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ソニー「E 16-55mm F2.8 G」はフレーム全域で均質かつ高解像なレンズ

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Lesnumeriquesがソニー「E 16-55mm F2.8 G」のレビューを掲載。広角端の歪曲や玉ボケの描写を指摘しつつ、均質的で高解像な解像性能やビルドクオリティ、AFを高く評価しています。

汎用性の高いコンパクトな大口径ズーム

Lesnumeriques:Test Sony E 16-55mm F2.8 G : un zoom polyvalent de qualité pour boîtiers APS-C

  • レンズの紹介
    ・APS-Cミラーレス用に追加された2本のGレンズのうちの一つだ。
    ・ソニーAPS-C Eマウントには、これまでのところF4ズームは存在するが、F2.8ズームレンズはこのレンズ以外に存在しない。
  • ビルドクオリティ
    ・ビルドクオリティは申し分ない。
    ・外装には高級感があり、各継ぎ目は防塵防滴仕様となっている。
    ・光学手ぶれ補正を搭載していない。α6600ではボディ側の手ぶれ補正を利用可能だが、他のAPS-Cカメラでは手ぶれ補正を利用することが出来ない。
  • 携帯性
    ・F2.8ズームと考えると比較的コンパクトだ。
    ・縮長10cm、ズームレンズを伸ばしても15cmほどだ。
    ・重量は500g弱だ。α6400やα6600のような小さなミラーレスに装着しても違和感が無い。
  • 操作性
    ・ズームリングとフォーカスリング、そしてAF/MFスイッチとAFLボタンを備えている。
  • オートフォーカス
    ・非常に効果的で静かに動作する。
  • マニュアルフォーカス
    ・記載なし
  • 手ぶれ補正
    ・記載なし
  • 解像性能
    ・非常に強力なパフォーマンスを発揮する。
    ・16mmは絞り開放から良好な画質を得ることが可能だ。
    ・全ての焦点距離でF4でピークの性能を得ることが出来る。
    ・55mmでベストの結果を得ることができ、35mmで最も弱くなる。
    ・非常に均質な描写だが、55mmで中央と四隅に差が生じる。
    ・回折の影響が強いF16やF22は避けたほうが良い。
  • 像面湾曲
    ・記載なし
  • ボケ
    ・玉ボケは中央でも完全に丸く無いのは残念だ。
    ・周囲の玉ボケは少し変形しているのが分かる。
    ・玉ボケは滑らかな描写ではなく、表面が不自然な描写だ。
  • 色収差
    ・色収差は非常に優れた補正状態だ。焦点距離に関係なく大部分が補正されている。
  • 球面収差
    ・記載なし
  • 歪曲収差
    ・16mmの樽型歪曲が顕著だ。
    ・35mmで歪曲収差が小さくなるものの、55mmで再び歪曲が大きくなる。
  • 周辺減光
    ・16mmで最も目立つ減光が発生する。
  • コマ収差
    ・記載なし
  • 逆光耐性
    ・記載なし

総評

堅実なパフォーマンスと良好なシャープネスを備えた小型で明るいズームレンズだ。問題は広角の歪曲収差とボケ描写だけだ。それを除けば汎用性の高いコンパクトなレンズである。

長所:開放F値がF2.8固定・均質な描写・良好な仕上がり・コンパクト・防塵防滴・応答性が高く静かなAF

短所:広角単で顕著な歪曲収差・手ぶれ補正非搭載・ボケが完璧ではない

とのこと。
歪曲収差や玉ボケの形状など、マイナスポイントもありますが最終的には5点満点の高い評価となった模様。特に均質で高水準なシャープネスや高度の色収差補正がプラスに働いているようです。

Lesnumeriquesに掲載されている作例は多くありませんが、既にFlickrにはレンズ専用のグループページで100を超えるユーザー投稿が公開されています。レンズの解像性能やボケ描写が気になる人は一度確認しておくと良いかもしれません。

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