7artisans カメラ レンズ 海外の評価

7Artisans AF 50mm F1.8 追従AFは要改善だがコスパ良好の光学性能

Dustin Abbottが「7Artisans AF 50mm F1.8」のレビューを公開。レンズサイズが大きく、連写時の追従AFは要改善と指摘しつつ、光学性能は同価格帯のレンズよりも優れていると評価しています。

Dustin Abbott:7Artisans AF 50mm F1.8 Review

  • 価格:228米ドルでFE 50mm F1.8よりも少し高い。
  • 外観:見栄えの良いデザイン。62mmの珍しいフィルター径。
  • 構造:金属製の外装。フードはプラスチック製で本体と質感が一致しない。ファームウェア更新用のUSB-Cポート。防塵防滴には非対応。
  • 携帯性:50mm F1.4 GMよりも少し長い。421gと重い。
  • 操作性:AF/MFスイッチは歓迎だが少し緩い。絞りリングを搭載しているが、「F1.8からF2.0の間に3目盛り」「A位置とF16の間に3目盛り」と表示がおかしい。
  • AF:詳細は不明だがリードスクリュータイプのステッピングモーターと思われる。静かで滑らかに動作。AF速度は屋内で平凡、明るい環境で向上する。連写時の精度が良くない。
  • MF:金属製フォーカスリングはしっかりとした抵抗できちんと動作。非常に正確。ストロークが2回転と長い。フォーカスブリージングは比較的目立たない。
  • マクロ:最短撮影距離が0.5m、撮影倍率が0.12倍。FE 50mm F1.8に及ばない。
  • 手ぶれ補正
  • 解像性能:全体的に一貫した性能。隅は50mm F2 DG DNと互角。F4で顕著に改善。F5.6でピーク。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:F4まで絞っても円形を維持。高価なレンズほどではないが、FE 50mm F1.8やVILTROXよりも良好。
  • 軸上色収差:高コントラストで色づきが発生する。
  • 倍率色収差:軸上色収差と比べると穏やか。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:わずかな糸巻き型。
  • 周辺減光:問題とならない程度。レンズサイズが功を奏している。
  • コマ収差:良好な補正状態だが色づきがある。
  • 逆光耐性:このレンズにおける弱点の一つ。
  • 光条:絞ると綺麗な描写。
  • 作例集
  • 総評:AFは要改善だが価格を考慮すると光学的にとても強力なレンズ。
  • 競合について:50mm F2 DG DNは中央がよりシャープだが隅に向って互角。
  • 備考

とのこと。
国内でも3万円台で入手できる、手ごろな価格の50mm F1.8レンズですね。このクラスにはVILTROXやYONGNUOなどの競合製品が存在するものの、比較して価格が安く、MTFを見る限りでは良好な光学性能を備えているようです。ただし、レンズサイズが大きいので収納性や携帯性は見劣りすると感じるかもしれません。

Dustin Abbottのレビューによると、中央から隅まで一貫性の高い解像性能や、周辺減光の影響が良く抑えられているとのこと。大きめの50mm F1.8であることが功を奏しているのでしょうか。その一方、軸上色収差が少し目立つ点や逆光時のフレアが発生しやすいと指摘しています。

またAF-C性能がイマイチで、連写時に追従しきれていないと言及。Sony Alpha Blogではファームウェアアップデートで改善したと言及しているので、Dustin Abbottの個体はファームウェアが古かったのかもしれません。このあたりは他のレビューサイトも確認しておいたほうが良さそうです。

7Artisans AF 50mm F1.8 最新情報まとめ

レンズの仕様

  • 発売日:2023年12月
  • 初値:228.00ドル
  • マウント:Sony E
  • フォーマット:フルサイズ
  • 焦点距離:50mm
  • レンズ構成:9群11枚
  • 開放絞り:F1.8
  • 最小絞り:F16
  • 絞り羽根:11枚
  • 最短撮影距離:0.5m
  • 最大撮影倍率:不明
  • フィルター径:62mm
  • 手ぶれ補正:-
  • テレコン:-
  • コーティング:不明
  • サイズ:72×100mm
  • 重量:420g
  • 防塵防滴:-
  • AF:ステッピングモーター
  • その他:
  • 付属品:USB-Cポート

関連レンズ

関連記事

-7artisans, カメラ, レンズ, 海外の評価
-,