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AF-S NIKKOR 180-400mm F4E TC1.4は地球上で最も過酷な環境でも動作する【海外の評価】

Dpreviewがニコンの交換レンズ「AF-S NIKKOR 180-400mm F4E TC1.4 FL ED VR」を使った野生動物写真家のレビューを掲載しています。

理想のレンズ

  • 今年に入って、私はニコンヨーロッパの支援を受けて北極点近く、地球上で最も厳しい環境でこのレンズをテストしてきた。
  • 4月上旬の-20℃で素晴らしく暗い環境と、4月末の白夜で高いコントラストな環境の遠征でこのレンズを使用した。
  • 野生動物写真のプロフェッショナルとして、可能な限りシャープでしっかりと動作する機材を頼りにしなければならない。
  • 氷点下の過酷な環境で酷使したが(すまないニコン!)、故障せず完全に動作しとてもシャープな結果を生み出した。
  • このレンズは以前と比べて減量しており、手持ち撮影がグッと楽になっている。
  • 個人的な意見としては少しフロントヘビーだが、レンズは堅牢でバランスは良好と感じる。
  • 私がとても愛した200-400mmよりも軽く、ましてや300mm F2.8よりも軽いのだ。
  • 幅広いズームリングとフォーカスリング、そしてテレコンバージョンレンズは氷点下の中において厚手のグローブで簡単に操作できる。
  • 撮影期間中、スノーモービルで数百キロ輸送する際に雪と風を浴びていたが何の問題も無かった。
  • ズームリングの端から端までの回転角は90°と小さく、200-500mmと比べて遥かに素早く操作できる。
  • 180-400mmのズームレンジは撮影者が比較的接近しても警戒しない中?大型の哺乳類に使えるが、ホッキョクグマのような捕食動物の素晴らしい写真を撮るには不十分な撮影距離だ。このような場合、×1.4テレコンバージョンレンズでF値を1段犠牲にして250-550mm F5.6のレンズに変化させて対応する。
  • オートフォーカス速度は期待通り電光石火である。古い200-400mmや600mm F4より早く感じる。オートフォーカスの迷いは感じられなかった。
  • F4の画質は本当にグレートだ。実用的と言う訳では無く、ズームレンジ全域で本当にシャープなのである。Nikon D850の解像性能を限界まで引き出している。
  • フレアやゴースト、目立つ色収差を見ることは無かった。
  • 手振れ補正はおよそ4.5段分の補正効果を得ることが出来た。私の手持ち撮影で大いに役立った。
  • 非常に高価だが、それだけの価値があるレンズだ。光学性能と操作性の両面で多くの長所を持つ夢のようなレンズである。
  • より安価で手に入れやすい選択肢は20-500mm F5.6だ。これはほんの1500ドルで手に入る。180-400mm F4を手にれるお金があれば、このレンズを8本は買えるだろう。

NIKKOR 180-400mm F4は理想的なレンズだが、理想は安くない。

予算が無ければ200-500mm F5.6は魅力的な選択肢だが、180-400mmのスピードやシャープネス、柔軟性に匹敵するものでは無い。明るさ(F4)や高速フォーカス、良好なシャープネス、良好な操作性、そして指先一つで550mmを使うことができる点から、私は迷わず180-400mmを選ぶ。

とのこと。

さすが、プログレードのレンズだけあって極地でも問題無く動作するようですね。値札を許容できるのであれば期待に応えるレンズで間違いないようです。

個人的に興味深かったのはどちらかと言えば使用機材のNikon D850。極地と言えばD5のイメージでしたが、やはり「野生動物との距離感」を意識するとトリミング耐性の高い4600万画素のD850が選択肢となるのでしょうか?

レンズが-20℃で動作したと言うことは、Nikon D850もー20℃で動作したと言うことですな!

そういえば品薄が続くD850の在庫はどんなもんでしょう?ということで久しぶりに漁ってみると…。

中古ボディがそこそこ在庫となっていますが、新品を大手専門店で買おうとすると未だ納期1か月かかる模様。

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参考

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