2020年8月27日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。「RF24-70mm F2.8L IS USM」用の特許出願ぽいですね。フォーカスレンズが後群の1枚だけを動かしている模様。通りでAFが速いわけだ。
RF24-70mm F2.8L IS USM
- 【公開番号】特開2020-129065(P2020-129065A)
- 【公開日】2020年8月27日
- 【発明の名称】ズームレンズ及びそれを有する撮像装置、撮像システム
- 【出願日】2019年2月8日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】レンズ全長の短縮化及びレンズ鏡筒径の小型化を図りつつ、全ズーム範囲及び防振時にわたり高い光学性能が容易に得られるズームレンズ及びそれを有する撮像装置、撮像システムを提供すること。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 24.72-67.65 24.72-67.90 24.72-67.89 F値 2.91 2.91 2.91 半画角 41.19-17.74 41.19-17.67 41.19-17.67 像高 21.64 21.64 21.64 全長 144.34-172.04 145.95-160.58 145.95-163.06 BF 14.31-35.97 12.45-31.69 17.52-30.66 実施例4 実施例5 実施例6 焦点距離 24.72-102.00 F値 4.12 半画角 41.19-11.98 像高 21.64 全長 133.43-171.08 BF 18.51-43.74
実施例の数値とレンズ構成を見る限り「RF24-70mm F2.8L IS USM」用と思われる特許出願ですね。フォーカスレンズは後群の1枚だけを動かしている模様。Mobile01が各社24-70mm F2.8を比較レビューし、最も高速AFを実現しているRF24-70mm F2.8の秘訣がココにありそうです。ニコン「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」やパナソニック「LUMIX S PRO 24-70mm F2.8」のようなマルチフォーカス駆動では無いものの、小型軽量なフォーカスレンズとキヤノン独自の「ナノUSM」駆動で超高速AFを実現している模様。
RF24-70mm F2.8L IS USM交換レンズデータベース
サイト案内情報
特許関連記事
- キヤノン フルサイズミラーレス向け 14-35mm F2.8 を想定したような光学系の特許出願
- ニコン「85mm F1.4」「85mm F1.2」「70mm F1.8」光学系の特許出願
- ニコン ”伸びるタイプ”の70-200mm F4 光学系 特許出願
- NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR用と思われるニコン・タムロン連名の特許出願
- キヤノン「12-24mm F2.8」「14-20mm F2」フルサイズセンサー対応光学系の特許出願
- キヤノン 複合型素子を使った「24-70mm F4」「28-200mm F2.8-5.6」「20-60mm F2.8-4」「50mm F1.4」光学系の特許出願
- シグマ APS-C用「20mm F1.4」「23mm F1.4」光学系の特許出願
- タムロン「70-100mm F4」「90mm F2.8」「90mm F3.5 ×1.4」マクロレンズの特許出願
- キヤノン「RF24-105mm F2.8 Z」「RF15-60mm F2.8 Z」を想定したような光学系の特許出願
- キヤノン フルサイズミラーレス用「10-20mm F4」「10-20mm F2.8-4」「9-18mm F4」光学系の特許出願
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。