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FUJIFILM GFX100 IIは価格設定に問題なければ買わない理由がない

PCmagが富士フイルム「FUJIFILM GFX100 II」のレビューを公開。基本的な画質や手振れ補正はGFX100Sと似ているとしつつ、AFは同クラス最高、ファインダーなども高性能と高く評価しています。価格設定に問題なければ買わない理由がないとのこと。

PCmag:Fujifilm GFX100 II Review

  • 外観:グリップ一体型ではない。縦位置グリップは別売り。
  • 質感:マグネシウム合金ボディ。防塵防滴。
  • バッテリー:NP-W235を使用。X2Dよりも長持ち。
  • インターフェース:CFe Type Bに対応。SSDにも収録が可能。
  • 携帯性:フルサイズよりも一回り大きい。
  • グリップ:快適に握ることができる形状。望遠レンズ装着時は少し浅く感じた。
  • 操作性:PASMダイヤルを搭載した一般的なデザイン。
  • 手ぶれ補正:5軸手振れ補正。1/2秒で良好な結果が得られた。
  • ファインダー:素晴らしい性能。120~240fpsの高レートにも対応している。キヤノンのOVFモードに似た機能があるものの、色域が狭いので見事とは言えない。
  • モニター:右肩の大きなサブモニタはクリアで見やすい。隣接する3連ボタンに割り当てられた機能の表示が可能。メインモニターは3Wayチルト式で240万ドットとクラス最高の解像度。
  • メニュー:静止画と動画で分離している。メインメニューはタッチ操作に非対応。
  • フォーカス:同クラスでは最も高性能。被写体検出に対応。
  • 連写性能:8fpsは12bit RAWになる。14bit RAWでは5fps。シングルショットでは16fpsになる。CFe使用でバッファクリアが高速。X2Dのようにフラッシュの全速同調には非対応だが1/4000秒の高速シャッターが可能。
  • 解像性能:102MPの見事な性能で16bitの豊富な色情報だがRAWのファイルサイズが大きい。
  • 高感度ISO:3200までノイズレス。6400-12800でノイズが目立つようになる。25600-102400で画質が損なわれる。画質に関してGFX100Sと大きな違いはない。
  • ダイナミックレンジ:記載なし。
  • ホワイトバランス:記載なし。
  • JPEGなど:HEIF形式に対応。Reala Aceを使用可能。
  • 動画:静止画ほどではないが非常に高性能。見事な機能だが8Kは大幅にクロップされ、ローリングシャッターが目立つ。全幅4Kはローリングシャッターが抑えられているがピクセルビニングによりディテールが低め。理想的ではないが、多目的に使うことが出来る。APS-Cやフルサイズのほうが適している。
  • 作例集:リサイズのみ。
  • 総評:GFX100Sと比べて高性能なAFやファインダーなどいくつかのアップグレードが施されている。価格設定に問題なければGFX100 IIを買わない理由はないが手ごろな価格のGFX100Sも捨てきれない。

とのこと。
44×33mmセンサーカメラとしては珍しく、被写体検出に対応し、像面位相差AFで8.0コマ秒の高速連写が可能な最新のGFXシステムカメラですね。最新のX Processor 5と1億画素センサーを搭載しており、HEIF出力や高速バッファクリアが可能なCFexpressメモリーカードに対応。さらに新フィルムシミュレーション「REALA ACE」など見どころの多いカメラ。エルゴノミクスは従来のレイアウトからGFX100S寄りとなり、独自性の強かったGFX100と比べて他社から移行するユーザーでも使いやすくなっています。

PCmagのレビューでは、操作性・画質・その他の性能などを全体的に高く評価。販売価格はGFXシリーズのハイエンドと言うこともあり非常に高価ですが、1億画素の高解像と高度なAFが必要な人にとって貴重な選択肢となりそうです。動画機能は充実しているものの、GFXにこだわりが無ければフルサイズやAPS-Cのシステムがより使いやすい模様。

FUJIFILM GFX100 II 最新情報まとめ

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