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シグマ40mm F1.4 DG HSM ほぼ完璧なパフォーマンスの個性的なレンズ【海外の評価】

CAMELA LABSがシグマの交換レンズ「40mm F1.4 DG HSM」のレビューを掲載しています。

高性能で個性的な大口径単焦点レンズ

  • このレンズは35mmと50mmの間に位置するレンズだが、画角を考えるとまだ「標準レンズ」と言うべきレンズだろう。撮影されたイメージは自然な視野角に近く、没入感の高い遠近感を生み出すことができるはずだ。
  • オートフォーカスは同じ構図で40枚撮影してもピントは外れない精度の高さを持っている。
  • 無限遠から近接までピントを移動させるとフォーカスブリージングで5%ほど変化がある。(35mm F1.4 ZAやBatis 40mm F2は6%だが駆動音は小さい)
  • Nikon Z 7と組み合わせると、無限遠から0.55mまで約0.7秒で合焦する。これはとても高速だ。ただし、α7R IIと35mm F1.4 ZA(0.5秒)やBatis 40mm F2(0.3秒)のほうがより高速である。
  • フォーカスリングの幅は40mmと握りやすいが少し硬く、簡単に操作が出来ない。
  • 軸上色収差の補正は非常に優れている。絞り開放でも色づきが少なく、実写で色づきが目に付くことは無い。35mm F1.4 ZAはこの点でかなり目立ち、Batis 40mm F2は同様にとても抑えられている。
  • いくらかフォーカスシフトが見られる。
  • シャープネスはF1.4でもイメージセンサー全域でとても良好なパフォーマンスだ。像面湾曲は無く、中央から四隅までどこを切り取っても同じような解像性能を発揮する。ソニー35mm F1.4 ZAは中央こそシャープだが、四隅はどろどろに溶けている。シグマ35mm F1.4 Artも四隅は良好だが、APS-C領域で非点収差に苦しんでいるのが分る。
  • Batis 40mm F2との比較では、Batisが中央と四隅で健闘しているもののAPS-C領域は劣っている。35mm F1.4 ZAはF2まで絞っても四隅が甘い。
  • F11で回折の影響を受けるまでシャープネスの性能に変化は無い。
  • 無限遠側のテストでも、やはりフレーム全域でとてもシャープなレンズだが中央領域で多少グレアによるコントラスト低下が僅かに見られる。
  • 絞り開放でもコマ収差はほとんど発生しない非常に優れたパフォーマンスだ。Batis 40mmや35mm F1.4 ZAはそれほど良好に補正されていない。
  • 玉ボケは非球面レンズの影響がなく、軸上色収差による色づきがほとんど無い。BatisやZAと比べて最も滑らかなボケだ。小ボケ領域も滑らかでクリーミー、最高のボケ味である。
  • 逆光でもフレアやゴーストは発生しにくい。

高性能の大口径単焦点レンズだ。私のテストではほぼ完璧なパフォーマンスであり、Artシリーズの中でもトップクラスの一本となる。ボケは心地よい描写で逆光耐性に優れている。唯一の弱点はF1.4からF2に絞った時のフォーカスシフトくらいだろう。

とのこと。

各所で絶賛されている単焦点レンズですが、CAMELA LABSでも同様に高い評価となった模様。絞り開放から四隅までシャープ、そしてコマ収差がかなり抑えられているので夜景や星景写真で重宝するレンズとなりそうです。

40mmとしては他に類を見ない巨大で重いレンズとなってしまいましたが、このパフォーマンスを考えると甘んじて受け入れることが出来そうです。価格はここ最近のArtレンズと変わらないので、コストパフォーマンスはとても良好と言えるでしょう。

40mm F1.4 DG HSMのレビュー・作例を集めているページはコチラ

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