このページでは一眼カメラ用交換レンズ「FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS」の情報を収集しています。
最新情報
- 2017.5.7:Photozoneを「海外の評価」に追加・抄訳
- 2017.3.3:ページを更新
- 2016.7.15更新:参考サイト ePHOTOzineレビュー追加
データベース
レビュー
購入早見表
FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS | |||
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フロントキャップ ALC-F72S | |||
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リアキャップ ALC-R1EM | |||
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フィルター購入早見表
プロテクト | C-PL | ND | ソフト |
X-CAP |
レンズデータ
レンズ仕様
名称 | FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS | |
---|---|---|
型名 | SEL70300G | |
レンズマウント | ソニー Eマウント | |
対応撮像画面サイズ | ●35mmフルサイズ | |
焦点距離(mm) | 70-300 | |
焦点距離イメージ(mm) *1 | 105-450 | |
レンズ構成 (群-枚) | 13-16 | |
画角 (APS-C) *1 | 23° - 5°20' | |
画角 (35mm判) | 34° - 8°10' | |
開放絞り (F値) | 4.5-5.6 | |
最小絞り (F値) | 22-29 | |
絞り羽根 (枚) | 9 | |
円形絞り | ○ | |
最短撮影距離 (m) | 0.9 | |
最大撮影倍率 (倍) | 0.31 | |
フィルター径 (mm) | 72 | |
ADI調光対応 | - | |
手ブレ補正 | レンズ内手ブレ補正方式 | |
テレコンバーター (1.4x) | - | |
テレコンバーター (2.0x) | - | |
フードタイプ | 丸形バヨネット式 | |
外形寸法 最大径x長さ (mm) | 84 x 143.5 | |
質量 約 (g) | 854 | |
付属品 | ||
フード (型名) | ALC-SH144 | |
レンズフロントキャップ | ○ | |
レンズリヤキャップ | ○ | |
ケース | ソフトケース | |
その他付属品 | - |
純正フルサイズ対応Eマウントのレンズとしては初の300mmをカバーする望遠ズームレンズだ。
非球面レンズ4枚にEDレンズが2枚採用して諸収差を徹底的に補正、さらにナノARコーティングで逆行耐性の向上を図っている。この徹底した光学設計により、周辺部まで安定した描写を得ることが出来る。さらに最短撮影距離は0.9mとかなり近寄る事が出来るので、最大撮影倍率は0.31倍とテレマクロ的な使い方も可能だ。
このクラスにしてはお高めな印象を受けるが、その分描写性能はライバルに差をつけるパフォーマンスを十分に持ち合わせている。広角端・望遠端共に高コントラスト・高解像で、開放から中央・周辺部全域で安定した性能を発揮出来る。
リニアモーターによる高速なAFを実現すると共に、フォーカスリミッターやホールドボタンを搭載しているので操作性も秀逸。さらに、光学手ブレ補正を搭載しているのでローライトなシチュエーションでの撮影もより快適に楽しむことが出来るだろう。
また、防塵防滴に配慮した設計から急なコンディションの変化が心配される場合にも安心して担いでいく事が出来るだろう。
関連レンズ
- FE 70-200mm F2.8 GM OSS
- FE 70-200mm F4 G OSS
- FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS
- FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS
- FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS
海外の評価
Sony Alpha Blog
- Aマウント用を彷彿とさせるが、新設計の70-300mm望遠ズームレンズだ。
- APS-Cに装着すると450mm相当の画角となる。これは野生動物を撮影する際に面白い画角だ。
- 最短撮影距離が0.9mと比較的短く、最大撮影倍率が0.31倍と高いのでマクロ撮影でも便利なレンズだ。
- 通常ならいつものテスト環境で撮影するのだが、焦点距離が長く正確な結果を得るテストが出来ない。
- 実写で使ってみた限りではズームレンジ全域で中央はとてもシャープだ。四隅は絞り開放で少しソフトだが、どの焦点距離でもF8まで絞るとシャープになる。ただし、70-200mm F2.8ほどシャープでは無いが、Gレンズとしては期待以上だ。間違いなくAマウントの70-300mmより遥かにシャープである。
- 70mmで目立つ樽型歪曲となり、150mmで糸巻き型に変化する。
- 色収差はほとんど発生していない。
- α7R IIと組み合わせたところ、オートフォーカスは正確かつ比較的高速に動作する。低照度でAFの迷いが見られるものの、カジュアルな撮影用としては問題無いように見える。
- 個人的にこのレンズの発色・描写は不十分だ。大部分の風景写真が面白い被写体だったとしても、撮影してみると活き活きとしていない。RAW現像による後処理が必要がだろう。ただし、被写体を大きくクローズアップする場合にはとても良好な描写だ。
- 上記の理由から、ポートレートやマクロ撮影に適したレンズだと思っている。風景や建築物用に購入するとがっかりするかもしれない。
肯定的な側面を挙げると、ズームレンジ全域で絞り開放から驚くほどシャープな中央画質を備えている。そしてF8?F11まで絞ると四隅までとてもシャープだ。光学手ぶれ補正は良好に機能し、およそ3段分の補正効果がある。ソニーレンズとしては悪く無い補正効果だ。
ただし「ポートレートから風景まで撮影するオールラウンドな望遠ズーム」を探しているのなら、がっかりするかもしれない。個人的に描写と発色が欠点となり、特に風景撮影で活気のないフラットな描写となることが多い。
しかしクローズアップやポートレート撮影には使いやすいレンズだ。予算に余裕があり、ポートレートやテレマクロを探している場合は最寄りのカメラ店に出向いてみると良いだろう。ボケは滑らかで心地よく、フレーム中央に被写体はとてもシャープに写る。
Sony Alpha Blog:Sony FE 70-300mm f/4.5-5.6 G OSS
Digital Camera World
- とても汎用性の高い焦点距離をカバーしているので、最も人気のある望遠ズームレンズの一つだ。
- このレンズの前後にはF4ズーム「FE 70-200mm F4 G OSS」とさらに望遠側をカバーしている「FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS」が存在する。このレンズは約1,320ユーロで販売され、これら2本のレンズと比べてバランスが良い。
- APS-Cセンサーでは「105-450mm」に相当する画角となる。
- 光学手ぶれ補正を搭載しているうえ、望遠端でもF5.6とまだ明るい。
- 70-200mmのようにインナーズームでは無いが、広角側で全長は143mmと長すぎず、重量は854gと適正だ。望遠側にズームするとさらに83mm伸び、レンズフードを装着すると追加で62mmほど長くなる。
- 70-200mmのような白い外装では無く、αボディに似合うブラックカラーのレンズだ。丁寧な仕上がりで美しい外観である。
- ズームリングはレンズ先端付近に配置されている。非常に幅広く、グリップしやすいデザインだ。撮影時の誤操作を防ぐために強い抵抗感のある回転動作だ。
- 収納時にはズームリングをロックすることも出来る。残念ながら任意の焦点距離でズームリングをロックすることは出来ない。ファインダーなどで焦点距離を表示してくれると有難いのだが…。
- フォーカスリングはズームリングと比べて細い。ストロークはあまり長くなく、滑らかで快適に使用できる。
- レンズフードを逆さ付けするとズームリングにアクセスできなくなるのは残念だ。急なシャッターチャンスに対応し辛くなっている。
- レンズ側面にはフォーカスホールドボタンやフォーカスリミッターなどが配置されている。
- フォーカスリミッターは野生動物やスポーツ撮影でとても便利な機能だ。
- 三脚座は存在しない。カメラ側の三脚ネジ穴を利用するしかないが、フロントヘビーとなるので注意が必要である。
- 防塵防滴に配慮した設計のレンズだ。
- 基本的に良好な光学性能のレンズだ。ズームレンジ全域で中央は絞り開放からシャープである。1段絞るとフレーム端が改善し、全体的な均質性が向上する。
- ただし200?300mmでシャープネスは若干低下する。最小限だが、画像をクロップすると300mmより200mmのほうが良好なマイクロコントラストを備えていると分かるはずだ。
- F値が大きいものの、ボケはとても魅力的な描写だ。特に300mmを使うことで高い圧縮効果を得ることが出来る。
- 周辺減光は70mmの絞り開放で目に付くが、F5.6まで絞ると急速に解消する。
- 色収差補正はパーフェクトでは無いものの、厳しい状況でも補正の必要性を感じない。
- リニアモーター駆動のオートフォーカスは高速かつ静かな動作だ。動画撮影にも適している。動画撮影時には光学手ぶれ補正も有効だ。
- 現在、このレンズの代わりになるレンズは存在しない。あるとしたらソニー自身の「FE 70-200mm F4 G OSS」くらいだろう。
200mm以上の望遠域が欲しい人に理想的なレンズだ。開放F値は変動するものの、サイズや重量はそれなりに抑えている。使い勝手が良く、シャープで良好な画質、レスポンスの良い静かなオートフォーカス、滑らかでよく滲んだボケを得ることが出来る。
このレンズの強みは間違いなく汎用性の高さであり、多くのフォトグラファーに適している。手ごろな価格設定も含めてソニーEマウントで最初に入手する望遠ズームレンズとなるだろう。
長所:光学手ぶれ補正・レスポンスの良いAF・ボケ・汎用性・1段絞った時の画質・直感的な操作性・手ごろな価格設定
短所:ズームするとレンズが伸びる・三脚座非対応・絞り開放時の画質
Photozone
- α7との組み合わせではバランスに疑問を感じるかもしれないが、これでも望遠レンズとしてはまだまだ妥当なものだ。
- 製造品質は70-200mm F4 G OSSまではいかないものの、非常に良好なものだ。2つレンズにおける大きな違いは70-300mmはテレ端にズームするほど大きく鏡筒が伸びる点にある。
- ズーミングによる動作は滑らかでがたつきはない。
- AF性能はカメラボディに依存する部分が大きい。α7R IIで使用限りだとAF速度は印象的なものではなかった。
- マニュアルフォーカスはバイワイヤ式だが機械的なフォーカスリングとの違いを見つけるのは難しい。
- 手ぶれ補正は3段分の効果と評価している。
- 歪曲は70mmで中程度の糸巻き型だが、中間域から望遠端にかけてとても僅かなものに変化する。
- 周辺減光は絞り開放で1.5段程度であり、絞ると改善される。フルフレームの望遠レンズとしては一般的なものだ。
- このレンズの解像力におけるスウィートスポットは広角端?中間域だ。70mmでは絞り開放でも優れた描写性能を発揮する。四隅はまだ非常に良好なものだが、F4.5は弱点となる。F5.6でこの点は解決している。
- 200mmでは無視できる程度だが、より望遠端にズームするほど画質は低下してゆく。中央画質は300mmでもまだ良好だが、中央より外の領域ではF5.6では非常に苦しい。四隅でピークの性能を発揮する場合はF8まで絞ることをお勧めする。
- テストした個体に偏芯は大丈夫そうだった。
- 倍率色収差の補正はかなり良好だ。
- ボケにおける最大の弱点はハイライトの玉ボケだ。非常に粗く不快なパターンとなっている。ボケ始めのアウトフォーカス領域ははるかに優れており、後ボケはやや騒がしいが前ボケは非常に滑らかだ。
正直に言えば、このレンズに少し失望している。このようなレンズは望遠端のパフォーマンスが大事であり悪くはない性能だ。しかし、高価なプライスタグやGレンズとしての価値を持っていないことは明らかだ。中央の解像力は300mmでも非常に優れておりどのようなセッティングでも性能を維持している。しかし、本当に心配なのは四隅のパフォーマンスだ。
広角?中間域までの画質はとても優れており、中央の非常にシャープな描写と概ねまともな周辺描写を持っている。倍率色収差は低く、歪曲はデジタル補正無しでも良好だ。
ボケは良いところ、悪いところが入り混じっており、ハイライトの玉ボケは粗いが一般的なボケ味は滑らかだ。ボケの色づきはこのレンズで気にしなくても良いだろう。
レンズの造りで不平を漏らすことはない。高品質な部材と耐候性のシールが施されている。ズーミングするとレンズがかなり伸びるがこのクラスでは一般的なものだ。手ぶれ補正は他のレンズと同じ3段程度の効果が得られる。
最終的な結論として、このレンズはパフォーマンスと比べてやや高価だ。300mmを使いたい場合、今のところ選択肢が他に無いが少し焦点距離に我慢出来るのであれば「FE 70-200mm F4 G OSS SEL70200G」がオススメだ。
更新履歴
2016.4.10
発売に先駆けてDPreview・FStoppersでレビュー記事が投稿されている。
α7RIIで使用した場合でも細部のディテールはしっかり解像しており、競合クラスよりもワンランク上の実力を発揮している。レビュワーによると、70-200F4 G OSS並だと言う。色収差は徹底的に補正されており、絞った状況では見つけるのが困難とのことだ。
ボケ味が綺麗ではなく、唯一のウィークポイントという意見があるので、実際に作例を見て確認すると良いと思われる。しかし、そのポイントを考慮しても買うに値する十分なパフォーマンスを備えている。
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