このページではソニー製Eマウント用交換レンズ「FE 28-60mm F4-5.6」に関する情報を収集しています。
データベース
最新情報
- 2020-12-18:ソニー「FE 28-60mm F4-5.6」の単体での予約販売が開始されました。2021年1月29日発売予定とのこと。カメラのキタムラにて「?47,520 (税込)」での出品を確認済み。思っていたよりも少し高い印象。
- 2020-09-15:間もなくソニー「FE 28-60mm F4-5.6」が正式発表されると噂されているので専用の情報収集ページを作成しました。ひとまず商品画像と比較表を掲載。
管理人のレビュー
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- ソニー「FE 28-60mm F4-5.6」徹底レビュー 外観・操作・AF編
- ソニー「FE 28-60mm F4-5.6」徹底レビュー 解像力編
レビュー
- DC.World
(抄訳記事) - Dustin Abbott
(抄訳記事) - Sony Alpha Blog
(抄訳記事) - 価格コム
レビュー/口コミ
参考サイト
購入早見表
レンズデータ
レンズ仕様
名称 | FE 28-60mm F4-5.6 | |
---|---|---|
型名 | SEL2860 | |
レンズマウント | ソニー Eマウント | |
対応撮像画面サイズ | ●35mmフルサイズ | |
焦点距離(mm) | 28-60 | |
焦点距離イメージ(mm)?*1 | 42-90 | |
レンズ構成 (群-枚) | 7-8 | |
画角 (APS-C)?*1 | 54°-27° | |
画角 (35mm判) | 75゚-40゚ | |
開放絞り (F値) | 4-5.6 | |
最小絞り (F値) | 22-32 | |
絞り羽根 (枚) | 7 | |
円形絞り | ○ | |
最短撮影距離 (m) | 0.3(W) 0.45(T) | |
最大撮影倍率 (倍) | 0.16 | |
フィルター径 (mm) | 40.5 | |
手ブレ補正 | - (ボディ側対応) | |
テレコンバーター (1.4x) | 非対応 | |
テレコンバーター (2.0x) | 非対応 | |
フードタイプ | - | |
外形寸法 最大径x長さ (mm) | 66.6 x 45 | |
質量 約 (g) | 167 |
MTFチャート
レンズ構成図
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海外の評価
Lesnumeriques
Lesnumeriques:Test Sony FE 28-60 mm F4-5.6 : petit zoom au grand piqué
- レンズの紹介:
・2020年下旬にα7C用のキットレンズとして発表された。
・現在、市場で最もコンパクトなフルサイズミラーレス用のズームレンズだ。
・2013年にFE28-70mm F3.5-5.6を投入して以来となる、手ごろな価格のズームレンズである。 - ビルドクオリティ:
- 携帯性:
・全長45mm・重量167gのレンズだ。
・これほどコンパクトなフルサイズ用ズームレンズは見たことが無い。
・一見するとAPS-C用レンズにすら見える。
・FE35mm F2.8 ZAやAF35mm F2.8 FEのような単焦点レンズと似ている。 - 操作性:
・沈胴式機構のため、使用時はズームリングを回転してレンズを展開する必要がある。
・ズームリングは硬すぎず緩すぎず、使いやすい。
・フォーカスリングは好みより少し幅が狭く、緩い。
・外装は完全にプラスチック製だが、よくできている。
・防塵防滴に配慮した設計だ。
・光学手ぶれ補正やFnボタンは無い。 - オートフォーカス:
・非常に静かで応答性が高い。 - マニュアルフォーカス:
・記載なし。 - 手ぶれ補正:
・光学手ぶれ補正は搭載していないが、ここ最近のα7シリーズであればボディ内手ぶれ補正を搭載しているので心配することはない。 - 解像性能:
・光学性能にはあまり期待していなかったが、良い意味で驚いた。
・28mmは絞り開放から優れたシャープネスを実現しており、F5.6まで絞れば優れた水準となる。開放では均質性が損なわれているものの、絞るごとに改善する。
・40mm以降も絞り開放で均質性が損なわれている。・望遠側で周囲まで最高の結果を得るにはF8まで絞る必要がある。
・望遠端では最も均質性の高い描写となるが、全体的なピークは他の焦点距離よりも低い。 - 像面湾曲:
・記載なし。 - ボケ:
・ボケは四隅に向かって急速に変形する。
・玉ボケには内側に見苦しい不自然な描写がある。 - 色収差:
・色収差は良好に補正されている。 - 球面収差:
・記載なし。 - 歪曲収差:
・広角端で強い樽型歪曲となるが、ボディ内レンズ補正などで簡単に補正可能だ。
・ズームインすると歪曲収差は解消する。 - 周辺減光:
・絞り開放で目に付くが絞ることで改善する。 - コマ収差:
・記載なし。 - 逆光耐性:
・記載なし。
総評
良い意味で驚かされたレンズだ。小型軽量だが優れたシャープネスを実現し、防塵防滴に配慮した設計である。古いFE28-70mmよりも遥かに説得力のあるキットレンズに仕上がっている。
長所:防塵防滴に配慮した設計・とても小型軽量・良好なシャープネス・応答性の高い静かなAF・色収差を適切に補正
短所:手ぶれ補正なし・コントロールリングなし・開放F値が暗い・完璧なボケ描写ではない・歪曲収差
Sony Alpha Blog
Sony Alpha Blog:Sony FE 28-60mm F4-5.6
- レンズの紹介:
・α7Cのキットレンズとして登場した。
・2013年から販売されているFE28-70mm F3.5-5.6よりも遥かにコンパクトだ。
・重量:182g
・開放F値:28-30mm F4・31-34mm F4.5・35-42mm F5・42-60mm F5.6
・最小絞り:28mm F1.6・40mm F25・60mm F32
・全長:格納時 45mm・展開時 68?70mm
・フィルター:40.5mm
・絞り羽根:7枚
・ボタン:なし
・防塵防滴
・最短撮影距離:30-45cm
・レンズフードなし
・光学手ぶれ補正なし - ビルドクオリティ:
・きちんとしたビルドだ。
・プラスチック外装だが、FE28-70mmと比べて良くも悪くもない。
・沈胴機構を備え、格納時にカメラを使用することは出来ない。 - 携帯性:
・FE35mm F2.8 ZAと同じくらいコンパクトで軽量だ。 - 操作性:
・ズームリングはあまり滑らかではない。この点でFE28-70mmは遥かに滑らかだ。
・フォーカスリングはとても狭いが、MF時が滑らかに回転する。
・小型レンズのため、機能は最小限だ。ボタン・レンズフード・手ぶれ補正は搭載していない。 - オートフォーカス:
・非常に高速で正確だ。
・静止画と動画どちらでも静かに動作する。
・瞳AFは完全に機能する。
・動画でもAFは完全に機能する。 - マニュアルフォーカス:
・動画撮影でフォーカスリングを操作するのは難しい。 - 手ぶれ補正:
・ボディ内手ぶれ補正を利用すると動画撮影で問題は感じない。 - 解像性能:
・α7R IVと組み合わせてテストしている。
・中央はズームレンジ全域で絞り開放から優れた性能だ。
・四隅は中央と比べて遥かに見劣る。無限遠の撮影では比較的良好だ。
・実写でも非常に良好な中央解像だが、開放F値が大きいのでISO感度が上がりやすい。
・実写での四隅は無限遠側の被写体で比較的良好である。 - 像面湾曲:
・記載なし - ボケ:
・開放F値が大きいので、ボカすためには寄らなければならない。
・後ボケはとても柔らかく心地よい。
・玉ボケは十分円形だが、60mmは場合によって縁取りがある。 - 色収差:
・色収差は見られない。 - 球面収差:
・記載なし - 歪曲収差:
・28mmでとても目立つが、60mmではほぼゼロだ。 - 周辺減光:
・記載なし - コマ収差:
・記載なし - 逆光耐性:
・逆光耐性は良好だ。
・絞ると素敵な光条が発生する。 - その他描写:
・発色は良好でコントラストも良い。 - FE28-60mmとの比較:
・28-60mmは開放F値が少し暗いが、遥かに小型軽量だ。
・光学手ぶれ補正が無い。
・ビルドクオリティはほぼ同じだが、ズームリングの滑らかさで劣る。
・望遠端60mmは実際には55mm程度の画角だ。
・中央解像はより優れており、一貫している。
・四隅は同程度だ。風景写真家にとって弱点となる。
・28-70mmは70mmを利用することで大きなボケを得られる。
・発色は比較的良好だ。
・望遠側の歪曲収差補正で優れているが、プロファイル適用で有意な差とはならない。
・色収差や逆光耐性はどちらも良好だ。
・オートフォーカスは少し速い。
総評
α7Cの理想的なキットレンズだ。主な利点は光学性能を犠牲にすることなく小型軽量化を遂げていること。発色やAF、中央シャープネスはより優れているが、四隅に奇跡は起こらなかった。
長所:中央の優れたシャープネス・小型軽量・色収差が無い・逆光耐性・良好なコントラスト・良好な色・滑らかなボケ・良好なAF・防塵防滴・望遠側の歪曲収差補正
平凡:四隅のシャープネス・ズームリングが滑らかではない・28mmの歪曲・レンズフードなし
短所:ISO感度上昇に繋がる暗い開放F値・60mmの画角は55mmに近い・別売り時に高価
Digital Camera World
Digital Camera World:Sony FE 28-60mm f/4-5.6 review
- FE28-60mm F4-5.6はα7C用のキットレンズとして登場したが、単体でも近いうちに購入できるようになる。
- 2つの重要なポイントがあり、一つは収納時に非常にコンパクトなことだ。α7Cと組み合わせることで、ジャケットのポケットに収めることができる。二つ目は光学倍率が2.1倍と非常に小さいことだ。ニコン「NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3」のように沈胴機構のズームレンズは光学倍率が低下するようだ。
- 開放F値はF4-5.6であり、輝かしいものではない。しかし、多くのユーザーはこのコンパクトサイズに価値を見出していると思われる。
- 沈胴機構は電動ズームでは無く、メカニカルなマニュアルズームである。多くの沈胴式電動ズームよりも遥かに優れている。
- レンズには28mm、35mm、40mm、50mm、60mmの焦点距離が表示されている。ズームリングは軽いがしっかりとした回転動作だ。
- 実際にレンズを使ってみるとズームレンジには制限を感じる。特に28mmの画角は24mmと比べると狭い。そして60mmの焦点距離は間違いなく短いと感じる。ただし、他のレンズと比べて遥かに扱いやすく軽量だ。
- ズームレンジは限定的だが、パフォーマンスに問題は見られない。光学設計はシンプルな7群8枚に見えるが、実際には端から端まで見事なシャープネスだ。色収差や歪曲収差の兆候は見られない。ただし、歪曲収差はレンズ補正が影響している。
- オートフォーカスは静かで高速だが、焦点距離によって最短撮影距離が変化する。これにより、被写体にどれだけ近寄ることができるのか判断が難しく、特に動画撮影中にイライラするかもしれない。
- ラボテスト
・比較的安価なキットレンズだが、中央は高級ズームレンズと同程度の優れた性能だ。50mm以降で少し低下するが、それほど目立たない。
・四隅は印象的と言えないが、それでもかなりの性能だ。28mmのみ平凡な性能だが、これは近距離のチャートテスト時だからである。
・色収差はほとんど見られない。比較的安価なキットズームでこのような数値となるのは素晴らしい。
・28mm?35mmは樽型歪曲が目立つものの、50mm以降は歪曲がほぼゼロとなる。一般的にはレンズ補正が適用されるので問題は無い。
α7Cのみならず、他のαシリーズにも最適なキットレンズだ。キットレンズとしてはズームレンジが非常に狭い点には気を付けるべきだろう。もしも、このズームレンジで問題無い場合はとても良好に機能するレンズだ。このような沈胴式ズームレンズとしては、想像していたよりもはるかに良好だ。キットレンズとしての限界はあるものの、それでも非常に良好である。
長所:超コンパクトなデザイン・素晴らしい性能・高速で静かなAF
短所:狭いズームレンジ・最短撮影距離が変動する・単体販売は高価
Dustin Abbott
Dustin Abbott:Sony FE 28-60mm F4-5.6 Review
- スペックシート上では狭いズームレンジでレンズ口径が小さく、手ぶれ補正非搭載のレンズだ。個人的に可変絞りの小さなズームレンジに興奮しないが、それでも光学性能にはとても驚いた。
- 格納時は全長45mmと非常にコンパクトだ。さらに重量はわずか167gで、28-70mmの295gよりも軽量だ。携帯性が強みとなるのは明らかである。
- レンズ直径は66.5mmだが、フィルターは内筒に合わせた40.5mmと非常に小さなサイズを採用している。とは言え、このサイズのフィルターは種類が豊富なうえに安価である。
- ボディ内手ぶれ補正を搭載したα7Cと組み合わせると、光学手ぶれ補正が無いのは全く気にならない。1/20秒で撮影してもシャープなイメージが得られる。
- 沈胴機構を展開すると、全長は約30mm長くなる。沈胴状態から28mmへ移動する際は力が要る。多少の抵抗量は理解できるが、このアクションは少し安っぽく感じる。
- レンズは28mmと60mmで最も長くなり、38mm前後で短くなる。ズームリングの操作は特に滑らかというわけではない。
- 開放F値は以下の通りだ。
F4:28-30mm
F4.5:31-34mm
F5.0:32-41mm
F5.6:42-60mm - フォーカスリングはとても狭い。手袋を装着している場合はズームリングと使い分けるのが難しい。抵抗量は小さいが滑らかに動作する。フォーカスバイワイヤ方式だが、リニアな動作だ。
- 防塵防滴仕様だが、それ以外のビルドクオリティはキットレンズらしいものだ。498ドルのレンズとしては少しチープ過ぎる。200ドルくらいの印象だ。
- 光学性能における唯一の欠点は28mmの樽型歪曲だ。強めの歪曲だが、Lightroomで補正が可能である。同様に周辺減光も強いが補正可能だ。60mmでは歪曲や周辺減光がほとんど無い。
- 28mmは絞り開放から非常にシャープだ。高いシャープネスとコントラストを実現しており、フレーム全体の一貫性も高い。倍率色収差もほとんど無いので風景撮影用として活かすことが出来る。絞ると改善するが、開放から良好なので僅かに向上するのみだ。
- 40mmの性能も優れている。フレーム全体でシャープネスとコントラストが非常に高く、絞っても僅かに改善するのみだ。ピークを得たい場合はF8まで絞ると良いだろう。
- 60mmでもフレーム全体でF5.6から抜群の性能だ。
- ボケもかなりきちんとしているが、60mm F5.6にボケ量は期待できない。
- 撮影倍率は0.16倍とイマイチだ。
- 逆光耐性はとても良好である。コントラストやゴーストの影響がほとんど無い。
見事な光学性能のコンパクトなレンズだ。実際、私の期待を上回るレンズだった。「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS」にはまったく感心しなかったが、この安っぽい鏡筒にこのような素晴らしい光学系が詰め込まれているのは嬉しい驚きである。α7Cのキットレンズとして手に入れた場合、価格は300ドル程度だ。今後、さらに値下がりする可能性もある。
通常キットレンズの購入はおススメしていないが、このコンパクトなレンズは悪い選択肢ではない。
PhotographyBlog
PhotographyBlog:Sony FE 28-60mm F4-5.6 Review
- 世界最小・最軽量のフルサイズEマウント用標準ズームレンズだ。「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS」と比較して43%軽く、38mm短い。
α7C+FE28-60mmの組み合わせは、α7 III+FE28-70mmの組み合わせより28%軽く、33%小型だ。 - このレンズはズームリングを回転させるだけで出し入れできる沈胴機構を備えている。
- 重量167gのレンズであり、ソニーEマウント用レンズの中では最軽量の一つとなる。最近レビューしたニコン「NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3」より15%も軽量だ。
- ビルドクオリティは素晴らしい訳では無いが、許容範囲内だ。外装・フィルターソケットなどは全てプラスチック製である。幸いにもレンズマウントは金属製、防塵防滴仕様だ。
- ズームリングはゴム引きされ、幅が広い。比較してフォーカスリングはやや狭い。
- フルサイズEマウント用レンズとしては初の沈胴機構を採用したレンズだ。縮長はわずか4.5cmとなり、ニコンより0.5mm短い。
焦点距離を28mmに設定するとレンズ全長は約7cmまで伸びる。28mmでレンズが最も伸び、40mmで最短、そして60mmに向かって再びレンズは伸びる。 - オートフォーカスはほぼ無音のリニアモーターを使用している。動作はとても静かで高速だ。
- 色収差はテストショットで目立つことは無かった。
- 周辺減光は28mmの絞り開放で目立つ減光が発生する。改善するには少なくとも2段絞る必要がある。
- RAWの28mmには顕著な歪曲収差が見られる。JPEGでは自動補正される。60mmでは多少の糸巻き型歪曲が見られる。
- 逆光耐性はとても良好だ。
- ボケの評価には個人差があると思うが、とても魅力的な描写に見える。
- シャープネス28mm
ー中央はF4からF11まで高水準だ。F16~F22で回折の影響を受ける。
ー端は中央ほどシャープでは無く、F5.6~F11でベストの結果を得ることができる。 - シャープネス35mm
ー中央はF4.5からF11まで高水準だ。F16~F22で回折の影響を受ける。
ー端は中央ほどシャープでは無く、F5.6~F11でベストの結果を得ることができる。 - シャープネス40mm
ー中央はF5.0からF11まで高水準だ。F16~F29で回折の影響を受ける。
ー端は中央ほどシャープでは無く、F8~F11でベストの結果を得ることができる。 - シャープネス50mm
ー中央はF5.6からF11まで高水準だ。F22~F32で回折の影響を受ける。
ー端は中央ほどシャープでは無く、F8~F16でベストの結果を得ることができる。 - シャープネス60mm
ー中央はF5.6からF11まで高水準だ。F22~F32で回折の影響を受ける。
ー端は中央ほどシャープでは無く、F8~F16でベストの結果を得ることができる。
ソニーFE 28-60mm F4-5.6は非常に小さく、信じられないほど軽量なフルサイズ用標準ズームレンズであり、巧妙な沈胴機構を特徴で、ズームリングをひねるだけで操作できる。
画質の面では、絞り開放でも中心部はシャープであり、端のパフォーマンスは少し低下するので、最適な結果を得るために絞る必要がある。
絞り羽根が7枚しかないにもかかわらず、ボケは驚くほど良く、最短撮影距離が30cmなので、思ったよりも汎用性の高いレンズだ。
オートフォーカスシステムは、高速かつ静かで正確だ。さらに、防塵防滴に配慮したデザインとなっている。
否定的な側面を挙げると、広角端が28mmと特に広いわけでは無く、望遠端60mmは特に長いわけでは無い 。我々はニコンのZ 24-50mm F4/4-6.3のようなズームレンジが好みだ。
また、光学手ぶれ補正を搭載していないため、ボディ側の手ぶれ補正に依存している。
プラスチッキーな外装だが、少なくともレンズマウントは金属製だ。操作部はフォーカスリングとズームリングしかないが、レンズサイズを考慮すると当然の結果だ。
450ポンドの価格設定はキットレンズとしてはかなり高い(小ささが売りであるとしても)。必然的にα7Cのキットレンズとして購入するのが理に適っている。
全体的に見て、FE28-60mm F4-5.6は小型軽量で高速AFを利用でき、優れた画質を得られるレンズだ。妥協点もあるが、α7Cユーザーにとって素晴らしいキットレンズとなるだろう。
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