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「FUJIFILM X-A7」は富士フイルム初の優れたエントリーミラーレス【海外の評価】

DPReviewが正式発表されたばかりの富士フイルム製ミラーレスカメラ「X-A7」プリプロダクションモデルのファーストインプレッションを公開しています。

  • 2018年上旬に富士フイルムがX-A5を発表した時は、本当に魅力的なエントリーミラーレスが登場したかのように見えた。少なくともスペック上では、実績のある2400万画素APS-Cセンサーに像面位相差AF、チルト式タッチパネルモニタ、4K動画、マイク端子、優れたバッテリーライフのカメラだ。
  • しかし残念ながら、X-A5は画質以外とてもお粗末なカメラであることが分かった。レスポンスがとても遅く、オートフォーカスは信頼するに値しないパフォーマンスだ。4K動画は撮影可能だが、15fpsであり、実質的に静止画切り出し用に過ぎない。富士フイルムはX-T3のような優れたカメラを作ることができるメーカーだけに非常に残念だった。
  • 新しいX-A7は遥かにスピーディで、よりしっかりとしたAFシステム、バリアングルモニタ、AFジョイスティック、USB-C端子、全画素読出しの4K動画を備えている。さらにレンズ付きで700ドル未満だ。おまけにミントグリーンのカラーバリエーションもある。(訳注:日本では存在しないカラバリです)
  • 最初に注目したのは276万ドットの3.5インチディスプレイだ。低価格帯のカメラの中では最高の仕様だ。アスペクト比は16:9なので、3:2の静止画ではモニタを最大限活かすことが出来ない。しかし、動画撮影ならば、マイク端子や全画素読出しの4Kと合わせて魅力的なカメラとなるだろう。
  • 大型液晶モニタを搭載するにあたり、背面レイアウトは一新された。4方向ボタンは8方向AFジョイスティックに置き換えられている。これは小さいながらも機能的な操作が可能だ。
  • Q.menuへアクセスするためにはディスプレイを2回タップする必要がある。不思議な事に、カスタムボタンにQ.menuを割り当てることが出来ない。
  • 従来のような上方向のサブコマンドダイヤルは無くなった。その代わりにトッププレートに新しくダイヤルが配置されている。
  • 電源スイッチは誤操作の多かったレバー式から独立してボタン式となった。
  • X-A7のレスポンスはX-A5と比べて優位性があるのは明らかだ。
  • 連写性能は依然として6コマ秒、4?5枚までである。
  • フィルムシュミレーションモードには現在のモードと他のモードを比較して確認できる機能がある。特に期待していた機能では無かったが、これが他のカメラにも実装されると良さそうだ。
  • カメラを1日触っただけなので、AFや画質に言及するのは時期尚早である。プロダクションモデルを入手し次第テストする予定だ。

残念なXAシリーズが続いたものの、富士フイルムは顧客の意見に耳を傾け期待を上回るカメラをリリースした。特にオートフォーカスはX-A5よりも優れている。キヤノンやオリンパス、ソニーの競合カメラとどのように戦っていくのか分からないが、ファーストインプレッションとしては間違いなく感銘を受けたカメラである。

DPReview:The X-A7 is Fujifilm's first good entry-level mirrorless ILC

とのこと。

X-A5はスペックの割に動作がモッサリして、オートフォーカスもやや不評なレビューが目に付いた2018年のエントリーミラーレスでした。その前モデルと比べると、かなり評価の高い1台となったようです。特にタッチ操作で重要なカメラのレスポンスで特に指摘が無いのは良い兆候のように感じます。実際に実機を触ってみないとなんとも言えませが、個人的には期待している1台。

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