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15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE 大きく重いが14mm F1.4 DG DNより優れた性能

Mobile01がシグマ「15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE」のレビューを公開。大きく重いことが欠点となるものの、良好な解像性能や諸収差の補正状態を高く評価。実際のサンプルを確認してみると、F1.4を活かしたボケが得られているのも魅力的。

Mobile01:Sigma 15mm f/1.4 DG DN Diagonal Fisheye Art 評測報告|絕無僅有、全幅無反 AF 魚眼鏡頭!

  • 外観:ねじ込み式フィルター非対応。三脚リングは着脱可能。マウント側にフィルターホルダーを搭載。
  • 構造:外装は金属パーツとプラスチックパーツを使用。防塵防滴。
  • 携帯性:驚くほど大きく重い。
  • 操作性:クリック解除に対応する絞りリング搭載。AF/MFスイッチやAFLボタンを搭載。MFLロックでピント位置を固定することができる。
  • AF:HLA駆動で高速かつ静かに動作。
  • MF:フォーカスブリージングの影響はとても少ない。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:中央はF1.4から実用的。端は若干の差があるものの、F2で大幅に改善。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:記載なし。
  • 軸上色収差:とても良好な補正状態。
  • 倍率色収差:F1.4で目に付くが、絞ると改善。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:記載なし。
  • 周辺減光:記載なし。
  • コマ収差:効果的に補正されている。
  • 逆光耐性:良好。特に絞った場合に優れている。
  • 光条:F8より目立ち始める。
  • 作例集:高解像データ多数。
  • 総評:F1.4で効果的にISOを抑えることができる魚眼レンズ。サイズと重量が欠点となるものの、光学性能は14mm F1.4 DG DNよりも優れている。
  • 競合について
  • 備考

とのこと。
焦点距離の短いレンズながら三脚リングと三脚座を備え、重量は同時に発表された「500mm F5.6 DG DN OS」とほぼ一緒という弩級の魚眼レンズレンズ。そして、フルサイズ対応の魚眼としては世界初のF1.4。レンズ構成にはFLDやSLDなどの特殊ガラスを数多く使用し、周辺部まで高い光学性能を実現している模様。シグマは天体写真家向けのレンズとしており、周辺部までコマ収差を抑えた点像再現性の高い結果が得られるようです。また、ヒーターリテーナーやMFLなどの便利な機能を装備。

Mobile01のレビューによると、高解像カメラでも隅までシャープな結果が得られる模様。F1.4の大口径広角レンズにも関わらず、隅まで色収差が良く抑えられているのはすごいですね。実写サンプルを見る限りでは重量となるコマ収差の補正状態も良く、逆光耐性にも問題がないようです。サンプルを見るとわかるように、魚眼レンズながらF1.4を活かしたボケが得られるのも魅力的に見えます。

シグマ 15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE|Art 最新情報まとめ

レンズの仕様

  • 発売日:2024年3月14日
  • マウント:E / L
  • フォーマット:フルサイズ
  • 焦点距離:15mm
  • レンズ構成:15群21枚(FLD4枚、SLD3枚、非球面2枚)
  • 開放絞り:F1.4
  • 最小絞り:F16
  • 絞り羽根:11枚(円形絞り)
  • 最短撮影距離:38.5cm
  • 最大撮影倍率:1:16
  • フィルター径:リア
  • 手ぶれ補正:-
  • テレコン:-
  • コーティング:SMC・撥水防汚
  • サイズ:104mm×157.9mm
  • 重量:1360g
  • 防塵防滴:対応
  • AF:HLA
  • その他:
    ・絞りリング
    ・MFLスイッチ
    ・ヒーターホルダー
    ・リアフィルターホルダー
  • 付属品:ケース、カバーレンズキャップ LC1040-01、リアキャップ LCR II、三脚ソケット TS-141、プロテクトカバー PT-51、ガイドプレート GP-21、ショルダーストラップ

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