2020年4月30日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。キヤノンでは珍しいAPS-Cクロップ時のマスク機能に関する技術のようです。被写体がフレームアウトすると自動的にマスクを解除する便利機能。
- 【公開番号】特開2020-68397(P2020-68397A)
- 【公開日】2020年4月30日
- 【発明の名称】撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム、および記憶媒体
- 【出願日】2018年10月22日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】クロップ設定した範囲内での撮影を実現しつつ、被写体のフレーミングを支援することが可能な撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム、および記憶媒体を提供すること。
文献を読む限りでは光学ファインダーを搭載した一眼レフ向けの技術ですね。APS-Cクロップ時は撮像領域外をマスク機能で見えなくします(図Aの状態)。しかし、被写体がAPS-C領域外に飛び出てしまった際(図Bの状態)に自動的にマスクが外れてフレーミングしやすくする模様(図Cの状態)。
フレームインアウトを交互に繰り返す場合、マスクが頻繁にオンオフしないようにする機能も想定しているようです(図Dの状態で一定時間の固定が必要)。
そもそも論として、APS-Cクロップ機能を実装したカメラが「EOS 5Ds/5Ds R」くらいしか存在しないので、果たしてこれから実装するのかどうか不明。しかし、なんらかの形でミラーレスEOS Rシステムに導入するかもしれませんね。
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