techradarが「OM SYSTEM PEN」と「LUMIX DC-L10」の比較レビューを公開。それぞれに利点があるとしつつ、多彩な動画機能や外装の造り、操作性などからLUMIX L10を好むとしています。
レンズ
- PEN:マイクロフォーサーズマウントで、数百種類のレンズから選べる
- LUMIX L10:24-75mm f/1.7-2.8の内蔵レンズ
- 14-42mm Mark IIIキットレンズを装着したPENと、内蔵レンズを収納したLUMIX L10。どちらのレンズも使用時には伸びるが、LUMIX L10のレンズは収納時のサイズがよりコンパクト
- PENはマイクロフォーサーズ(MFT)マウントを採用しており、マクロ、ポートレート、野生動物など、あらゆる撮影シーンを網羅するMFTレンズと直接互換性がある。キットレンズは防塵防滴。
- LUMIX L10には、ズームレンズ(35mm判換算で24~75mm)が内蔵されており、PENの新しいキットレンズよりもコンパクト。防塵・防滴仕様とは位置付けていないが改良は施されている。
- PENにキットレンズを装着して両カメラを比較するなら、私は断然LUMIX L10を好む。
- とはいえ、PENのキットレンズは簡単に別のレンズと交換できるし、そうすれば比較の多くは意味をなさなくなる。これ以上レンズを購入する予定がないのであれば、この点ではLUMIX L10が勝る。
ハンズオン
- ボディのサイズはほぼ同じで、外観やレイアウトも驚くほど似ている。レトロなデザインを求めるなら、どちらもうってつけ。
- どちらにもレンジファインダースタイルの236万ドットEVFが搭載されているが、これらの表示に実質的な違いは見当たらなかった。
- 3型のバリアングルモニタも同様だが、L10の方が解像度が高く、見た目はわずかに鮮明に感じられる。
- どちらにも外部フラッシュなどのアクセサリー用ホットシューが備わっており、操作レイアウトもほぼ同じ。
- PENはレンズ横の前面にカラーモードダイヤルが追加、画面を折りたたんだ際にボディにすっきりと収まる。しかし、操作しづらい電源スイッチの設計は不親切、動画モードを通り越さずに、写真モードに切り替えるのは至難の業。
- LUMIX L10は、より洗練され、上品な印象。シャッターボタンがズームレバー内に配置されており、リアダイヤル内にもボタンが設けられている(ボタンとダイヤルの両方はカスタマイズ可能)。メモリーカードスロットの位置が側面ではなくカメラの底面にある点については、あまり納得できない。
- L10は沈胴式レンズの設計上、電源を入れてから撮影可能な状態になるまで2秒ほど待たなければならない。ストリートフォトグラフィーでの使い勝手には制限がある。
- バッテリー持続時間は、L10が420枚、PENが410枚と、どちらのモデルも申し分ない。
- 全体として、LUMIX L10の使い心地の方が気に入った。
機能
- どちらのカメラもマイクロフォーサーズセンサーを搭載。
- PENは20.4MP、LUMIX L10は26.5MPだがL10は内蔵レンズの設計上、写真撮影時にセンサー領域全体を使用できない。解像度に関する条件は同等となる。
- 大きな違いの一つは、PENのセンサーには5軸手ぶれ補正(IBIS)が搭載されているのに対し、LUMIX L10にはその機能がない。
- この手ぶれ補正機能に、PENのコンピューテーショナルフォトグラフィーモードを組み合わせれば、長時間の露出効果を実現する「Live ND」、風景写真の細部を鮮明に捉える「ハイレゾショット」を利用でき、三脚なしで強力な撮影ツールとして活用できる。
- LUMIX L10も動画機能に関しては、5.6K、5.2Kオープンゲート、パナソニック最新のリアルタイムLUTプロファイル、位相差オートフォーカスなど充実している。
- 静止画のオートフォーカス性能はほぼ同等だが、動画撮影においてはL10の方が優れている。
価格と発売時期
- OM System PEN:
本体のみ 999.99ドル、14-42mmキットレンズ付き 1,099.99ドル- LUMIX L10:1,499ドル
- PENは攻めの価格設定。この価格帯で内蔵EVFとボディ内手ぶれ補正機能を備えたカメラは他に思い当たらない。L10と比較するのであれば、キットレンズ価格の方がより公平な比較対象となる。
- 光学性能について言えば、12-45mm F4 Proのような高価なレンズの方がさらに公平な比較対象となる。どちらのカメラもコストパフォーマンスは同等だと感じられる。
- PENから始める方が安上がりだ。レンズコレクションを充実させていくつもりなら、LUMIX L10の初期費用の方が少ない出費で済むことになるだろう。
OM System PEN 対 LUMIX L10
- レンジファインダースタイルのデザインは日常の撮影に非常に適している。そのため、L10の内蔵レンズ(24-75mm f/1.8-2.8)のようなレンズを組み合わせることになるだろう。したがって、PENのレンズ選択における優位性は重要ではなくなる。
- 全体として、私はLUMIX L10の使い心地を好んだ。2台のうち、こちらの方が上品で洗練されており、動画撮影にもより適している。ただし、L10は起動時間が遅いという欠点がある。
- PENはボディ内手ぶれ補正や、クリエイティブな撮影技法のための多彩なコンピューショナルモードを評価できる。
- それぞれ独自の利点がある。PENの利便性は気に入っているが、単体としてのパッケージとしてはLUMIX L10の方が好みだ。
techradarによると、それぞれ長所と欠点があるものの装着するレンズを限定するとLUMIX L10が好みとのこと。普段からコンパクトな標準ズームレンズを装着するのであれば、LUMIX L10が適しているようです。ポートレートレンズ(45mm F1.8など)やマクロレンズも使いたいのであればPENが良さそう。
(とはいえ、L10も広角 F1.7 や中望遠のF2.8を利用でき、マクロモードで被写体を大きく写すことが可能。日常的な撮影であれば困るシーンは少ないかと思います。)
ファインダーの見栄えは大きな差がなく、モニターの鮮明さは僅かにL10有利のようです。モニターを収納した際の出っ張り具合はPENのほうが少ないとのこと。確かに上部から比較すると、モニターがボディにすっきり収まっているように見えます。

撮影機能は静止画向けの機能が豊富なPENと、動画機能が多彩なL10で分かれている模様。
価格はLUMIX L10がより高価ですが、PENは装着するレンズ次第。12-45mm PRO や DG 12-60mm を追加すると、価格やサイズ面で同等か少し不利となりそうです。
OM SYSTEM PENについて
- 発売日:2026年10月下旬
- 希望小売価格:オープン
- カメラのキタムラ:133,650円
- OM SYSTEMストア価格:148,500円
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ブランド移行後初となるPENシリーズの新モデル「OM SYSTEM PEN」を発表。
ボディカラーはブラックとシルバーを用意し、2026年10月下旬発売。
1959年に初代PENが登場して以来、約70年にわたって小型・軽量で扱いやすいカメラを目指してきたシリーズの理念を受け継ぎ、初心者から本格的な写真愛好家まで幅広いユーザーを対象としています。
レンジファインダーを意識したデザインに電子ビューファインダーを組み合わせ、PENシリーズとして初めてIPX1相当の防塵・防滴性能を採用。EVFは約236万ドット、背面には約104万ドットの3型バリアングル液晶を搭載。
操作系は物理ダイヤルやボタンを重視しており、モードダイヤル、フロントダイヤル、シャッターボタン、専用動画ボタンを装備。背面にはコマンドダイヤルやAF-ONボタンなどを配置する一方、AFジョイスティックは省かれ、AFポイントの移動には方向ボタンまたはタッチパネルを使用。
イメージセンサーは2040万画素のLive MOSセンサーを搭載し、TruePic IX画像処理エンジンの組み合わせ。E-P7と同様のカラー & モノクロプロファイルコントロールを搭載し、彩度、階調、コントラストなどを細かく調整できます。
撮影機能も充実しており、三脚・手持ちのハイレゾショット、ライブND、深度合成、HDR、多重露出などのコンピュテーショナル撮影に対応。AFは121点ハイブリッド方式で、ボディ内手ぶれ補正は最大5.5段分。動画はCinema 4K 24p、4K UHD 30pまで、OM-Cinema1/2、縦位置動画、タリーランプに対応。新BLS-7バッテリーは約410枚の撮影が可能。
主な仕様
| イメージセンサー | タイプ:4/3型 Live MOS 有効画素:2040万画素 |
| 処理エンジン | Truepic Ⅸ |
| センサー除塵 | SSWF |
| 手振れ補正 | 中央5.5、周辺4.5 |
| ISO | 200-25600 拡張 64 |
| ストレージ | SD UHS-I×1 |
| AF | 検出方式:ハイスピードイメージャAF 測距点:121点オールクロス 測距輝度範囲:-3.5 EV - 20 EV |
| 被写体検出 | 人物 犬・猫 |
| シャッター | メカニカル:1/4000~60秒 電子先幕:1/320~60秒 電子:1/32000~60秒 |
| フラッシュ同調速度 | 1/250秒 以下 |
| 連続撮影速度 | 約8コマ/秒 メカ 約30コマ/秒 電子 プロキャプチャー連写 約30コマ/秒 |
| 連続撮影枚数 | 静音連写・最高速時 〔RAW〕: 約23 〔JPEG LF〕: 約48 |
| ファインダー | サイズ:0.39型 解像度:約236万ドット 倍率:約1.23倍 |
| モニター | サイズ:3.0型 解像度:約104万ドット 可動方式:バリアングル |
| 動画フレームレート | 4K 30p FHD 60p |
| 動画出力 | MOV(MPEG-4AVC/H.264) |
| USB | USB Type-C PD非対応 |
| マイク/ヘッドホン | マイク:3.5mm ヘッドホン:- |
| HDMI | micro HDMI |
| Wi-Fi | IEEE 802.11b/g/n |
| Bluetooth | Bluetooth Ver.5.2 |
| その他ポート類 | - |
| バッテリー | タイプ:BLS-7 撮影可能枚数:410枚 USB 給電・充電対応 |
| サイズ | 約125.8mm(W)× 74.5mm(H)× 43.3mm(D) |
| 重量 | 本体のみ:344g バッテリー含:393g |
| 防塵防滴 | IPX1 |
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