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PENTAX K-1 を使って感じる7ポイント

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

昨日よりも天候が回復傾向に。居ても立ってもいられずに、K-1片手にちょっとそこまで行ってきた。

今回は前半「K-1の使い勝手」後半「いろんなレンズの使い勝手」に分けて書いていきたいと思う。まずはK-1本体の使い勝手について。

アウトドアモニタが便利

OLYMPUS DIGITAL CAMERA雲の切れ目から太陽が出たり入ったりと忙しなく、明るいと背面モニターがとっても見づらくなる。

今までは、オプション画面から「LCDの調整」で明るさを設定する他無かったが、K-1には「アウトドアモニター」という新機能が搭載された。新機能と言っても、オプションのLCD輝度調整をダイレクトに呼び出すことが出来るだけなのだが。呼び出しは十字キー下ボタンが対応している。

これがとっても便利で、通常の光量から明るくも出来るし暗くも出来る。明るくすると、晴天下でもしっかりと画面を確認する事が出来る。フィールドカメラらしい便利な機能。

アウトドアモニターをあまり活用しない場合でも、「Fn2」ボタンとして使うことが出来る。リアルレゾリューションシステムや手ぶれ補正のオンオフなどに変更が可能だ。

アウトドアモニタにRRSや手ぶれ補正オンオフを登録して、infoメニューにアウトドアモニタを登録しようとしたが残念ながらメニューに追加出来なかった。

スマートファンクション

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K-1に初搭載された、2つ目のモードダイヤルと対応する第3のコマンドダイヤル。

露出調整やISOを始めとして、ブラケット、ドライブ、クロップなどを第3のコマンドダイヤルに割り当てることが出来る。

オススメは「露出調整(+/-)」だ。

従来機種ではAvやTvモードの時に使わないダイヤルに露出調整を割り当てることが出来た。と同時に、ISO感度の調整を割り当てる事も出来る。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

すると、グリーンボタンでISOの設定をクリアして「ISO AUTO」に戻せるのだ。その代わりとしてスマートファンクションで露出調整ダイヤルとする。

他の一眼カメラでも露出調整ダイヤルは右肩に採用している機種も多く、操作面の親和性は高い。

初めは、スマートファンクションの方にISOを割り当てていたのだが、その際にはISO AUTOに戻すためのグリーンボタンが対応しないのだ。という訳でISOはサブダイヤルに組み込んだ。初めは操作に違和感を覚えたが、一瞬で慣れた。

ファンクションダイヤルの回転方向を反転させられると良かったのだが、残念ながらそういう設定は見当たらなかった。(コマンドダイヤルは可能)

カスタムイメージ

OLYMPUS DIGITAL CAMERAペンタックスではお馴染みのカスタムイメージ(他社で言うピクチャースタイルとか)には新顔の「オート」「フラット」が追加されてより賑やかになっている。

オートは撮影対象によってカメラが自動でカスタムイメージを切り替えてくれる便利なモード。スナップで撮影する場合には便利だが、対象が風景で一定の場合でも近景だったり遠景だったりでバラつきがある。

地味にインターフェイスも改善されており、モード選択画面で現在の微調整の数値を確認することが出来る。今まではinfoボタンで詳細画面を開かないと確認出来なかった。

infoメニュー

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肌色補正やK-S2で新登場した明瞭強調、K-3IIのRRSなどなど。従来のペンタックスで使える機能が全て盛り込まれている贅沢なショートカット画面。

それだけに、「あれは使わない、これは使う」など人によって取捨選択する必要がある。それに応えるために今回からinfoメニューがカスタム可能になっている。

20のinfoメニュー枠に以下39種類の設定を登録可能だ。

非登録 AFモード AFエリア コントラストAF
ピーキング AF補助光 測光方式 ISO 上限
ISO 下限 フラッシュ フラッシュ光量補正 プログラムライン
記録スロット設定 クロップモード 記録形式 JPEGサイズ
JPEG画質 ハイライト補正 シャドー補正 長時間NR
高感度NR 明瞭コントロール 肌色補正 デジタルフィルター
HDR撮影 RRS アストロトレーサー ローパスフィルター
SR 水平補正 構図微調整 ディストーション補正
周辺光量補正 倍率色収差補正 回折補正 焦点距離入力
グリッド表示 電子水準器 WiFi ?ー

ホワイトバランス・カスタムイメージの他に描写に影響を与えやすい明瞭コントロールや肌色補正はメニューに登録しておくと良いだろう。

三脚に固定して使う機会が多いのであれば、SRや構図微調整などを追加したりも出来る。

DA★300mmなどAPS-C用レンズをフルサイズフレームで使いたい場合にはクロップモードの設定を弄る必要がある。初期設定はAUTOで、DAレンズを装着すると自動的にクロップモードが作動するので気をつけよう。

フォーカスエリアのセレクト呼び出しボタン

エリアセレクトモード

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通常時

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背面液晶のフォーカスエリアの表示がK-S2っぽくなっている。

エリア指定の呼び出しボタンが十字キーの上に変更されているため、ファインダーを覗きながらでも押しやすくなった。これにより、K-3よりも中央1点以外を使う頻度が高くなったと思う。

ちなみにスマートファンクションの設定項目が画面左に追加されている。

ボディモーターの静音化

DSCF2001K-3系と大きく違う点がココ。K-3にボディ駆動のD FA マクロ100mmとか付けると、回転角も大きく回転時間が長いのでとっても煩わしかった。

ところが、このK-1ではかなり静かになっている。

  • K-3…「ぎゃーーーーーーん」
  • K-1…「ぐーーーーーーーん」

擬音語ではとっても表現が難しい。一昔前のレンズ内駆動のモーター音みたいな感じだ。

ボディライト

使うの忘れていたので、使ってから追加します。

まとめ

高機能・多機能性は過去最高

K-3系と比べて出来る事がかなり増えている。

画質面ではカスタムイメージ、肌色補正・明瞭コントロールといった直接的に作用する部分や、高感度耐性が向上した事によってISO設定を含めた露出設定の高度化まで自由度が向上。

RRSなどセンサーシフト系の機能が全て搭載されているので、それらをコントロールする操作。

スマートファンクションやフレキシブル液晶など物理的なギミックの増加。

とまあ色々と慣れが必要な点が多い。反面、多機能性を活用しなければ従来までの操作感を踏襲しているのであまり迷いが無いという事もあったりする。

よく使うスマートファンクションにカスタム系を合わせよう

infoメニューとカスタムボタンの設定は柔軟に切り替えることができる。スマートファンクションと被っている機能も多いので、どれを優先して使うか決めてから調整すると考えやすい。

スマートファンクションのモードダイヤルはボディ中央に配置されているので、ファインダーを覗きながら操作するのは難しい。手持ち撮影でファインダーを覗きながら撮影する機会が多いのであれば、サブコマンドダイヤルを操作する露出調整やISOが良い。

逆に三脚に固定する場合はスマートファンクションも操作しやすいので、これらで操作出来るコマンドをinfoメニューに登録しておくのは勿体無い。

などなど、色々と自分好みに合わせる事が出来る。

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