばかり使っていると特に開放付近の柔らかい描写が新鮮に感じるはず。

柔らかいと言っても描写が甘い訳ではなく、球面収差はしっかり抑えられている。さらに開放付近における四隅の描写も安定しているので使いやすい。フルサイズの発展型ガウスタイプよりも解像・ボケどちらも良好。もちろんボケ量はフルサイズよりもかなり少ない。とは言え、猫程度のサイズであればそう不満には思わないはず。人間の全身ポートレートだと、ちょっとボケ量が足りないかもしれない。

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