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銘匠光学 TTArtisan AF 32mm f/2.8 Z 徹底レビュー Vol.3 解像チャート編

銘匠光学「TTArtisan AF 32mm f/2.8 Z」のレビュー第三弾を公開。回は恒例の解像力チャートを使った測定結果と実写作例を公開。

このレンズについて

今回は発売前に焦点工房よりお借りしたレンズを使用してテストしています。今回のレビューにあたり、同社から金銭の授受はなく、レビュー内容に関する指示・規制も無し。ちなみに「レビューして欲しい」と言った話もなく、「使ってみる?」のみであることを先に明言しておきます。

TTArtisan AF 32mm f/2.8 Zのレビュー一覧

解像力チャート

撮影環境

テスト環境

  • カメラボディ:Z 7
  • 交換レンズ:TTArtisan AF 32mm F2.8
  • パール光学工業株式会社「【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)
  • オリンパス HYRes 3.1 解析ソフト
  • 屋内で照明環境が一定
  • 三脚・セルフタイマー10秒・電子シャッター
  • RAW出力
  • ISO 100 固定
  • Adobe Lightroom Classic CCでRAW現像
    ・シャープネス オフ
    ・ノイズリダクション オフ
    ・色収差補正オフ
  • 解析するポイントごとにピントを合わせて撮影
    (像面湾曲は近接で測定が難しいので無限遠時にチェック)
  • 近接でのテストであることに注意(無限遠側はさらに良好となる可能性あり)
  • TTArtisan AF 32mm F2.8の最短撮影距離・最大撮影倍率の関係上、恒例の定型チャートを通常よりも距離を開けて撮影している

補足

今回はRAW出力を元にしてシャープネスをオフの状態で検証。ボディ出力のJPEGやRAW現像でシャープネスを整えるとより数値が向上する可能性あり。今回の数値はあくまでも「最低値」とお考え下さい。

テスト結果

いつもとテスト方法が違うとはいえ、基本的には近距離の解像力チャートを撮影していることに違いは無い。そのことを考慮したうえで結果を見ると、非常に良好な解像性能を備えているように見える、中央は絞り開放から4000を超える非常に良好な結果であり、周辺部や隅も3500~4000をキープするシャープな結果が得られている。中央は絞っても改善しないが、周辺部や隅はF2.8で中央と同じくらいシャープになる。それ以降に大きな改善は見られないが、回折の影響が見られるF11~F16まで絞ってもパフォーマンスの低下はほとんどない。

Z 28mm F2.8との比較(ただし、Z 28mm F2.8は定型チャートをより大きく撮影している)を見ると、中央のパフォーマンスはよく似ているものの、周辺部や隅はより良好となっているのが分かる。TTArtisanは隅に向かってコントラストの低下が見られるものの、少なくとも解像性能はとても良好のようだ。

数値確認

中央 周辺部 四隅
F2.8 4201 3828 3613
F4.0 4156 4451 4267
F5.6 4038 4179 4218
F8.0 4067 4147 4183
F11 4067 3797 4112
F16 4038 3828 3830

実写確認

実写を確認してみると、隅まで良好な解像性能を実現しているのが分かる。

まとめ

手ごろな価格の広角レンズとしては予想していたよりもずっと良好な解像性能だ。最短撮影距離が長く、最大撮影倍率は決して高くないが、そのぶんピント全域、フレーム全域、そして絞り値全域で非常に均質的な結果を得ることができる。周辺部や隅のコントラストはいくらか低下するものの、実写で特に問題とは感じなかった。

遠景解像テストの結果も考慮すると解像性能に関してこれと言った弱点は見られない。28mm F2.8を様々なシーンで活用できるレンズに仕上がっている。ニコン純正「NIKKOR Z 28mm f/2.8」の存在は否定できないが、このレンズも十分に検討する価値があると言えるだろう。

購入早見表

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