Digital Camera Worldがニコン「AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G」のレビューを公開。F1.8における周辺の解像性能を指摘しつつ、絞ると非常に良好で諸収差の補正状態も良好と評価しています。
Digital Camera World：Nikon AF-S 50mm f/1.8G review
（基本的なスペックなどの紹介は割愛しています）
外観・構造：
- EDガラスは使用していないものの、非球面レンズを1枚使用した7枚構成の光学設計だ。
- 金属製のレンズマウントは防塵防滴構造だ。
携帯性：
- 記載なし。
操作性：
- 記載なし。
フォーカス：
- M/Aに対応したリングタイプのSWMを使用している。
- 平凡なフォーカス速度だ。
手ぶれ補正：
- 記載なし。
解像性能：
- F1.8でフレーム端や隅がソフトなことを除けば全体的にとても良好な画質だ。
- 中央はF2.8で向上する。
- フレーム端や隅はF4で改善する。
- 全体的にF5.6~F11でとても良好だ。
像面湾曲：
- 記載なし。
ボケ：
- 7枚円形絞りを採用しているが、絞ると丸みを帯びていない。
色収差：
- 色収差は自動補正がオフでもほとんど無い。
球面収差：
- 記載なし。
歪曲収差：
- 樽型の歪曲収差が少し残っている。
- 大部分のシチュエーションで目立つことは無いだろう。
周辺減光：
- 記載なし。
コマ収差：
- 記載なし。
逆光耐性：
- スーパーイングレーテッドコーティングが施されている。
（訳注：ニコン独自の多層膜コーティングです）総評
小型・軽量・安価なレンズで、ポートレートや静物撮影に適している。50mmの焦点距離はFXでもDXでも使いやすい。低価格ながら、リング型SWMを搭載し、高画質でオールラウンドな撮影が可能だ。
- 長所：
・リング型SWM
・防塵防滴
・手ごろな価格- 短所：
・F1.8のシャープネス
・絞りの円形形状が不十分
とのこと。
2011年に登場した一眼レフ用の標準単焦点。手ごろな価格ながら光学性能の評判が良く、現在でも新品・中古どちらも入手しやすいレンズですね。一眼レフで使えるうえにアダプター経由でミラーレス（Zシステム）に装着することも可能。サイズや価格を考慮するとミラーレスなら「NIKKOR Z 40mm f/2」を買うべきかもしれませんが、一眼レフでも使いたいのであれば50mm F1.8Gが面白い選択肢となりそうです。時間があればZ 7と組み合わせて遊んでみたい一本。
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