DxOMarkがキヤノンのフルサイズミラーレス「EOS R」のセンサースコアを公開しています。
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EOS Rセンサースコア
総合 色深度 DR 低照度ISO EOS R 89 24.5 13.5 2742 EOS 5D Mark IV 91 24.8 13.6 2995 Z 7 99 26.3 14.6 2668 Z 6 95 25.3 14.3 3299 D850 100 26.4 14.6 2660 α7R III 100 26.0 14.7 3523 D810 97 25.7 14.8 2853 K-1 96 25.4 14.6 3280 α7 III 96 25.0 14.7 3730 D600 94 25.1 14.2 2980
- 総合スコアは89点だ。これは小型センサーから中判センサーまでのカメラにおける29位となるスコアである。
- 主な強みはISO2742の低照度ISOだ。全体で27位、キヤノンカメラとしては5位にランクインする。
- 色深度とダイナミックレンジはクラス最高スコアと比べて幾分か劣っているものの、キヤノンセンサーとしては良好だ。特にデュアルピクセルAFを組み込まれていることを考慮すると古いキヤノンセンサーよりも優れたパフォーマンスと言えるだろう。
- イメージセンサーはEOS 5D Mark IVと似ており、これはセンサースコアにも反映されている。低照度ISOの差は0.13EV未満、色深度の差は僅か0.3Bit、ダイナミックレンジはISO100で0.1EV未満の差だ。
- 色深度は裏面照射型センサーのα7 IIIやZ 6がクラスをリードしており、対照的にEOS Rの弱みとなっている。ただし、ISO25600以上ではZ 6と同程度だ。
- ISO 100で13.5EVと優れたダイナミックレンジだが、Z 6とα7 IIIはさらに良好で約1EVの差がある。ISO400以降でも0.4EVの差があるものの、これは無視できるだろう。ただし、RAW現像で露出ミスを回復する時に大きく差が出るかもしれない。
- 低照度ISOは低感度時に差が少しあるものの、高感度となるにつれ差が無くなる。カメラ出力JPEGでは区別できない程度の差だろう。
EOS 5D Mark IVに近いセンサースコアと言うことは驚くことではない。僅かに違いがあるのはEOS RのAFフレーム数増加が起因しているのだろう。
Z 6やα7 IIIと同程度の低ノイズでは無いが、キヤノンセンサーとしては最高となる1モデルだ。EOS-1D X Mark IIと非常によく似ている。
新システムを提案するにあたり、キヤノンは持てる最高のセンサーを搭載したカメラを非常に面白いレンズと共に用意した。これはキヤノンが真剣にミラーレスに取り組んでいるサインと見て良いだろう。
とのこと。
特に驚きはなく、予想通りと言う人も多いかもしれませんね。実際にEOS Rを使っている身としては十分なダイナミックレンジと低照度ISO性能と言ったところでしょうか。Z 7のような高解像センサーでも、α7 IIIのような高感度ISO性能でもありませんが、必要十分なパフォーマンスは持ち合わせていると感じます。
デュアルピクセルCMOS AFはアダプター経由のEFレンズと親和性がとても高いと感じています。他社と比べて抜群のセンサー性能ではありませんが、極めて安定したパフォーマンスのセンサーでは無いでしょうか。
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