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2020年4月02日付けでタムロンの気になる特許出願が公開されています。
(更新:200-400mm F4の情報を追加しました)
- 【公開番号】特開2020-52338(P2020-52338A)
- 【公開日】2020年4月2日
- 【発明の名称】ズームレンズ及び撮像装置
- 【出願日】2018年9月28日
- 【出願人】
【識別番号】000133227
【氏名又は名称】株式会社タムロン- 【課題】本件発明の課題は、フォーカス群の軽量化を図りつつ、小型で、且つ、光学性能の高いズームレンズ及び撮像装置を提供することにある。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 72.085-174.612 72.090-174.644 71.556-173.385 F値 2.909 2.910 2.910 半画角 17.035-6.826 16.884-6.827 17.015-6.880 像高 21.633 21.633 21.633 全長 199.042 199.933 200.680 実施例6 実施例7 実施例5 焦点距離 72.110-130.941 72.109-130.956 203.875-388.046 F値 2.060 2.060 4.120 半画角 16.823-9.071 16.994-9.070 5.854-3.087 像高 21.633 21.633 21.633 全長 205.680 205.680 310.000
既に「70-180mm F/2.8 Di III VXD」が開発発表されている現状を考えると、インナーズーム式の「70-200mm F2.8」が実用化されることは無さそうです。
しかし気になるのは実施例6・7の「70-130mm F2」。F2.8ズームより1段明るく、70mm・85mm・90mm・100mm・130mmと単焦点で割とメジャーな焦点距離をカバーしています。レンズサイズはキヤノンが既に特許出願中の「70-130mm F2」と似ています。この超大口径ズームレンズが実用化されるかどうか分かりませんが、(このクラスとしては)手頃な価格設定として投入されると人気が出るかもしれません。
そして「200-400mm F4」。非常に大きなレンズですが、200-400mmのズームレンジを開放F値「F4」でカバーしているのは魅力的ですね。一般的なズームレンズで400mmをカバーしてるのはF5.6以上ですので、少なくとも1段程度のメリットは期待できそうです。
フォーカスレンズは後方に移動方向が異なるユニットが二つ存在する模様。これはひょっとすると開発発表されている「70-180mm F/2.8 Di III VXD」のデュアルフォーカスにも応用されているかもしれませんね。リニアモーター駆動で高速AFが期待できそう。キヤノンの特許出願内で登場する「70-130mm F2」と比べてフォーカスユニットが小さいのも特徴と言えるでしょう。
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