つい最近に正式発表されたニコンZマウント用の超望遠ズームレンズ「NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S」について、レンズ装着時に「メカニカルシャッター」が使用できなくなると話題になっています。
ニコンイメージング:NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S
●本レンズを装着するとカスタムメニュー[シャッター方式]の[メカニカルシャッター]は選択できなくなり、[オート]または[電子先幕シャッター]のみが選択可能となります。
とのこと。
このレンズを装着時には「メカニカルシャッター」を利用できなくなる模様。シャッター方式は「電子先幕」か「オート」のみとなる。なぜこのような仕様となっているのか不明。このレンズだけの問題ではなく、実は他のZレンズでも同様の注意書きが存在します。ニコン公式商品ページで確認できるのは以下の3つ。
- NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
- NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
- NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S
VR搭載モデルばかりであり、光学手ぶれ補正やシャッターショックと何か関係あるのかと思いきや、最近登場したVR搭載モデル「NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR」にこの記述はありません。逆に記述の無い「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」でも「メカシャッター」が使えないという話もあり、何が原因となっているのかは不明。ちなみに海外の商品ページにこの記述は確認できません。
問題は本当に先幕メカシャッターが使えないのか、それともシャッターショックを抑えるために「オート」で強制的に「メカニカル」と「電子先幕」の切替が適用されるだけなのか、真相は不明。
試しに手持ちのカメラで対象レンズを使用すると、「オート」時にメカニカルシャッターが動作して「1/2000秒(ニコンの電子先幕シャッター上限)」以上のシャッター速度を利用できることを確認済み。このため、強制的に「オート」を使う必要があるだけで、「100-400mm」もメカニカルシャッターは動作するものと思われます。Z7IIやZ6IIとの組み合わせで心配する必要は無いはず。しかし、なぜ特定のレンズでこのような仕様となっているのかは不明。
NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S 最新情報まとめページ
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そもそも論として、キヤノンやソニーはメカニカルシャッターと電子先幕の自動切換え機能さえ無いのですよね。ニコン・キヤノン・ソニーユーザーとしては是非ともオート方式を導入して欲しいところ。(追記:ソニーα1・α9系はメカと電子の自動切換え機能がある模様)
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