2023年7月3日付けで富士フイルムの気になる特許出願が公開。超広角ズームレンズ「17-30mm F4」「17-35mm F4」「17-35mm F4-5.6」を想定したような光学系の実施例を多数掲載。
概要
- 【公開番号】P2023092031
- 【公開日】2023-07-03
- 【発明の名称】変倍光学系および撮像装置
- 【出願日】2021-12-21
- 【出願人】
【識別番号】306037311
【氏名又は名称】富士フイルム株式会社- 【課題】広画角を有し、小型化が図られ、良好な光学性能を保持する変倍光学系、およびこの変倍光学系を備えた撮像装置を提供する。
実施例1
- 焦点距離:17.48-30.06
- F値:4.09-4.10
- 画角:110.6-72.2
- バックフォーカス:13.07-24.81
実施例2
- 焦点距離:16.48-34.36
- F値:4.11-4.10
- 画角:112.8-63.6
- バックフォーカス:16.92-32.71
実施例11
- 焦点距離:17.18-33.50
- F値:4.12-5.21
- 画角:106.6-64.4
- バックフォーカス:18.77-37.23
現行の「GF20-35mmF4 R WR」とは異なる構成の広角ズームレンズですね。焦点距離を考慮すると、GFX用としては全体的に画角が狭く、フルサイズ用としては画角が広い。収差図を見た限りでは広角側の歪曲収差が強めに残っているため、四隅を引き延ばす全体の設計なのでしょうか?なんにせよ既にF4広角ズームが登場しているため、今回の光学系が商品化される可能性は低いはず。
富士フイルムGFレンズ一覧
- GF20-35mmF4 R WR
- GF23mmF4 R LM WR
- GF30mmF3.5 R WR
- GF32-64mmF4 R LM WR
- GF35-70mmF4.5-5.6 WR
- GF45mmF2.8 R WR
- GF45-100mmF4 R LM OIS WR
- GF50mm F3.5 R LM WR
- GF63mmF2.8 R WR
- GF80mmF1.7 R WR
- GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR
- GF110mmF2 R LM WR
- GF120mmF4 R LM OIS WR Macro
- GF250mmF4 R LM OIS WR
特許関連記事
- キヤノン フルサイズミラーレス向け 14-35mm F2.8 を想定したような光学系の特許出願
- ニコン「85mm F1.4」「85mm F1.2」「70mm F1.8」光学系の特許出願
- ニコン ”伸びるタイプ”の70-200mm F4 光学系 特許出願
- NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR用と思われるニコン・タムロン連名の特許出願
- キヤノン「12-24mm F2.8」「14-20mm F2」フルサイズセンサー対応光学系の特許出願
- キヤノン 複合型素子を使った「24-70mm F4」「28-200mm F2.8-5.6」「20-60mm F2.8-4」「50mm F1.4」光学系の特許出願
- シグマ APS-C用「20mm F1.4」「23mm F1.4」光学系の特許出願
- タムロン「70-100mm F4」「90mm F2.8」「90mm F3.5 ×1.4」マクロレンズの特許出願
- キヤノン「RF24-105mm F2.8 Z」「RF15-60mm F2.8 Z」を想定したような光学系の特許出願
- キヤノン フルサイズミラーレス用「10-20mm F4」「10-20mm F2.8-4」「9-18mm F4」光学系の特許出願