2022年7月7日付けでニコンの気になる特許出願が公開。Zマウント用交換レンズ「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」に関連したと思われる光学系の実施例を含んでいますね。
概要
- 【特許番号】特開2022-103302
- 【発明の名称】変倍光学系および光学機器
- 【出願日】2022-05-17
- 【出願人】
【識別番号】000004112
【氏名又は名称】株式会社ニコン- 【課題】球面収差等の諸収差が良好に補正された変倍光学系を提供する。
実施例1
- 焦点距離:71.50119-196
- F値:2.88277-2.87906
- 画角:33.79332-12.27158
- 像高:21.70
- 全長:199.88619
- バックフォーカス:32.5469
- 撮影倍率:-0.08318 - -0.19832
レンズ構成やパラメータから「NIKKOR Z 70?200mm f/2.8 VR S」に関連した特許出願のように見えます。海外のレビューと同様、広角側で歪曲収差が小さく、ズームすると大きくなるみたいですね。二つのレンズ群をそれぞれ動かすフローティング構造のフォーカスを採用しており、このレンズの場合は後群の2カ所が駆動する模様。サイズが小さいので、低トルクのステッピングモーター駆動でも十分、好適と判断したのかもしれませんね。ちなみに、今回の特許内では手ぶれ補正に関する記述が無く、どのレンズ群を利用しているのか不明。
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