2020年11月26日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。「RF21-70mm F4-6.4」「RF24-70mm F4-6.4」と言った暗めの標準ズームですが、沈胴機構を想定したようなレンズ構成となっていますね。
キヤノンRFも沈胴ズーム登場なるか?
- 【公開番号】特開2020-190661(P2020-190661A)
- 【公開日】2020年11月26日
- 【発明の名称】ズームレンズ、およびそれを有する光学機器
- 【出願日】2019年5月22日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】広画角でフォーカシングによる光学性能の変動を抑制したズームレンズを提供する。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 24.51-69.13 24.52-69.13 24.51-69.13 F値 4.10-6.44 4.10-6.44 4.10-6.44 半画角 38.46-17.38 38.46-17.38 38.46-17.38 像高 全長 112.53-113.54 109.15-112.88 112.83-114.74 BF 14.83 14.65 14.83 実施例4 実施例5 実施例6 焦点距離 21.66-69.12 24.51-62.67 24.51-52.16 F値 4.10-6.44 4.10-6.44 4.10-6.44 半画角 41.95-17.38 38.47-19.05 38.46-22.53 像高 全長 115.09-118.44 116.26 114.74 BF 14.79 16.06 17.59-46.81
比較的暗めの標準ズームを想定したと思われる、前群のみ突出した面白いデザインの光学設計ですね。文献内で特に言及はされていませんが、個人的にはこれが沈胴機構を想定した小型軽量な標準ズームレンズではないかと思っています。
ここ最近はニコンがZマウント用「NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3」をリリースし、ソニーも「FE 28-60mm F4-5.6」を投入していますね。例えばソニー28-60mmのレンズ構成は以下の通り。
やはり前群のみ前方へ移動し、格納時は後方に収納することが可能となっています。
実施例1?5はバックフォーカスが固定され、ニコンと同じくレンズ内の密閉性を確保した設計となっています。実施例6(および割愛した実施例7)は後玉が前後に移動するソニーと同じような設計の模様。
個人的には21mm始まりの沈胴ズームに期待。
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