2021年2月25日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。フルサイズに対応した「18-40mm F4-8」となりそうなレンズですね。バックフォーカスが短すぎるのでレンズ交換式では無さそうですが。
18-45mm F4-8
- 【公開番号】特開2021-26196(P2021-26196A)
- 【公開日】2021年2月22日
- 【発明の名称】ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
- 【出願日】2019年8月9日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】小型かつ広画角化を実現しつつも、高い光学性能を有するズームレンズを提供する。
実施例1 実施例2 焦点距離 18.05-42.87 14.95-43.68 F値 5.28-8.00 4.62-8.00 半画角 50.17-26.78 55.35-26.35 像高 21.64 21.64 全長 87.51-81.06 92.22-89.94 BF 5.00-24.39 4.95-30.06 実施例3 - 焦点距離 18.34-36.62 F値 5.90-8.00 半画角 49.72-30.57 像高 21.64 全長 84.05-75.89 BF 5.00-17.64
フルサイズCMOSセンサーに対応する超広角域をカバーしたズームレンズですね。広角18mmから標準40mm付近までをカバーする面白いズームレンジとなっています。汎用性の高い画角を備えつつ、全長は非常に短く収まっています。ただし、その代償として開放F値は「F4.0-F8.0」とかなり暗くなっていますね。
これがRFレンズになるか?と言うと否。バックフォーカスが短すぎてレンズ交換式システムとして実用的ではありません。おそらくレンズ固定式のカメラに搭載するのではないかなと。ではコンシューマー向けにこのようなレンズが必要か?と言うとやはり否。監視カメラ・ネットワークカメラ向けの設計なのかなと思います。
噂では「RF18-45mm」なるレンズが存在すると言われています。この特許出願とは別に、実用化に向けて何らかのレンズを開発している可能性はありそうです。
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